不妊改善に効果的な漢方

即効性はないかもしれないけれど、体の中から少しずつ妊娠しやすい体に変えていってくれるのが漢方薬です。副作用も少なく、自然由来のものというところもうれしいですね。

  • lotta 更新日:2014/03/26

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  • 不妊改善への漢方薬の主な作用と目標は?

  • 漢方で不妊改善に取り組むことは、単に不妊の克服だけでなく、健やかに過ごすための身体づくりに繋がります。
    出典 :生殖機能を高めるには | 漢方で不妊解消 | 不妊を漢方で解消!妊娠しやすい身体づくりは【漢方でママになる!】
  • 「漢方周期療法」

  • 【月経期用の漢方薬】【卵胞期用の漢方薬】【排卵期用の漢方薬】【黄体期用の漢方薬】 それぞれに漢方薬を飲み分ける「漢方周期療法」が不妊体質改善の最終段階です。
    出典 :不妊・妊娠・子宝のご相談 [漢方・サプリの力で子宝に]
     

    生理各周期《月経期》《卵胞期》《排卵期》《黄体期》それぞれの働きが安定化します (基礎体温上の「低温期」と「高温期」を更に安定化させることが目的です。)

  • 「生理周期ごとの子宮内の働き」について

     

    【月経期】
    「月経期」とは不要な子宮粘膜や古い血液を体外に排出する大掃除の期間です。 この大掃除が十分に行われなければ、新しい良い状態の子宮粘膜は形成されないといわれています。
    「月経期間が短い」や「経血量が少ない」などの状態は、「古い老廃物が残っている」「新しい子宮粘膜が十分に形成されない」という事を示しているといえます。

    【卵胞期】
    「卵胞期」は体温を低い状態にし、無駄なエネルギーを消費せず、エネルギーを高温期に向けて蓄積する期間です。
    月経期で減った血液の量を回復する「充電期間」でもあります。
    ただし、卵胞をすくすくと育てる時期でもありますので、体温が低すぎても良くないといわれています。
    また「低温期体温にバラツキがある」「低温期なのに体温が高い」などは無駄にエネルギーを消費していることを意味します。とてもデリケートな時期です。

    【排卵期】
    「排卵期」は蓄積されたエネルギーがピークに達し、一気に爆発させて子宮内を活発に働かせる期間です。
    体温が「低温期」から「高温期」へと移行する重要な転換期となります。この転換は「すばやく!」なければいけません。「3~4日かけてだらだら上昇する」や「上昇と下降を繰り返す」などは、子宮内の効率良い活性を邪魔する要因になりかねません。

    【黄体期】
    「黄体期」は、体温が高くなり温かい環境となります。暖かい環境を維持することで、受精卵は十分なエネルギーや栄養を取り込みながら育っていくといわれています。やはり、生命を育むためには「暖かい」そして「柔らかい」ベッドのような子宮内膜が必要なのでしょうね。 「高温期の体温が低い」や「高温期が短い」などは、受精卵や子宮粘膜の発育不良の原因となります。
    この状態は子宮内の「栄養不足」や「エネルギー不足」を意味します。

    [まとめ] 
    各周期の働きの低下は、検査では確認できないため、大半の方が「特に問題はない」との診断を受けます。
    しかしながら、実は、しっかりと“原因はある”のです。

  • 古代からの不妊の中医学治療経験:補虚-調経-種子

  • ① 補虚: 腎虚、精虚、血虚を補うこと
    出典 :病状別漢方治療 » Blog Archive » 不妊症(女性)の漢方治療および妊娠成功例
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    不妊の基本は腎虚・精虚・血虚になります。無排卵、黄体ホルモン不足、基礎体温の低温層と高温層のメリハリがない、生理不順などがやはり腎虚、精血不足と関係が深いです。ですので、補腎、養精血は生殖機能を根本から強めます。
    症状としては、月経時の血液量が少ない、月経周期不順、性欲がない、冷え性、無排卵、おりものが少ない、などがよく見られます。
    治療には、補腎、養血、補精などの漢方が必要です。

  • ② 調経: 月経周期を調節し、良い月経周期をつくること
    出典 :病状別漢方治療 » Blog Archive » 不妊症(女性)の漢方治療および妊娠成功例
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    不妊症の女性は月経周期が乱れることが多いです。生理が不定期だったり、周期が長かったり、基礎体温が低温のままだったりすることがよく見られます。
    正常な月経周期にすることが、不妊治療の重要なポイントとなります。また体質、症状、月経周期と合わせて、体の臓腑機能、陰陽、気血の状態や働きを改善することです。

  • ③ 種子: 女性の子宮環境を良くすること、男性の精子の質を高めタイミングよく性交すること
    出典 :病状別漢方治療 » Blog Archive » 不妊症(女性)の漢方治療および妊娠成功例
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    精子と卵子をうまく合わせて、受精、着床することが妊娠につながります。女性としては、子宮頚管、子宮環境を改善することが大事です。
    おなかの冷え ( 陽気虚弱 )、代謝が悪くておなかの肥満 ( 痰湿内阻 )、子宮筋腫など (お血) などは子宮環境に大きく影響します。
    これらを治療することで、妊娠しやすくすることができます。
    女性の正常な月経周期を作ったら、排卵期が予測しやすくなります。そのタイミングをうまく捕まえて、性交することで妊娠の成功率がアップします。
    もうひとつ重要なことは、女性体内に抗精子抗体がある場合です。精子が女性の体内に入ると、精子が生きられなくなります。この場合では、当然妊娠できません。
    漢方治療では、清熱涼血剤(血の熱を冷ます)などが有効な治療法となります。

  • 女性によく使われる4大生薬

  • 芍薬 しゃくやく

     

    芍薬は中国では「花相」と呼ばれ、日本でも「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」と 美しい女性を形容するときにも使われるほど美しい花を咲かせます。
    生薬としての芍薬は、その根を用い、味は苦く、酸っぱく、少し冷やす性質があります。

  • 芍薬は主に肝の「陰」「血」を補います。そのため、「気」の滞りを解消し痛みを取るとともに「気」の高ぶりを抑えることができます。
    出典 :女性疾患と代表的な漢方薬|漢方読み物|不妊を漢方で解消!妊娠しやすい身体づくりは【漢方でママになる!】
     

    月経不順、月経痛、腹痛、筋肉のけいれん、のぼせ、めまい、耳鳴り、頭痛などに用います。
    婦宝当帰膠、四物湯、当帰芍薬散、芍薬甘草湯、逍遥散、四逆散など多くの漢方薬に配合されています。
    (1) 補血斂陰 (2) 柔肝止痛 (3) 平肝斂陰 (4) 滋陰

  • 当帰 とうき

     

    当帰は昔から婦人病によく使われる生薬のひとつで、中国では「女性の宝」として重宝されてきました。
    セリ科植物"トウキ"の根で、味は甘く、辛く、からだを温める性質があります。
    当帰の名前の由来は諸説ありますが、子供が出来なくて実家に帰された嫁が、当帰を服用することで 妊娠できるほど元気な体になり、「当(まさ)に帰る」ことが出来たという説があります。

  • 当帰は「血(けつ)」を補う作用があるとともに「血」のめぐりをよくする作用があります。 また、月経を調節する作用があります。
    出典 :女性疾患と代表的な漢方薬|漢方読み物|不妊を漢方で解消!妊娠しやすい身体づくりは【漢方でママになる!】
     

    女性は毎月の月経があるため特に「血」が不足がちとなりますので、しっかりと補う必要があります。
    貧血、経血が少ない、月経不順、月経痛、たちくらみ、手足の冷え、肌あれ、また便を軟らかくし お通じをスムーズに行うために用います。
    婦宝当帰膠、四物湯、当帰芍薬散、帰脾湯、逍遥散など多くの漢方薬に配合されています。
    (1) 補血 (2) 活血 (3) 調経 (4) 潤腸

  • 川芎 せんきゅう

     

    セリ科植物"センキュウ"の根茎を湯通しして乾燥させたもので、味は辛く、からだを温める性質があります。
    川芎は中国の古典には芎窮と書かれていましたが、中国四川省産のものが良品とされたところから名付けられました。

  • 川芎は血中の気薬と言われ、気を巡らせる力が強い活血薬です。
    出典 :女性疾患と代表的な漢方薬|漢方読み物|不妊を漢方で解消!妊娠しやすい身体づくりは【漢方でママになる!】
     

    当帰とともに用いることで血を温めよく気を巡らせることができます。 また、昇散性があるため頭部や皮膚、関節に作用し、経絡の気血を巡らせ痛みをとります。
    子宮に働き、月経不順、無月経、月経痛などに用いる他、頭痛や肩こり、関節痛にも用います。
    婦宝当帰膠、四物湯、芎帰調血飲、血府逐瘀湯、川芎茶調散などの漢方薬に配合されています。

    (1) 活血 (2) 行気 (3) 祛風止痛

  • 女貞子 じょていし

     

    女貞子はモクセイ科ネズミモチの成熟果実で、味は甘く、苦く、少し冷やす性質があります。 中国の古典"神農本経"に「果実は中を補し、久しく服すれば、肥健にし、身を軽くし、老いず」とあります。
    女貞子の"女貞"の名前の由来は、冬の寒さを凌いで、なお青々としているところから 貞守の操があるとして貞女を形容して名づけられました。

  • 女貞子は「肝」「腎」を補益し、ものをはっきりと見えるようにし、体を冷やす作用のある体液不足による熱感を抑えます。
    出典 :女性疾患と代表的な漢方薬|漢方読み物|不妊を漢方で解消!妊娠しやすい身体づくりは【漢方でママになる!】
     

    白髪、腰や膝のだるさ、頭のふらつき、眩暈、ほてり、視力減退、目のかすみなどに用います。
    二至丹などの漢方薬に配合されています。
    (1) 滋腎養肝 (2) 烏髪明目 (3) 清虚熱