【使用するの?!ちょっと待って!!】経口中絶薬

あなたは『経口中絶薬』というものを知っていますか?その名の通り、飲む『中絶薬』です。
産婦人科で中絶手術が行われることは広く知られていますが、薬を飲むことで中絶ができる、ということ自体、あまり知られてはいないのではないでしょうか?
今回は『経口中絶薬』についてわかりやすくまとめてみました。

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  • 『経口中絶薬』とは?

  • 『経口』は『口を経由して』という意味です。つまり『経口中絶薬』とは口から飲んで使用するタイプの中絶薬という意味です。

  • ミフェプリストン (Mifepristone) は、1980年代からEUや米国、中国で承認、販売されている経口妊娠中絶薬。開発名「RU-486」。
    出典 :ミフェプリストン - Wikipedia
  • 日本では未承認である。海外からの少量の個人輸入についてかつては黙認されていたが、生命のリスクもあるほどの健康被害の報告が相次ぎ、04年10月、厚生労働省は医師の処方箋または指示書に基づく場合以外を不可とする「個人輸入制限」を決定した[1]。
    出典 :ミフェプリストン - Wikipedia
  • 法的にも、人工妊娠中絶は母体保護法に基づき指定医の関与下で行われる場合にのみ例外的に認められているもので、妊婦本人が独断で使用するのは刑法の堕胎罪に抵触する。
    出典 :ミフェプリストン - Wikipedia
     

    日本国内では『指定医』以外の医師が処方することも禁じられています。当然、妊婦本人が独断で使用することも法律で罰せられます。

  • 経口中絶薬を使用する時期

  • 最終月経日より49日以内の妊娠初期に経口で摂取します。これにより黄体ホルモンの働きを抑え、受精卵の着床や妊娠維持しにくくなります。
    出典 :経口中絶薬 危険性
     

    『経口中絶薬』が効力を発揮するのは『妊娠49日以内』といわれています。

  • その2日後にmisoprostolという子宮収縮剤を経口で摂取します。これにより比較的自然流産に近い形の中絶ができるというものです。
    出典 :経口中絶薬 危険性
  • それから14日後に中絶が完了したかどうかを調べます。
    出典 :経口中絶薬 危険性
  • 個人での使用は違法

  • アメリカやフランスでは使用が許可されている中絶薬ですが、日本では使用が認められていません。そのため、国内では個人向けの販売はなく、基本的には入手できないのが現状です。しかし、海外へ行った人が中絶薬を購入して日本へ持ち帰ったり、外国人が国内に運んでくるなど、非正規なルートで持ち込まれているケースもあります。
    出典 :知っておくべき中絶のリスク~中絶薬の場合~
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    日本では未認可の薬ですが、インターネット上で海外からの『個人輸入』という形で比較的簡単に入手できていまします。

  • 薬による中絶のリスクとは過去には、中絶薬を服用した人が罪に問われたケースもあります。インターネットで購入した「ミフェプリストン」を自宅で服用した女性の例です。
    出典 :知っておくべき中絶のリスク~中絶薬の場合~
  • 使用後、彼女は病院へ行き診療を受けたそうです。その際に、女性が海外の中絶薬を服用していることを知った医師が警察に通報。その結果、堕胎罪にあてはまることが判明したそうです。その女性は、堕胎容疑で書類送検されました。
    出典 :知っておくべき中絶のリスク~中絶薬の場合~
     

    こっそり独断で『経口中絶薬』を服用しても、しかるべき医療機関にいけばわかってしまうのです。

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    簡単に入手・使用できるからといって軽はずみな行動をとってはいけません。自らの命を危険にさらすのと同時に、法に触れる違法な行為であるということを認識しましょう。

  • 『堕胎罪』とは?

  • 胎児を自然の分娩期に先だって母体外に排出し,または,母体内で死亡させる罪。母体外に排出した胎児が生存している場合に,これを殺す行為は新たに殺人罪を構成し,両者は併合罪になる(判例)。
    出典 :堕胎罪 とは - コトバンク
  • 【経口中絶薬】どのような危険があるの?

  • 『経口中絶薬』の使用が制限されはじめたのには様々な理由がありますが、その一つに『重大な副作用』があげられます。

  • ミフェプリストンを服用すると、腟からの出血を引き起こす可能性があります。時には、腟からの出血が非常に重くなることがあり、場合によっては外科的な処置により止血する必要があります。
    出典 :個人輸入される経口妊娠中絶薬(いわゆる経口中絶薬)について
  • また、2004年11月に、米国では添付文書の警告欄に、敗血症等の重大な細菌感染症や子宮外妊娠患者への投与による卵管破裂が追加されました。他の副作用としては、下痢、吐き気、頭痛、めまい、腰背痛等が知られています。
    出典 :個人輸入される経口妊娠中絶薬(いわゆる経口中絶薬)について
  • 2000年から2007年までに、アメリカでは初期妊娠の薬物流産後に発生したclostridium sordellii感染による敗血症のため死亡した症例が6件報告されました。2008年と2009年には1例ずつ病理解剖し、同様の感染が確認されました。
    出典 :RU486(経口中絶薬):薬物流産後の敗血症による死亡した2症例 - 東産婦人科‧眼科 - Yahoo!ブログ
     

    『経口中絶薬使用』による死亡例もあるのですね。

  • 腹腔内に黄緑色の腹水および壊死した子宮、卵巣、卵管が見られたため、子宮および両側卵巣、卵管の摘除術を実施しました。術後、血圧は低いまま6日目に呼吸不全により死亡しました。
    病理組織標本のPCR法検査ではclostridium sordellii感染が証明されました。
    出典 :RU486(経口中絶薬):薬物流産後の敗血症による死亡した2症例 - 東産婦人科‧眼科 - Yahoo!ブログ
  • 7日目に入院し、低血圧、頻脈および白血球数49000に上昇したほか、胸水と腹水貯留を認めましたが、発熱はありませんでした。子宮内膜炎診断のもとに子宮内容掻爬術を実施しましたが、12日目に急性腎不全とDICのために死亡しました。
    出典 :RU486(経口中絶薬):薬物流産後の敗血症による死亡した2症例 - 東産婦人科‧眼科 - Yahoo!ブログ
  • 『経口中絶薬』はとても複雑な薬です。決して、軽い気持ちで独断服用等してはいけません。やむを得ない事情で中絶を考えている場合は、必ず病院へ相談へいくようにしましょう。