NHKクローズアップ現代で放送された、子供のロコモティブシンドローム予備軍とは?

この4月にNHKクローズアップ現代でも取り上げられた、子供のロコモティブシンドローム予備軍って知っていますか?今、子供たちの体におこっている異変を紹介していきます。

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  • ロコモティブシンドロームとは?

  • ロコモティブ症候群(ロコモティブしょうこうぐん、locomotive syndrome)とは、運動器の衰え・障害(加齢や生活習慣が原因といわれる)によって、要介護になるリスクが高まる状態のこと。
    出典 :ロコモティブ症候群 - Wikipedia
  • ロコモティブシンドロームの原因

  • 1)運動器自体の疾患(筋骨格運動器系) 加齢に伴う、様々な運動器疾患。たとえば変形性関節症、骨粗鬆症に伴う円背、易骨折性、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症など。あるいは関節リウマチなどでは、痛み、関節可動域制限、筋力低下、麻痺、骨折、痙性などにより、バランス能力、体力、移動能力の低下をきたします。
    出典 :ロコモの定義:ロコモティブ症候群:日本臨床整形外科学会
  • 2)加齢による運動器機能不全 筋力低下、持久力低下、反応時間延長、運動速度の低下、巧緻性低下、深部感覚低下、バランス能力低下などがあげられます。「閉じこもり」などで、運動不足になると、これらの「筋力」や「バランス能力の低下」などと、あいまり、「運動機能の低下」が起こり、容易に転倒しやすくなります。
    出典 :ロコモの定義:ロコモティブ症候群:日本臨床整形外科学会
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    ロコモティブシンドロームはメタボリックシンドロームと並んで、2大国民病と言っても良いでしょう。

  • このロコモティブシンドロームに関しては、40歳以上の中高年にあらわれる症状であったはずなのですが、メタボリックシンドロームに引き続き、予備軍と呼ばれる子供たちが現れ出しているのです。

  • しゃがめない子供たち

  • “しゃがめない”“腕がまっすぐ上がらない”今、子どもたちの体に異変が起きています。
    出典 :子どもの体に異変あり - NHK クローズアップ現代
  • 「宮崎県の小中学生を対象に運動器の機能をテストしました。『かかとをつけた状態でしゃがみ、静止することができるか』といったチェックを行なったところ、うまくできなかった子供が全体の約1割もいたのです。しゃがんでいる途中で後ろに転げてしまう。ロコモ症候群につながることが懸念される状態であり、極めて深刻です」
    出典 :かかとをつけてしゃがめない子供が1割 ロコモ症候群の恐れ (NEWS ポストセブン) - Yahoo!ニュース
  • 男子生徒が思わぬけがをしたのは、体育の授業で跳び箱を跳んだとき。バランスを崩して手をついた際、手首が十分に反り返らずに両手首を骨折してしまいました。整形外科医 林承弘さん「普通によけられるじゃないですか。両手首を骨折なんて、ありえないですよね。体の微妙な変化が、子どもたちに起こってきている。」
    出典 :子どもの体に異変あり - NHK クローズアップ現代
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    NHKの調査では、しゃがめない子供が14%、手首が十分にそらない子供がなんと25%、運動器が十分に機能していない子供が52.8%

  • 「硬いため、運動器が動かないため、重心を前にもっていけませんから、しゃがもうとすると後ろにこのように転げてしまう。足首が悪くなると、ひざが悪くなったり、反対側の足首に負担がかかって、変形性関節症というような病気になってしまいます。」
    出典 :子どもの体に異変あり - NHK クローズアップ現代
  • 「小さい頃からそういうことが起こっていることは、今事実なわけですから、そういう子どもたちが30、40になったら、もっといろいろな障害が。子どもの頃からのロコモ予防は、まさしく大切だろうと思います。」
    出典 :子どもの体に異変あり - NHK クローズアップ現代
  • 先のことを考えると、怖いですね。しっかり予防していきたいです。

  • こうなった原因は?

  • また食育でバランスの良い朝食がきちんと摂れている子どもは、3~4割に限られており、これらは近年の子どもたちの食事、運動など生活習慣の劣化からくるもの考えられます。
    出典 :こどもとロコモ | ロコモについて |
  • 帖佐さんは、日常生活の中で子どもたちの動きのバリエーション、多様性が減っていることが影響していると考えています。
    出典 :子どもの体に異変あり - NHK クローズアップ現代
  • 1週間に10時間以上サッカーをする子でも。

     

    足の筋力や持久力は鍛えられ、運動能力も高いのですが、なぜかしゃがむことができず、前屈でも床に手をつけることはできません。
    その理由として考えられるのは、足首や腰はサッカーでよく使っているけれど、ふくらはぎや太ももの筋肉が過剰についてしまい、柔軟性がなく、運動機能のバランスが損なわれているということです。

  • 「そのときの自分たちの体の特徴にあった以上の負担をかけてしまう。とにかく1か所しか使わないというのは、絶対によくないですね。多様性といいますか、体全体をうまい具合に使えないという弊害が出てきているんです。」
    出典 :子どもの体に異変あり - NHK クローズアップ現代
  • 生活環境の変化がありますし、子どもたちの体自身の変化もあると思うんですが、まずは遊びが足らない、外遊び、運動遊びが足らない。その状態で運動の不足の子どもたちが生まれ、スポーツの種目の訓練はするけれども、遊び的な要素の入った多彩な動きを含めたスポーツ指導とか、運動訓練がなくなってしまった。
    出典 :子どもの体に異変あり - NHK クローズアップ現代
  • 現在、子供たちの体は2極化しているといわれています。かたやメタボ、かたやロコモ。標準的な子供の方が少ないのかもしれません。

  • 子供のロコモティブシンドロームを予防しよう!

  • 文部科学省はこうした子どもたちの体の異変を重く見て、去年から抜本的な対策に乗り出しました。運動器の機能不全や障害を早めに見つけ出し、適切な指導や治療につなげられるよう、学校の健康診断を見直そうというのです。
    出典 :子どもの体に異変あり - NHK クローズアップ現代
  • 現在の学校医は小児科医、内科医がほとんど。

     

    運動器の詳しい知識はありません。国の検診が変わることにとまどいを隠せないのが本音でしょう。

  • 宮崎市内のこの小学校では、国の方針に先駆けて4年前から運動器検診を実施しています。1学年90人の検査に割り当てられた時間は、僅か1時間。運動器の検査をする医師は帖佐さん1人のため、子ども5人を1度にチェックします。
    出典 :子どもの体に異変あり - NHK クローズアップ現代
     

    帖佐さんは整形外科医です。

  • 学校医(小児科医) 小野武己さん「小児科医にはできません。とても整形など専門的なものはできません。運動器はとても無理ですね。」そこで整形外科以外の医師でも運動器検診が行えるように、基礎知識を持ってそのサポートをする、健康スポーツナースの育成に取り組んでいます。
    出典 :子どもの体に異変あり - NHK クローズアップ現代
  • 宮崎大学医学部 帖佐悦男教授「知識を持った人(健康スポーツナース)が手伝ってくれますので、よりスムーズにできる。こういうことを少しずつ、大変ですけど広めていかないと。」
    出典 :子どもの体に異変あり - NHK クローズアップ現代
     

    これは画期的な試みだと思いますね。全国にいずれ広がっていくこととおもわれます。

  • 普段から外で遊ぶ子に育てよう。

     

    鬼ごっこやかくれんぼ、放課後の校庭や公園で十分に外遊びをするようにしましょう。子供のために、親、学校、地域が一体となって進めていくべきプロジェクトです。