双極性障害は遺伝するのか?

双極性障害という病気について、遺伝するものなのかを解説します。

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  • 双極性障害の原因とは?

  • 双極性障害の原因は、まだはっきりと解明されていません。しかしこれまでの科学的な研究から、「遺伝子」「生育歴」「環境」「脳」「性格」「体質」などが複雑に関係しているのではないかと考えられます。
    出典 :姫路 心療内科|前田クリニック 躁うつ病(双極性障害)の原因
  • 遺伝的要素

  • 双極性障害(躁うつ病)が発症する原因として、遺伝子の関与が考えられていますが、一つの遺伝子で起こる、いわゆる遺伝病ではなく、いくつかの遺伝子が組み合わさって発症すると考えられています。
    出典 :原因、発症のきっかけ|双極性障害(躁うつ病)|日本イーライリリー
  • つまり……?

  • 双極性障害は遺伝病ではなく、「親戚に1人も同じ病気の人はいません」、という人が大多数です。しかし、一卵性双生児のように、まったく同じゲノム(遺伝子の1セット)をもっていると、多くの場合、2人とも発症してしまうことから、遺伝子が関係していることは間違いないようです。
    出典 :双極性障害|双極性障害の遺伝子研究|脳科学から見た双極性障害|双極性障害について|こころの健康情報局 すまいるナビゲーター[すまいるナビ]
  • 遺伝病ではないが、遺伝子が関係していると考えられている

  • これまでの研究でみつかった遺伝子は、どれもほんのわずかな影響しかなく、双極性障害の原因遺伝子と呼べるものはみつかっていません。おそらくは、たくさんの弱い効果をもつ遺伝子の組み合わせで、発症しやすくなったり、しにくくなったりするのだと考えられます。
    出典 :双極性障害|双極性障害の遺伝子研究|脳科学から見た双極性障害|双極性障害について|こころの健康情報局 すまいるナビゲーター[すまいるナビ]
  • 遺伝子の組み合わせで

     

    同じ遺伝子をもつ一卵性双生児では、2人とも双極性障害になる確率が50~70%と言われています。また、双生児の一方が双極性障害の場合、もう一方も双極性障害になる確率が85~89%と高いことが報告されています。ただし、残りの15%ほどは、双生児であっても双極性障害を発症していませんので、100%遺伝子が原因となっているというわけではありません。この遺伝子は、ある特定の遺伝子ではなく、いくつかの遺伝子の組み合わせによって発症するのではないかと推測されています。

  • その他の原因は?

  • 【脳】

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    双極性障害の発症原因は、脳細胞内のミトコンドリアの機能異常にあるという、有力な仮説が国内で研究発表されています。それは、理化学研究所脳科学総合研究センター(加藤忠史チームリーダー)が取り組んでいる「双極性障害にはミトコンドリアによるカルシウム制御メカニズムの障害が関係している」という仮説に基づく研究で、DNAマイクロアレイという新しい方法でもって双極性障害に関係する遺伝子を直接調べる方法です。きっかけは、一卵性双生児では1人が双極性障害を発症すると、もう1人も8~9割の確率で発症していることから、双極性障害は、遺伝子と深く関わっていることを予見したのです。

  • 【ストレスと双極性障害】

  • 双極性障害は、ストレスや生活リズムの乱れが誘因となって発症することがよくあります。
    出典 :姫路 心療内科|前田クリニック 躁うつ病(双極性障害)の原因
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    私たちが規則正しく生活できるのは、メラトニンというホルモンが覚醒と睡眠のリズムをコントロールしているからです。メラトニンは心を安定させる作用のあるセロトニンからつくられ、朝、日光を浴びることによって生成され分泌されます。