クローン病の患者数は増加傾向に!10~20代が危ない、クローン病とは?

近年クローン病の患者数は増加傾向にあります。10~20代の若年層に多いこの病気。一体どのような病気なのでしょうか?

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  • 増加傾向にあるクローン病の患者数

  • わが国のクローン病の患者数は、26,799人(2006年度特定疾患登録件数)と報告されており、患者数は増加していますが、欧米に比べると10分の1から5分の1の頻度です。10歳代~20歳代の若い人に発病することが多い病気です。
    出典 :一般のみなさまへ | 日本消化器病学会
     

    先進国に多く見られる病気で、日本では女性より男性のほうが多く発症しています。

  • どのような病気なのか?

  • クローン病は主に、小腸や大腸などの腸管壁に炎症や潰瘍などができる慢性の炎症性疾患です。また、消化管だけでなく全身にさまざまな合併症が発生することもあります。
    出典 :クローンフロンティア|クローン病について|クローン病の現状|クローン病とは|クローン病について
     

    この病気は完治することはなく、寛解状態を維持していく事になります。

  • クローン病の症状

     

    自覚症状としては腹痛・下痢・血便・発熱・体重減少・肛門痛などがあります。風邪や中耳炎の症状と似ている為、病気を見過ごしてしまうケースも。

  • クローン病の原因とは?

  • これまでにクローン病が発症する原因として、細菌やウイルスによる感染で発症するという説、食事中の何らかの成分が腸管粘膜に異常な反応をひきおこしているという説などがあげられていますが、いずれもはっきりと証明されたものはありません。
    出典 :一般のみなさまへ | 日本消化器病学会
  • 最近の研究では、なんらかの遺伝子の異常を背景にもち、異物を処理する細胞やある種のリンパ球などの免疫を担当する細胞の異常反応が明らかになってきており、何らかの外来の抗原(食事の成分、異物、病原体など)の侵入とそれに対する免疫系の反応異常が想定されています。
    出典 :難病情報センター | クローン病(公費対象)
     

    現在のところはっきりとした原因は不明です。

  • クローン病の治療について。

  • 治療の基本となるのは「腸管の炎症を抑えること」、「症状の軽減を図ること」、「栄養状態を改善すること」です。薬物療法と栄養療法を組み合わせたコンビネーション療法が中心となります。
    出典 :クローン病の治療法|クローン病|ドクター's コラム|eo健康
  • 栄養療法

     

    症状が悪化している時は入院中絶食です。栄養療法には経腸栄養と完全中心静脈栄養があります。

    ・経腸栄養・・・鼻腔から十二指腸まで通したチューブから栄養を注入する方法です。

    ・完全中心静脈栄養・・・胸などの静脈に挿入したカテーテルから栄養を注入する方法です。

  • 栄養状態の改善だけでなく、腸管の安静と食事からの刺激を取り除くことで腹痛や下痢などの症状の改善と消化管病変の改善が認められます。
    出典 :難病情報センター | クローン病(公費対象)
  • クローン病の方の食事は、低脂肪、充分なカロリー、消化管に負担をかける繊維成分を控えた低残渣食が原則です。
    出典 :クローン病の治療法|クローン病|ドクター's コラム|eo健康
     

    症状が落ち着いていれば食事が可能です。

  • 薬物療法

     

    ステロイドは副作用が強く、ステロイド依存症になる可能性がある為、なるべく使用しないように治療法の工夫が行われるようになってきています。
    しかし、場合によっては使用したほうが良いケースも。
    医師としっかり相談しましょう。

  • 薬物療法は炎症を抑えるために5-アミノサリチル酸製剤や副腎皮質ステロイド、緩解を維持するために免疫調節剤が用いられます。
    出典 :一般のみなさまへ | 日本消化器病学会
     

    これまでの薬物療法で炎症が抑えられない場合などに、抗TNF-α抗体という新しいタイプの炎症を抑える薬剤が使用される事も。