【こんなリスクがあるの!?】妊娠中絶手術

『妊娠中絶手術』とは、様々な事情から赤ちゃんを産み、育てることが難しい女性が受ける手術です。厚生労働省の統計によれば、2008年に日本で行われた人工妊娠中絶は24万件超と言われています。これだけ広く行われている妊娠中絶手術ですが、実はそのリスクは意外に知られていないのです!

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  • 『妊娠中絶手術』とは?

  • 胎児が母体外で生存できない時期に、人工的に妊娠を中断させ胎児を母体外に取り出すことです。
    胎児の発育がみられなかったり、母体内で死亡してしまった場合は、流産、または自然流産といい、人工妊娠中絶とは異なります。
    出典 :中絶とは?
     

    母体内で不幸にも死亡してしまった場合は『中絶』ではなく『流産』または『自然流産』となり、扱いが異なります。

  • 人工妊娠中絶は母体保護法という法律にそって行われ、 人工妊娠中絶が法律的に可能なのは妊娠21週(21週6日)までです。
    出典 :中絶とは?
     

    『妊娠22週』以降の中絶は違法となります。

  • 手術に適した時期は?

  • 上記で『妊娠22週』以上の中絶は『違法』であることはわかりました。では、中絶手術を行ううえで適切なタイミングとはいつなのでしょうか?

  • 中絶手術は妊娠6週から9週が適しています。超音波検査にて手術可能な時期を決定します。
    出典 :人工妊娠中絶手術/産婦人科「レディースクリニック山原」 名古屋市千種区
  • 4~5週は、子宮口が開き難い、しっかり出たか確認が難しい場合があります。また10週以降は内容が出にくい、出血が多くなる等があります。12週以降は妊娠中期中絶となります。
    出典 :人工妊娠中絶手術/産婦人科「レディースクリニック山原」 名古屋市千種区
     

    妊娠週数が長くなり赤ちゃんが大きくなればなるほど、手術の規模も大きくなっていきます。

  • 『妊娠中絶手術』に伴うリスク

  • 『中絶』も『手術』である以上、やはり手術リスクは存在します。身体の中に存在する胎児を無理やり外へ出す手術なので、やはり母体への負担もかかってしまうのです。

  • ■ 子宮穿孔
    妊娠している子宮は胎児を大きく育てる為に非常に柔らかくなっています。この為、比較的安全な吸引法でも子宮穿孔の危険性はあります。
    出典 :人工妊娠中絶手術 名古屋 クリニックロタージェ
  • 妊娠した子宮は通常よりも軟らかく変化しています。 そのため金属製の器具を使用するので子宮に孔が空いてしまう子宮穿孔の可能性が高くなります。 子宮は筋肉なので小さな孔であればそのまま様子を見ることで収縮して自然に閉鎖しますが、大きくなると出血が多くなり開腹して孔を縫合する必要があります。
    出典 :流産手術
  • 子宮のすぐ上には小腸や大腸がありますが、子宮と貫通して腸管を突き刺すと腹膜炎などが発生するのでやはり開腹手術が必要となります。 ”数分でおわる手術である”と術者が気を抜いてしまうことがもっとも危険なことです。
    出典 :流産手術
  • ■子宮頚管裂傷
    子宮口はお産を経験していない方は、ピンホールの様に閉じています。小さな穴に無理やり吸引機を入れたりすると子宮口が傷つきます。これを予防する為に処置の前日夕方頃に来院して頂きます。
    出典 :人工妊娠中絶手術 名古屋 クリニックロタージェ
  • 外子宮口から子宮頸管上方に向かって生じた裂傷を子宮頸管裂傷といいます。裂傷は頸管の左右方向に起こりやすい傾向にあります
    出典 :子宮頸管裂傷 - goo ヘルスケア
  • 少し切れた場合は出血もほとんどありませんが、出血が多ければ迅速な対応が必要となります。 子宮頚管は「ちくわ」のような筒状で、切れるのはだいたい縦方向が多いです。 また、時計の方向で3時方向と9時方向のどちらかが裂けることが多いです
    出典 :頚管裂傷
  • 子宮頚部はその上の子宮体部に連続しているので、子宮頚管裂傷が大きく、子宮体下部まで裂傷が及んでいると(子宮裂傷)、大出血となり開腹術による縫合が必要となることもあります。
    出典 :頚管裂傷
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    左図をご覧下さい。『子宮頸部』がおわかりになりますか?この頸部が断裂してしまった状態が『子宮頚管裂傷』となります。

  • ■遺残
    人工中絶の時は、子宮の中をきれいにしようとするあまり子宮の壁を傷つけてしまう場合があります。その為、安全で尚且つ確実な状態で処置を終える見極めが必要です。
    出典 :人工妊娠中絶手術 名古屋 クリニックロタージェ
  • 手術後、胎嚢の一部が子宮の中に残ってしまうことがあります。特にいずれ胎盤となる部分が少しでも残ると出血や腹痛の原因になったり、妊娠性のホルモンがずっと産生されてしまったりすることがあります。
    出典 :女性の病気を調べるための情報サイト:女性の健康.NET-人工妊娠中絶
  • 残っている部分がわずかであれば自然に排出されることがほとんどですが、出血が多かったり残っている量が多い場合はもう一度同じ手術が必要になることがあります。
    出典 :女性の病気を調べるための情報サイト:女性の健康.NET-人工妊娠中絶
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    一度手術が完了した後に、再入院して処置をしなければならない場合もあります。前回の処置の傷が癒えないうえちに再度入院、となれば身体的にも精神的にもとても辛いですね。

  • いかがでしたか?
    『妊娠中絶手術』も手術の一つです。手術に伴うリスクは何かしらか存在するものです。しっかりと事前知識を身に付け、不安に感じることがあれば必ず医師に相談して、納得したうえで手術をうけるようにしましょう。