肺腫瘍の手術ができる場合とできない場合について

肺腫瘍の手術は、治療法として必ず行われる訳ではないようです。
どんな時に手術が行われ、どんな時に手術以外の治療が行われるのでしょうか?

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  • 良性の肺腫瘍の手術

  • 良性腫瘍の治療法は原則的に手術です。ただし、手術をするのは、周囲圧迫のために呼吸機能が低下したり、特定の場所に肺炎が繰り返し生じる場合などです。
    出典 :肺の良性腫瘍|一般社団法人日本呼吸器学会
     

    良性の腫瘍の場合は、何らかの障害が出た時にだけ手術を行います。
    生活に支障がなく、悪化が見られない場合には経過観察をします。

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    たとえ良性の腫瘍でも、生活に支障が出る場合もあるようです。

  • 特に注意することはありませんが、増大してこないか、かかりつけ医を持って、定期的に検査してもらいましょう。手術後は、胸痛が続くことがありますが、殆どは再発ではなく、手術時の傷が神経を刺激するためといわれています。
    出典 :肺の良性腫瘍|一般社団法人日本呼吸器学会
     

    良性の肺腫瘍の手術後は、以前と特に変わりない生活が送れます。

  • 悪性の肺腫瘍の手術

  • 治療方法は大きく外科療法・放射線療法・薬物療法とがあります。
    外科療法・放射線療法は「局所療法」と呼ばれ治療を行った部分にだけ効果が期待でき、
    薬物療法では「全身療法」としての効果が期待されます。
    出典 :肺腫瘍になったら 〜癌治療・がん保険・ガン検診〜
     

    手術は、このうちの外科療法に当てはまります。

  • 肺がんの治療法は、細胞型と進行度で決められます。細胞型というのは、前述の小細胞肺がんか非小細胞肺がんかということです。
    出典 :肺腫瘍、肺がん| 呼吸器の病気 - Yahoo!ヘルスケア
  • 小細胞肺がんの治療
    悪性度の高い小細胞肺がんの進行度は、がんが片方の胸部だけに限られている限局型と、それを越えて進んでいる進展型に分けられます。
    出典 :肺腫瘍、肺がん| 呼吸器の病気 - Yahoo!ヘルスケア
     

    小細胞肺がんの中でも、限局型と進展型で治療法が異なります。

  • 限局型小細胞肺がんの治療は、放射線療法と、シスプラチン・エトポシドという2つの抗がん薬による化学療法を同時に併用することが標準的になっています。
    出典 :肺腫瘍、肺がん| 呼吸器の病気 - Yahoo!ヘルスケア
     

    放射線と抗がん薬による治療なので、手術は行われません。

  • 進展型では、病気が広がっているために放射線療法は適しておらず、抗がん薬による化学療法が選択されます。
    出典 :肺腫瘍、肺がん| 呼吸器の病気 - Yahoo!ヘルスケア
     

    こちらも抗がん薬による治療なので、手術は行われません。

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    小細胞肺がんの場合は、早期発見以外はほとんど薬による治療と考えて良いでしょう。

  • 非小細胞肺がんの治療
    非小細胞肺がんの治療は、I、II期のいわゆる早期肺がんでは手術(または手術と抗がん薬の併用療法)が、III期の局所進行期がんでは抗がん薬と手術または抗がん薬と放射線の併用療法が、IV期の進行期がんでは抗がん薬が使用されます。
    出典 :肺腫瘍、肺がん| 呼吸器の病気 - Yahoo!ヘルスケア
     

    非小細胞肺がんの場合は、早期であれば手術を行います。

  • I期では60~80%程度、II期では40~50%程度が治ります。III期の一部は手術できることがありますが、治癒の見込みは15~30%程度、手術不能のIII期では、標準的な治療を受けた場合で10~15%程度です。
    出典 :肺腫瘍、肺がん| 呼吸器の病気 - Yahoo!ヘルスケア
     

    治療後の治癒の確率は、このようになっています。

  • ◆患部のみ部分切除
    ◆肺葉切除:右肺の上葉、中葉、下葉、左肺なら上葉、下葉のうちのひとつか2つを切除
    ◆片側の肺すべてを切除
    早期の場合に大変有効な治療法です。
    出典 :肺腫瘍になったら 〜癌治療・がん保険・ガン検診〜
  • このように、肺腫瘍の種類によっても手術ができるかどうかが変わります。
    また、悪性の肺腫瘍の手術は、あくまでも早期の治療法です。