児童虐待、過去の事件から探る、虐待の心理

児童虐待の話題がニュースを騒がせる度、不思議に思う人はいませんか? 「どうしてかわいくて仕方のないはずの自分の子どもに、虐待するんだろう」過去の事件から、虐待の心理を探ってみましょう。誰にとっても、児童虐待は決して無縁の話ではありません。

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  • なくならない児童虐待

  • 神奈川県警は横浜市に住む31歳女性を逮捕した。0歳だった長男に殴る蹴るの暴行を加え、左目を失明させるなどの重傷を負わせた傷害容疑である。長男は未熟児で生まれたため、市の担当者が定期的に容疑者の自宅を訪問していた。今春、長男の顔にあざがあるのを担当者が発見したことから虐待が発覚。現在のところ女性は容疑を否認しており、内縁関係にあった夫は行方不明になっているという。
    出典 :氷山の一角・・・朝霞市虐待死事件(前編) - エキサイトニュース(1/2)
     

    0歳児なんて、泣くことしかできない本当にか弱い存在です。どうして、分別も理性もあるはずの大人が、それもお腹を痛めて産んだはずの母親がこんな事件を起こしてしまうのでしょうか。

  • 埼玉県警朝霞署は、5歳の長男に対する傷害容疑で母親の草川彩夏容疑者と、交際相手の佐久川光弘容疑者を逮捕した。ふたりはともに23歳で無職、交際が始まったのは事件の数カ月前のことであり、亡くなった長男・明日ちゃんの実父は草川容疑者の過去の交際相手であった。
    朝霞署の発表によると明日ちゃんの全身には十数カ所ものあざがあり、草川容疑者からの通報で救急隊がかけつけた時には、すでに心肺停止状態だったという。
    出典 :氷山の一角・・・朝霞市虐待死事件(前編) - エキサイトニュース(1/2)
     

    この事件は衆目の関心を引きました。あまりにも、その犯行内容が常軌を逸していたからです。

  • 立て続けに起こる児童虐待事件のなかでも特に「朝霞市児童虐待死事件」に耳目が集まった理由…それはやはり、凄まじいまでの暴力にあったのではないだろうか。死因は腔内粘膜の損傷による敗血症と診断されたが、その幕切れに至るまでには想像を絶する現実があった。顔を金属棒で殴る、げんこつで殴る、熱湯をかける、靴下で口をふさぐ、ペッパーソースを強制的に飲ませる、500回以上のスクワットをさせる、火のついた線香を押しつける、眠らせないように立たせたままにする…。ありとあらゆる暴虐が尽くされたという。
    出典 :氷山の一角・・・朝霞市虐待死事件(前編) - エキサイトニュース(1/2)
  • 肉体的な虐待だけが、児童虐待の真実ではない

  • 心理的な虐待を受けたとして児童相談所に通告した被害児童は半期ベースで過去最多となる5670人で、通告人数全体の56%を占めたことが12日、警察庁のまとめで分かった。同庁は「身体的な虐待だけでなく、心理的虐待も深刻な状況にあるという認識が警察現場に浸透してきた」と分析している。

     心理的虐待は「生まれてこなければよかった」「殺してやる」などと児童に暴言を浴びせたり、刃物を示して脅したりする行為。児童の目の前で家族に暴力を振るう「面前ドメスティック・バイオレンス(DV)」も含まれ、今年上半期の被害児童の半数以上はこの虐待を受けていた。
    出典 ::日本経済新聞
     

    虐待は、言葉でも十分成り立ちます。まだ世界が小さく、親という存在に頼らなくてはならない子どもにとって、ほんの少し、口を滑らせた程度の言葉でも、そこに悪意があれば傷つくのです。これだけではなく、ネグレクトや性的暴行だって現実に行われています。

  • これはあくまで相談が寄せられた件数です。核家族化が進み、地域の監視の目や育児への協力が減っている中、その実態はどれくらい多いのか想像もつきません。

  • どうして親は子を虐待してしまうのか

  • 東京都保健福祉局の『児童虐待の実態2』(平成17年)によると、虐待が行われた家庭の状況は、以下のような順になっています。(1~5位のみ記載)

    1位)ひとり親家庭
    2位)経済的困難
    3位)孤立
    4位)夫婦間不和
    5位)育児疲れ
    出典 :どうして「児童虐待」をしてしまうの? [ストレス] All About
     

    この結果を、意外だと思いますか? それとも妥当だと思いますか?

  • 家庭状況からも、家族の支援を受けられず、また周囲から孤立して孤独のうちに育児をしているなか、そのストレスに押しつぶされ、子どもにストレスをぶつけて虐待に至ってしまうというケースが多い
    出典 :どうして「児童虐待」をしてしまうの? [ストレス] All About
     

    虐待は決して特殊な家庭でのみ起こるわけではありません。幸せ一杯の家庭で育ったとしても、ストレスや重圧、子育てが上手くいかないことへの苛立ちなどがトリガーになって、被りたくもない般若の面を被ってしまう人だっています。

  • 虐待や虐待めいたことをされて育った人は、子どもにどう接して良いか良いのかという経験がないため、自分がされたことを無意識で子どもにしてしまうという場合も。

  • 虐待は一人の責任ではないので、困った時に頼れる場所を知っておこう

  • 自治体の保健センターや子育て支援センターに相談すると、地域のさまざまなサポート資源を紹介してもらえます。地域の子育てサロン、おしゃべりの会などに参加することで、少し気持ちが楽になり、虐待の危機に気づくことができたという人は、私の周りにもたくさんいます。
    出典 :どうして「児童虐待」をしてしまうの? [ストレス] All About
     

    もちろん、ママ友だちや独身時代からの友人に話を聞いてもらったり、警鐘を鳴らしてもらうことも大事です。旦那さんが子育てに興味がないというご家庭だとストレスがたまりやすいので、どこか一つだけでも発散できる場所を作りましょう。

  • 何度でも繰り返します。児童虐待は特殊な出来事ではありません。我が子を傷つけ、時には殺してしまった親だって、自分の子どもを虐待するつもりで産んだわけではないのです。自分と、自分の手の届く範囲にいる子どもを虐待から守れるように、正しい知識を持ちましょう。