下垂体腺腫の手術について。症状に合わせた治療法とは?

下垂体腺腫の手術は、どんな症状の場合にも行われる訳ではありません。
どんな症状に手術という治療法が適しているのでしょうか?

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  • 下垂体腺腫の手術方法

  • 経鼻的手術
    上の前歯のつけ根の口腔粘膜を切開し、鼻腔の裏側の副鼻腔を経て脳下垂体の直下に到達します。薄い骨と硬い膜を切開し、正常の脳下垂体を残しながら下垂体腺腫を除去します。
    出典 :下垂体腺腫:[がん情報サービス]
     

    下垂体は脳の真ん中あたりに位置しているため、鼻からの手術が可能になります。

  • 開頭手術
    額の髪の生え際の皮膚を切開して骨に窓を開け、脳をおおっている硬膜を切開し、脳を特殊なへらで持ち上げて下垂体部に到達します。周囲にある視神経や内頸動脈などの正常組織の間から腫瘍を摘出します。
    出典 :下垂体腺腫:[がん情報サービス]
     

    こちらの手術は、経鼻的手術よりもリスクが大きいと言えるでしょう。

  • 下垂体腺腫の手術は、これら2つの手術方法が主流となっているようです。

  • 症状による手術方法の違い

  • プロラクチン産生腺腫 
    この腫瘍の治療法の選択は担当した医師によりかなり考え方はまちまちです。その理由は、手術によらなくても薬剤により、腫瘍の増殖を抑えることができるからです。
    出典 :Neuroinfo Japan:下垂体腺腫
     

    プロラクチン産生腺腫の場合には、必ずしも手術で治療される訳ではありません。

  • 成長ホルモン産生腺腫・甲状腺刺激ホルモン産生腺腫
    治療法の第一選択は経蝶形骨洞的手術による腫瘍の摘出です。手術的に摘出することが難しい領域 (海綿静脈洞内など)に腫瘍が残存した場合は、放射線療法 (ガンマナイフ)を施行します。
    出典 :Neuroinfo Japan:下垂体腺腫
     

    この2つの症状の場合は、経蝶形骨洞的手術(経鼻的手術)が行われます。

  • 副腎皮質刺激ホルモン産生下垂体腺腫
    治療法の第一選択は経蝶形骨洞的手術による腫瘍の摘出です。
    出典 :Neuroinfo Japan:下垂体腺腫
  • しかしながら、この腫瘍の診断および治療は、前述のごとく、かなり難しいこと、また、再発率も他の下垂体腺腫に比べ圧倒的に高率であることなどから、この疾患については下垂体疾患の専門家に治療を委ねた方が懸命かも知れません。
    出典 :Neuroinfo Japan:下垂体腺腫
     

    副腎皮質刺激ホルモン産生下垂体腺腫の症状が出ることはとても稀だと言われています。
    そのため、下垂体腺腫の手術をするなら名医を選ぶ必要があるでしょう。

  • 非機能性腺腫
    治療法の第一選択は経蝶形骨洞的手術による腫瘍の摘出です。大きな腫瘍の場合は、2回に分けて経蝶形骨洞的手術を施行し腫瘍を摘出することもあります。
    出典 :Neuroinfo Japan:下垂体腺腫
     

    基本的には、経鼻的手術が選択されるようです。

  • トルコ鞍の大きさや腫瘍の伸展方向・性状 (線維性分に富む硬い腫瘍など)よっては、開頭術を選択する場合もあります。
    この腫瘍に対しては、有効な薬剤はありません。
    出典 :Neuroinfo Japan:下垂体腺腫
  • 下垂体腺腫の手術による後遺症

  • 味覚・嗅覚
    鼻腔(鼻の穴)から腫瘍をとる手術を行うので、嗅覚・味覚を一時的に失います。たいていは1年以内に平常に戻りますが、後遺症として残る方もいるようです。
    出典 :脳下垂体腺腫の後遺症と手術後の検査 | 脳下垂体腺腫になったらどうする?治療・入院・手術体験ブログ
     

    経鼻的手術後は、このような後遺症が残る恐れがあるようです。

  • 多飲・多尿
    下垂体から分泌される抗利尿ホルモンは水分調整を行う働きがあります。このホルモンが低下することによって多飲症・多尿症となることがあります。
    出典 :脳下垂体腺腫の後遺症と手術後の検査 | 脳下垂体腺腫になったらどうする?治療・入院・手術体験ブログ
     

    このような後遺症も、下垂体腺腫の手術後の特徴です。