早期発見・早期対策!発達性協調運動障害の治療

近年注目を集めている発達性協調運動障害という病気があります。
これは日常生活において必要な動作や運動が、一般の人よりも明らかに不器用である場合に当てはまる可能性が高いとされています。
この障害を正しく理解しサポートしていけるように、基本的なことを是非知って欲しいと思います。

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  • 発達性協調運動障害の基本知識

  • 発達性協調運動障害とは、手先を動かして何かを作る・歩く走るなどの基本的な動作にぎこちなさが見える・複数の事象を交えた行動が出来ない…などの症状が見られる病気です。

    最大の特徴として知能や体に異常はないので外見は至って普通なため、一見では障害を持っているということに気が付かれない場合が多いことです。

    また子供の個性と捉えて気が付かないままになってしまうと、「ちょっと変わっている人」「劣等生」「不器用な人」など社会に出た時に本人が一番当惑してしまうのです。

    そうすると今度はコミュニケーション能力や自己認定能力にまで影響が出て来てしまう可能性もありますので、そうした悪循環を生み出さないためにも早期発見と早期対策が必要になってくるのです。

  • ★昔は見過ごされたかもしれない、新しい病気です★

     

    運動が出来ない・靴ひもが結べない…発達性協調運動障害という病気が認識される前は「そんな人もいるんだね~」くらいで済まされていたことかもしれません。

    「大袈裟な病名まで付けて、障害だなんて」と実は私も思っていました。
    障害と付けることによって、その本人や親御さんはどのように思うのだろう…色んな能力の子がいても良いのではないか…そんな風に考えたからです。

    しかし、発達性協調運動障害という病気を調べてから考えが変わりました。
    この病気で悩んでいらっしゃる方はふざけている訳でも怠けている訳でもなく、やりたくても出来ないで苦しんでいるということが理解できたからです。

    私達は障害というと、身構えてしまう傾向にあると思います。
    しかし、障害とは呼んで字のごとく何かの妨げになること…生きていく上で悩みが出てくることと何ら変わりがないのではないかと思えるようになりました。

    悩んでいる人がいれば自分に出来ることがあれば手を差し伸べる、温かく見守る…そんな至って普通のスタンスで捉えていけたら良いのではないでしょうか。

  • 発達性協調運動障害の治療法

  • 症状や年齢によっても治療法は異なりますが、基本的には協調運動を繰り返すことで脳や運動神経を刺激して習得していくという訓練が行われます。

    早く発見できれば刺激していくことで新しいことが出来るようになるという可能性も開けてきますので、早期発見・早期治療はとても大切なことです。

    また、赤ちゃんや幼児期の場合は楽しみの中に訓練を取り入れることによって伸びていくことが多いようです。
    本人が嫌がる時に無理やりさせるのは逆効果です。
    親も子も楽しみながら一緒に体を動かすことが一番の治療になります。

  • ★効果的な運動★

     

    発達性協調運動障害の子供に行われている、リハビリ運動をお教えしたいと思います。
    リハビリ目的でなくても小さな子供の成長に必要な動きになりますので、ご家族みなさんでやってみてください。

    ①片足上げキープ・片足跳び…通常5歳児10~12秒・6歳児13~16秒キープが目安です。
    最初は得意な足で練習していきましょう。
    段々とキープ出来るようになったら、反対の足でも少しずつ訓練していきます。
    ★この訓練では、バランス感覚を養っていきます。

    ②カードと同じポーズをとるゲーム…カードに書かれているポーズと同じ姿勢をするゲームです。
    ご家庭ではご両親がポーズをとって問題を出しても楽しいかと思います。
    ★この訓練では、自分の体の位置や動かし方を認識させ、ポーズをすることで空間把握の能力も養います。

    ③ボールキック…足を大きく振ってボールを蹴る訓練です。
    ボールを蹴るためには、強さ・ボールまでの距離・足を振るという動作をまとめて行う必要があります。
    ★この訓練では、複数の動作をまとめて行う=協調運動を鍛えていきます。

  • 試しに3歳になる息子と一緒に試してみましたが、面白いようで楽しんでやっていました。
    発達性協調運動障害の方の訓練としてはもちろん、お子様の運動能力を高める遊びとしても是非取り入れてみてはいかがでしょうか。