癒着胎盤の治療法とは?癒着胎盤の基礎知識

癒着胎盤の治療法と、それに伴う基本的な事項をまとめました。
出産を控える妊婦さんにぜひ知っておいてほしい情報です。

  • mippi 更新日:2014/10/27

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  • 出産時のリスク、胎盤癒着とは

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    これから出産を迎える妊婦さん。
    毎日生まれてくる赤ちゃんのことを考えて待ち遠しい日々を送っていますよね。

    赤ちゃんが生まれてくることはとても喜ばしいこと。
    しかし、出産はとてつもないドラマであるからこそ、様々なリスクが付きまといます。

    ここでは出産時のリスクのひとつである癒着胎盤についての基礎知識や治療法をご紹介します。

  • 出産に潜むリスクのひとつであるのが癒着胎盤。

    通常、女性が出産を終え、胎児が子宮内に出たときに、胎盤も剥がれて一緒に出てくるのですが、これがなかなか剥がれないことを癒着胎盤といいます。

    胎盤癒着を起こしてしまうと、子宮から無理やり引きはがそうとすることによって大量に出血してしまい、最悪の場合には死に至ることもあります。

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    癒着胎盤の症状は前置胎盤と同じくして起こる人が多いそうです。

  • 癒着胎盤はどうして起こる?

  • 癒着胎盤とは、子宮内に脱落膜がうまく形成されないことによるもの、若しくは、十分に形成されないことによるものです。

    脱落膜があるからこそ出産時にきれいに胎盤がはがれるのですが、この形成が不十分であることで胎盤が子宮内に強く癒着してしまうのです。

    癒着胎盤の原因にはいろいろなことが考えられますが、過去に人工中絶手術を行ったことによる子宮内膜の過度掻爬や、帝王切開による子宮内の傷によるもの、その他、子宮の奇形などが考えられます。

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    実際に癒着胎盤であるかどうかは、出産後でないと分かりません。

  • 癒着胎盤と診断されるのは、出産時。
    つまり、妊娠中に胎盤癒着かどうかを診断することは難しいのです。

    出産後、胎盤が排出されるまでの時間は約1時間以内ですが、それほどの時間が経ってもなかなか胎盤が体の外に出てこない場合は、癒着胎盤の可能性が高いと思ってよいそうです。

    出産時に実際に胎盤をはがしてみることで、癒着胎盤であるかどうかを診断できるとのこと。

    前置胎盤と診断されている人は、癒着胎盤を併発していることもあるので、そのリスクについて知っておくことが必要です。

  • 癒着胎盤の治療とは?

  • 癒着胎盤である場合、強固に子宮内についた胎盤の一部が少し剥がれることで、その部分から大量に出血をすることがあります。
    大量に出血をすると出血性ショックを起こしてしまい、最悪の場合母親である女性が死に至ることもあります。

    この場合、動脈の血流を遮断するための措置や、輸血などが行われることがあります。
    また、胎盤をはがすことがリスクの高いことだと判断された場合、子宮を摘出してしまうケースもあります。

    子宮の摘出はすべての場合で行われるわけではなく、その部分を切除することで解決する場合もあります。

    事前の医師とのカウンセリングで子宮をできるだけ温存したいということを伝えれば、動脈遮断などで止血をし、可能な限り子宮を摘出せずに施術を進めてもらうことができますが、母体が危険だと判断された場合はこの限りではありません。

    いずれにしても、母体の安全を第一にして進められます。

    出血量が少なければそのまま子宮内に胎盤を残したままにしておき、数日後に胎盤を取り除くことが行われます。

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    胎盤が体内に長い間残ったらどうなってしまうのでしょうか?

  • 胎盤が子宮内に残ることを「胎盤遺残」と言います。

    出産時に剥がした胎盤がきれいにはがれきれずに残ってしまったかどうかは、意志による内診や出産後に行われる検診でエコーなどによる検査で分かります。

    胎盤をはがすための処置は出産後に医師により行われますが、それでも剥がしきれない場合は自然に出てくるのを待ちます。
    中には2カ月ほどたってから残っていた胎盤が出てきたという体験談もあるそうです。

    一般的には、外来で処置をし、それでもはがれきれない場合には入院や手術によって行います。