【気になる病気】女性性器結核ってどんな病気?

結核というと=肺結核がすぐに頭に浮かびますが、実は結核は肺だけではなく結核菌自体肺以外にも感染するので肺結核だけではありません。中でも女性器に結核菌が感染するものを【女性性器結核】といい、かくいう私たち女性に切実に関わる【女性性器結核】について調べてみました。

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  • まずは結核ってどんなんでしょう?

  • かつて「亡国病」ともいわれた「結核」。昔は不治の病ともいわれ、映画や小説では描かれるときは病弱な登場人物が「肺病」として亡くなったものです。たいがい主人公の憧れのマドンナだったりするんですよね。それはさておき、現代では随分減ったといわれていますが、それでも年間2万3,000人以上の新しい患者が発生し、年間で2,000人以上の人が命を落としている大変な病気-感染症-なのです。

  • JOY

     

    2011年に肺結核に感染したとのことで話題になってましたね。

  • ハリセンボン・はるか

     

    ハリセンボンのはるかさんも肺結核を患って入院していました

  • なかでも女性性器結核ってどんな病気?

  • 女性性器結核とは

     

    結核菌というのははどこにでも血流にのって感染しますので簡単にいえば結核菌が女性性器に感染して起こる感染症。原因菌である結核菌は、正式名称をマイコバクテリウム・ツベルクローシスといい(なんだか舌を咬みそうですが)、抗酸性の細菌です。この菌は困ったことに、酸やアルカリ、アルコールに強い上に乾燥にも強くさらに空気感染も引き起こすこわぁ~ぃ感染症です。

  •  

    まずはじめに、肺結核なら多くの方も効いた事が有るかも知れませんが、この聞き慣れない性器結核とはどのような疾患なのでしょうか?多くは女性に発生し、結核菌自体が女性の卵管、子宮内膜、卵巣、さらには膣壁にまで入り込んで巣を作る事により発症します。組織に入り込んだ結核菌は当然のごとく、血管を介して血液と一緒に周辺の部位に蔓延する事も十分考えられます。ですから、一度体内に入ってしまった菌は容易に退治出来ないのが現状です。また、尿路を介してそれら周辺部位に影響をもたらす場合も確認されており、エイズのように、男性と性交渉を行った際に、その男性が結核菌を持っている場合は、女性の膣を通じて感染することも事実です。

  • 一番怖いのは赤ちゃんが産めなくなる原因に??

  • 女性性器結核は、粟粒結核を作り、滲出性病変(つまり汁が出る)と増殖性病変(つまり増える)とを形成しながら、周りの組織と癒着していきます。なので、卵管の狭窄(狭まっちゃうってこと)や癒着が起こり、卵管に腫瘤(こぶ)やつよい癒着ができます。また、子宮内膜に炎症がおこると、受精卵や卵子の着床を妨げることがあります。そのことによって不妊症や月経異常、不正出血、下腹部痛、腹部の膨満感、腰痛などの症状がみられることがあります。怖いですよね。

  • 気をつけなければいけないのは、万が一パートナーが結核菌を持っていたとき男性の性器結核者から膣口を通して直接的に感染したりします。逆もまたしかり。いわゆる《ピンポン感染》といわれるやつですね。

  • 女性性器結核は、ほとんどが自覚症状がありませんが、不妊症の原因でもありますので不妊症の検査を受けて発見されることも。しかし、結核が減少している近年では、結核に罹り二次的に発症する女性性器結核の頻度は低下しています。

  • 性器結核は女性だけのものではありません。

  • もちろん男性も性器結核にかかる場合があります。男性の場合、男性器(睾丸や精管)が結核にかかっていても自覚症状を感じたときにはかなり進行していると考えられます。生殖器のどこかが結核にかかっていると《尿路結核》が併発している事が多いので、不妊症とは直接関係のない検査で見つかることもあります。

  • 治療にのぞむ際の注意点

  • 性器結核自体、自覚症状があまり表れないため、結核菌が発見されて投薬治療が始まっても、薬を飲むのを忘れてしまったり自己判断でやめてしまっちゃう人もいますが、注意しなきゃいけないのは結核菌は中途半端な薬の使用で薬に対する耐性ができてしまうこともあります。そうするとより強力な【耐性結核菌】になって薬が効かない菌に変化も。服用の必要がなくなるまでちゃんと薬を飲んで検査を受けましょう。