子宮外妊娠 初期症状

子宮外妊娠とはどのようなものなのか。初期症状はどのような状態で表れるのか。
ちゃんと知りましょう。

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  • 初期に多い異常のなかで、流産に次いで多いのが子宮外妊娠です。妊娠初期に出血と腹痛の症状があれば兆候の可能性があるので疑ってみましょう。

  • 子宮外妊娠の特徴


    ◆子宮外妊娠とは

    卵子が受精して着床すれば妊娠したことになりますが、ひと口に妊娠とはいっても、それが子宮の袋にきちんと着床した正常な妊娠であるとは限りません。なかには、卵管の中に着床し、発育するものもあります。子宮外妊娠の位置は、このように卵管に着床するものが代表的な例です。まれに、頸管に着床する頸管妊娠、卵巣に着床する卵巣妊娠、腹膜に着床する腹膜妊娠などがあります。

  • 子宮外妊娠

     

    ←の文字が読みにくいので↓↓↓

    ●の部分は子宮外妊娠が起こりやすい部分です。
    もっとも多いのは卵管妊娠で、全体の70%をしめています。
    月数が進むと必ず流産するか破裂してしまうので見逃して
    いると非常に危険です。

  • ◆子宮外妊娠の原因・子宮外妊娠を起こす可能性のある人

    お腹(下腹部)を手術したり、そこに炎症があったりしたことのある人は気をつけてください。

    たとえば卵管炎です。『卵管炎』とは『卵管が炎症を起こした状態』で、癒着をおこしたりしているので、うまく受精卵が子宮に運ばれないのです。ちなみに卵管炎をおこす原因としてはクラミジア・淋菌などによる性感染症が代表的です。

  • その他、原因として、骨盤内感染、虫垂炎、腹膜炎、頻回の人工妊娠中絶(子宮内掻爬)、子宮外妊娠の既往 、腹部手術の既往などがあります。骨盤内臓器の癒着を引き起こす子宮内膜症も一因になります。

  • ◆妊娠初期では気づきにくい・・・・初期症状がない子宮外妊娠

    「子宮外妊娠」といっても「妊娠」に変わりはないので、自覚症状は通常の妊娠とあまり変わりません。胸が張ったり尿が近くなったり、つわりが出ることもありますが、生理が遅れている(無月経)くらいしか感じず、妊娠していることに本人が気づいていないこともあります。ただし、妊娠ですので妊娠検査薬などによる尿中妊娠反応は陽性になります。

    ところが、子宮体部内膜以外の場所はもともと赤ちゃんのための場所ではなく
    、厚くなったり伸びたりしないので、いつまでも発育し続けることはできません。大体4ヶ月以内のうちに、どこかで限界に達します。

  • ◆卵管妊娠

    最も多くて代表的な卵管妊娠について詳しく紹介します。卵管はその言葉のとおり、卵子の通路となっている細い管で、筋肉も薄いため、そこに受精卵が着床しても、それを育てることはできません。目にみえないほど小さな胎芽のうちならまだしも、大きくなってくれば、卵管にはそれを育てるだけのスペースがありません。

  • その結果、大きくなるにつれて卵管が引き伸ばされて破けてしまったり、はがれて流産してしまったりします。卵管が破けたり、はがれたりすると大出血が起こって、そのためショック状態になることもあります。

  • おなかも大きくなっていない妊娠初期の段階で、しかも、まだ、妊娠したとは気づかないうちに、急に強い下腹痛の症状を訴えて病院の産婦人科にかつぎ込まれてくるケースは、たいていが子宮外妊娠で、卵管が破れて腹腔内に大出血していることが多いです。

  • ◆子宮外妊娠の兆候と症状

    卵管が破裂したときの主な症状は、突然おなかにはげしい痛みを感じ、冷や汗が出てショック状態に陥ることもあります。このようなはげしい状態はだれがみてもわかる症状です。このようなときには輸血や輸液をして、すぐに手術をする必要があります。しかし、このような状態になるまでになんらかの兆候があります。

  • 実は卵管破裂の手前の、卵管流産の状態のときに、軽微な症状(兆候)が出ていることが非常に多くあります。異常な少量の出血と軽い腹痛が初期の症状です。ときどき下腹痛が起こり、月経時のような出血が、何日間か何週間も止まらないような場合も、子宮外妊娠の可能性があります。

  • ◆超音波断層法によって早期発見が可能に

    妊娠がわかっていれば、異常な症状を子宮外妊娠やふつうにいわれる流産の兆候と考えることもできるでしょうが、子宮外妊娠の場合は、まだ妊娠と気づかない時期に、このような症状があらわれることも珍しくありません。

  • なので、症状があっても、それが子宮外妊娠のものかどうか、初期の診断は非常にむずかしくなります。しかし、最近では、超音波断層法でかなり早期に発見できるようになったので、軽微な異常症状の段階で診察を受ければ、大事にいたらずにすむようになってきました。

  • ◆激しい腹痛が起きたらすぐ病院へ

    早く医師にみせないと母体が危険にさらされる卵管破裂の症状が起きたら、一刻も早く病院に行かなければなりません。破裂してからでは万が一ということにもなりかねません。タクシーが拾えなければ、救急車を呼んで、手術の設備がある病院へ行きましょう。