失明も!目の内部の病気「ぶどう膜炎」とは

今増えている目の病気「ぶどう膜炎」。かすむ、まぶしく感じることが多い、眼が赤くなる、目が痛い、ものがゆがんで見える、虫が飛んでいるように見える、このような症状は当てはまりませんか?もしかしたらそれはぶどう膜炎かもしれません。ぶどう膜炎とはなんなのか?まとめました。

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  • ぶどう膜とは

  • ぶどう膜炎は、眼の中の虹彩、毛様体、脈絡膜からなる、非常に血管の多い組織「ぶどう膜」
    出典 :ぶどう膜炎|目の病気について|医療法人 藤田眼科
  • ぶどう膜とは、脈絡膜〈みゃくらくまく〉と毛様体〈もうようたい〉、虹彩〈こうさい〉の三つをまとめて呼ぶ総称です。これらは眼球全体を包み込むよう広がっています。
    出典 :ぶどう膜炎
  • 眼球全体を膜のように包み込んでいて、血管が非常に多いことからぶどうのような色をしているのが名前の由来のようです。

  • ぶどう膜とは、脈絡膜と毛様体、虹彩の三つをまとめて呼ぶ総称です。これらは眼球全体を包み込むよう広がっており、この組織に炎症が起こることを「ぶどう膜炎」といいます。
    出典 :ぶどう膜炎 | 江口眼科病院[北海道函館市]
     

    眼球のどの部分よりも血管が多いので、炎症が起きやすいといわれています。

  • ぶどう膜炎の炎症の原因

  • ぶどう膜炎の原因の約半数はベーチェット病、サルコイドーシス、原田病の三大ぶどう膜炎が占めています。これらは難病ではありますが、さまざまな検査から診断がつけば治療方針を立てることができます。
    出典 :ぶどう膜炎
  • 三大ぶどう膜炎のほかにも、膠原病、関節炎、腸疾患、皮膚疾患、脳神経疾患、耳鼻科疾患、糖尿病、あるいは血液疾患や悪性腫瘍などがぶどう膜炎の原因になっていることもあります。また、房水や硝子体液などの眼内液を検査して、初めてウイルスや細菌、その他の病原体の感染が原因であることがわかる場合もあります。
    出典 :ぶどう膜炎 | 江口眼科病院[北海道函館市]
  • 房水〈ぼうすい〉※1や硝子体〈しょうしたい〉※3液を検査して、初めてウイルスや細菌、その他の病原体の感染が原因であることがわかる場合もあります。いろんな点から調べてみても、どうしても原因がわからない場合も2~3割あります。
    出典 :ぶどう膜炎
  • ぶどう膜炎の怖いところは、はっきりとした原因がわからないことが多いということ。原因が直接「目」にはない場合もあるので注意が必要です。

  • 3大ぶどう膜炎

  • ベーチェット病

  • 全身の皮膚や粘膜に発作性の炎症が繰り返し起こる慢性の病気です。原因はわかっていません。体内の異物を排除するときに集まってくる白血球が、異物はないのになぜか発作的に集まってきて炎症を起こします。
    出典 :ぶどう膜炎 | 江口眼科病院[北海道函館市]
  • 眼の症状と経過 突然視力が低下するぶどう膜炎の発作を繰り返します。発作そのものは短期間で治ることが多いのですが、発作を繰り返すたびに眼球内の組織が傷つき、視機能が少しずつ低下し、失明に至ることがあります。眼科の難病の一つですが、近年、効果の高い薬が使えるようになり、失明に至る頻度が徐々に低くなってきました。
    出典 :ぶどう膜炎
  • ベーチェット病では特に虹彩炎を起こす場合が多いといわれています。虹彩に炎症が起こると前房に膿がたまる前房蓄膿を起こします。また虹彩炎は反復して起こるため水晶体と癒着してしまい、併発白内障や続発緑内障、さらには硝子体混濁や網膜剥離を起こして失明してしまう恐れもあります。
    出典 :ぶどう膜炎|目の病気について|医療法人 藤田眼科
  • サルコイドーシス

  • 全身の至るところに肉芽腫(にくげしゅ)ができる、原因の不明な慢性の病気です。肉芽腫とは、細菌に侵されたり炎症などで傷ついた部分の治癒過程でできる、正常な免疫反応です。しかし、この肉芽腫そのものが炎症を引き起こしたり、消失せずに周囲の組織に影響して病気が発症します。
    出典 :ぶどう膜炎 | 江口眼科病院[北海道函館市]
  • サルコイドーシスは全身のさまざまな臓器をおかす恐れのある肉芽腫(肉のかたまりのようなもの)を形成し、またリンパ節の腫れを伴う疾患です。
    やや女性に発病が多い傾向にあり、発症年齢は50歳代から60歳代の女性、男性の場合は20歳代の若年層に多くみられます。特に男性は眼に疾患が出る場合が多いといわれ、この場合失明することもあるといわれています。
    出典 :ぶどう膜炎|目の病気について|医療法人 藤田眼科
  • 眼の症状と経過 虹彩に肉芽腫を伴うぶどう膜炎を起こします。炎症が軽くなったり強くなったりしながら慢性的に続きます。飛蚊症がひどくなったり、緑内障や白内障になってしまうことがよくあります。高度な視力障害を伴うこともありますが、きちんと治療していれば、失明に至ることはほとんどありません。
    出典 :ぶどう膜炎
  • 原田病(Vogt〈フォークト〉-小柳-原田病)

  • 自分の全身の正常なメラノサイト(色素細胞)を標的にする自己免疫疾患です。自己免疫疾患とは、本来はからだに侵入する異物を排除してからだを守る免疫システムが、あやまって自分のからだの正常な組織を標的にして排除するように働いてしまう病気です。
    出典 :ぶどう膜炎 | 江口眼科病院[北海道函館市]
  • 眼の症状と経過 炎症が強いと両眼に網膜剥離が起こってきます。この病気は、発病後の早い時期にしっかり治療して慢性化させないことが、とくに大切です。治療開始が遅れると再発を繰り返し、失明に至るケースもないわけではありません。
    出典 :ぶどう膜炎
  • その他のぶどう膜炎

  • リウマチなどの関節炎に伴うものや、ヘルペスなどのウイルスあるいは細菌によるぶどう膜炎などがあります。最近増加傾向がみられるのは、臓器移植後に免疫抑制薬を長期間服用している人やエイズによって免疫力が低下しているような人が、通常はほとんど感染しない弱いウイルスに感染して起こるぶどう膜炎です。
    出典 :ぶどう膜炎
  • 細菌性眼内炎やヘルペス性虹彩毛様体炎のように細菌、ウイルスの感染、そのほか真菌(カビ)、寄生虫などによることや、強膜炎のように全身の免疫異常、感染がともに要因になることがあります。また、外傷や悪性腫瘍も要因となります。
    出典 :日本眼科学会:目の病気 ぶどう膜炎
  • とにかく原因が多岐にわたるので、診察の際は少しでも違和感がある身体の異常は全て医師に伝えるようにしましょう。

  • 合併症が起こる頻度が高い

  • 合併症のために手術が必要になったときも、専門医による手術を適切な時期に受けることで、眼の負担(手術による一時的な炎症の悪化)を強めることなく治療できます。それによって視力が回復したり、視野異常の進行を最小限に抑えることができます。
    出典 :ぶどう膜炎
  • ぶどう膜炎の合併症には、白内障、緑内障、硝子体混濁、網膜前膜症、嚢胞様黄斑浮腫などがあり(各病気の詳細は他項を参照してください)、内科的治療では良くならない合併症に対しては手術が必要になります。このような合併症は炎症が落ち着いても視力が回復しない原因であり、難治なぶどう膜炎では黄斑変性や視神経萎縮を来し、高度な視力障害に至ることがあります。
    出典 :日本眼科学会:目の病気 ぶどう膜炎
  • ぶどう膜炎 長い治療期間が必要

  • ぶどう膜炎は目の中の炎症であることからすぐに治る目の病気ではありません。
    上記症状を自覚したら必ず眼科を受診することが大切です。感染が原因ですと、
    一日でも早く治療を開始しなければ失明する病気もあります。
    出典 :【杉浦眼科】糖尿病網膜症について
  • ぶどう膜炎は良くなったり悪くなったりをくり返し長引くこともあるので、定期的な通院が必要になります。治療中、急な変化を感じたときは、早めに受診しましょう。
    出典 :ぶどう膜炎|目の病気について|医療法人 藤田眼科
  • 完治するまでしっかり通院しましょう

  • 不適切な点眼や通院の自己中断はぶどう膜炎の活動性を高め、予後を悪化させてしまうので、眼科医の指示に従って通院し、適切な点眼、内服治療を受けることが必要です。日常生活においては、ぶどう膜炎が悪化したときの行動を覚えておき、その行動を避けること、避けられないときには十分な注意を払うことが大切です。
    出典 :日本眼科学会:目の病気 ぶどう膜炎