【不安がいっぱい?!心配しないで!!】体外受精の痛み

皆さんは『体外受精の痛み』について、ご存知でしょうか?体外受精は不妊治療の一つで、受精卵を子宮のなかに戻して着床させる、という治療です。
この体外受精、実は治療の流れのなかでおかあさんが『痛み』を感じることがあるのです。
今回は『体外受精の痛み』について、わかりやすくまとめてみました。

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  • 体外受精とは?

  • まずは、『体外受精』の基礎について詳しく学んでいきましょう。

  • 体外受精(たいがいじゅせい、英: In Vitro Fertilization, IVF)は、不妊治療の一つで、通常は体内で行われる受精を体の外で行う方法。受精し分裂した卵(胚)を子宮内に移植することを含めて体外受精・胚移植(IVF-ET)という。
    出典 :体外受精 - Wikipedia
  • 体外受精の方法

  • では、体外受精では具体的にどのような手順をふむのか、順番に見ていきましょう。

  • 最初は、効率よく排卵を起こさせるために各種ホルモン剤や排卵誘発剤などを投与し、過排卵を惹起させるものです。通常はHMG製剤を注射しながら卵胞をモニターし、卵胞がおよそ18mm径になるまで誘発をしたあと、HCG注射により排卵を促すようにします
    出典 :人工授精と体外受精はどう違うのでしょうか?
  • その次の行程ではまず採卵を行います。HCG注射により排卵を促したあと、経膣的に超音波下に卵胞に針を刺して卵を吸引しますが、通常これは麻酔下で行われます。採取した卵は次に培養液中で精子と混和させて受精させます(媒精といいます)。媒精は1~2日培養器内で行い、受精して分割を始めたものを選別します。
    出典 :人工授精と体外受精はどう違うのでしょうか?
     

    ここで『卵胞』に針を刺して『卵子』を採取します。

  • 最後の行程で、選別した受精卵を子宮内へ移植します(胚移植といいます)。戻す個数については議論のあるところで、日本産婦人科学会での勧告では2ないしは3個にとどめるべきであるとされています。また、胚移植後は着床を助けるために黄体ホルモン剤の追加投与を行うのが一般的です。
    出典 :人工授精と体外受精はどう違うのでしょうか?
  • 【体外受精】どの行程で痛みがあるの?

  • ここまで『体外受精』のやり方について学んできましたね。では、上記で学んだ、どの行程のなかで『体外受精の痛み』を感じることがあるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

  • 採卵はそれほど時間はかかりませんが、超音波ガイド下に経膣的に卵胞に針をさして卵を回収するために、痛みとまれに操作後腹腔内出血が起きる場合があります。基本的には外来扱いで採卵を行います。採卵当日は6:30までに来院していただき、静脈を確保し痛みを感じないように麻酔をかけておこないます。
    出典 :体外受精・胚移植 - リプロダクションセンター
     

    なるほど。痛みを感じるのは卵子を取り出す『採卵』の行程なのですね。

  • 針は採卵針という採卵専用のものです。 卵子はとても小さく超音波では見えません。吸い出した卵胞液を顕微鏡でチェックして、卵子を探します。 採卵の時間は、卵胞の数や卵巣の位置によっても変わりますが、だいたい10分くらいです。
    出典 :顕微授精・体外受精 成功のポイント:木場公園クリニックにおける顕微授精・体外受精の方法
     

    『採卵針』というものを卵巣の『卵胞』にさして、卵子を採取するわけですね。注射をして細胞を取り出す、と考えると確かに痛そうですね。

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    左図のように、膣から『採卵針』を卵胞のほうにむかってさして卵胞液を抽出する形となります。

  • 【採卵】麻酔・無麻酔のあれこれ

  • 上記で『採卵』の行程で『痛み』が発生することがわかりました。この採卵の痛みへの対策として、治療では麻酔の有無を選べるようになっているそうです。

  • ①局所麻酔

  • 採卵時は麻酔をします。主に局所麻酔で行ないます。採卵針の通り道となる膣壁に右・左と麻酔薬を注入します。歯医者での麻酔のように、チクッとする感じがあります。
    出典 :顕微授精・体外受精 成功のポイント:木場公園クリニックにおける顕微授精・体外受精の方法
  • ②静脈麻酔

  • 患者様の希望や、卵巣までの距離が深い、卵胞数が非常に多い、重度の子宮内膜症がある、採卵に対する恐怖心が極端に強いなどの状態によっては静脈麻酔で行なうこともあります。
    出典 :顕微授精・体外受精 成功のポイント:木場公園クリニックにおける顕微授精・体外受精の方法
  • ③無麻酔~無麻酔採卵のメリットとは?~

  • 麻酔薬によるトラブル(副作用)を回避できる点です。麻酔薬によって、呼吸抑制、呼吸停止、不整脈、術後の不快感、ふらつきなどがおきる場合があり ます。意識を取るだけの浅い麻酔の場合においても、採卵中に反射に基づく体動によって穿刺した針が思わぬ方向に誘導されて事故が起きる可能性があり ます。
    出典 :加藤レディスクリニック:不妊治療/体外受精 よくある質問
  • 無麻酔なので直接本人確認が行え、取り違えという事故を防止する事が可能です。 さらに、手術中にご本人が自分の採卵風景を直接モニターで確認できるため、情報が直接本人に伝えられるという利点もあります。
    出典 :加藤レディスクリニック:不妊治療/体外受精 よくある質問
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    いかがでしたか?
    確かに『体外受精の痛み』は存在しますが、それには個人差もありますし、必要に応じて麻酔をうまく使用することで、できるだけ身体に負担がかからないよう病院側で配慮して頂けるようです。
    心配事があれば、一度医師に相談してみましょう!