流産の危険もある!?絨毛羊膜炎の検査について

妊娠中に行っておきたい検査のひとつに、繊毛膜羊膜炎の検査があります。特に、妊娠中の性交渉は膣内から子宮へ向けて細菌が入り込んでしまう可能性が大。絨毛膜羊膜炎の症状は、ご自身の自覚症状がないままどんどん進行して行きます。早産や流産の原因となりうる絨毛膜羊膜炎は、早期発見・早期治療がなによりも大切です。

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  • 絨毛羊膜炎って、どんな病気?

  • お腹の中の赤ちゃんは、卵膜という膜につつまれて、健やかに成長を続けています。卵膜とは1枚の膜ではなく、脱落膜、絨毛膜、羊膜の3層構造になっている膜のことで、その中の絨毛膜と羊膜に炎症が起こる病気です。この病気に感染すると、20~30%という高い確率で早産となりますので、妊娠初期には絨毛膜羊膜検査を受け、母子ともに危険を回避することが望ましいといえるでしょう。

  • 絨毛膜羊膜炎の原因と症状について

  • 私たちの皮膚の表面には「常在菌」という菌が存在していますが、この菌は膣内にも存在しており、そのバランスが崩れたときにはカンジタ症などの症状が現れる原因となることがあります。菌と聞いてしまうと、なんとなく危ないもの、汚らしいイメージのものと捉えがちですが、膣内に存在している菌の約70%は乳酸菌の一種であり、これが膣内の自浄作用を正常に保ってくれているんです。ところが、オリモノなどが気になるあまり、膣内洗浄を繰り返してしまうと、本来存在していなくてはならない常在菌の数が急激に減少し、これが膣内の自浄作用の力を弱めることになってしまいます。つまり、本来持っているはずの、身体の防衛機能が弱まってしまうということですね。
    そして、もうひとつ。妊娠初期の膣内は非常にデリケートな状態となっているため、細菌に感染しやすくなっています。つまり、妊娠初期の性交渉はできる限り避けたほうが無難であるということです。また、この病気に感染すると、オリモノの量が増えたり臭いが気になるという方もいるようですが、殆どは自覚症状が現れません。妊娠22週目までは、特に注意が必要です。

  • ご主人の協力を得ましょう

  • あなたが妊娠中であるとはいえ、ご主人が男性であることに変わりありませんし、ご主人の性欲がなくなってしまうなどということはありえません。妊娠中の性交渉は避けたほうが無難であるとはいえ、完全に避けることは難しいでしょう。そのようなときにはご主人の協力を得て、避妊具を使用するようにしましょう。絨毛膜羊膜炎を発症してしまうと、切迫流産や早産の危険が高まるということをご主人に理解して頂き、安全な性交渉を行いましょう。

  • 絨毛膜羊膜炎を発症すると?
    ・切迫流産
    ・早産
    ・胎盤早期剥離
    ・早期破水
    このような危険な状態を引き起こす恐れがあります。

  • 絨毛膜羊膜炎の検査方法

  • 絨毛膜羊膜炎の自覚症状は殆どありません。ですが、定期健診の際に子宮の入り口付近が極端に柔らかくなっている、あるいは子宮頚管が短くなっている場合にはひとまず絨毛膜羊膜炎を疑い、検査となることが多いようです。絨毛膜羊膜炎の検査内容は以下の通りです。
    ・血液検査
    ・膣内分泌物検査
    ・羊水検査
    ・歯肉炎検査(歯肉炎の菌が原因となり、発症することがあります)

  • 絨毛膜羊膜炎の治療方法

  • 一般的には、膣剤(膣座薬)を挿入して治療を行いますが、白血球の値が極端に高くなっている場合には抗性剤の点滴治療、さらに切迫流産の危険性が大きくなっている場合には子宮収縮抑制剤の内服薬を服用し、安静を保ちます。内服薬による治療は約1週間継続して行い、様子を見ることになります。

  • 赤ちゃんは大丈夫?

  • 赤ちゃんが細菌に感染してしまうと、肺炎や髄膜炎などを起こす危険が広がります。また、症状が重い場合には、脳性マヒを発症してしまう恐れもあります。早産となった場合では低体重児となることがありますので、少しでも不安があるのであれば、迷わずに検査を受け、あなたと赤ちゃんの健康を守りましょう。