微小血管狭心症の治療

微小血管狭心症は狭心症の一種ですが、従来の治療法であるニトログリセリンがあまり有効でないなどの特殊なケースと言えます。
この微小血管狭心症は特に閉経した年代の女性に多いというのも特徴の一つです。
この微小血管狭心症の治療や原因等を紹介します

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  • 微小血管狭心症とは

  • 狭心症は心筋に血液を供給している冠動脈が狭くなり十分な血液が送れなくなった時に生じます。これには従来、血管内にプラークといわれる脂分が蓄積して狭くなる労作性狭心症と血管はきれいだけど血管が「けいれん」して狭くなる冠れん縮性狭心症の2種類がありました。
    出典 :微小血管狭心症
     

    血管の血流が悪くなって心臓に血が届かない病気。それが狭心症です。

  • これらはいずれもニトログリセリンが有効なことから、これまでニトロがきかない胸痛は狭心症ではないと考えられ、心臓神経症とか肋間神経痛と診断されることもありました。 ところが第3の狭心症としてニトロがききにくい微小血管狭心症の存在が知られています。
    出典 :微小血管狭心症
     

    ニトロが効きませんけど、狭心症の一種。それが微小血管狭心症です

  • 冠動脈が枝分かれを繰り返し、最終的に微小血管となって心臓の筋肉に血液を運ぶ

     

    冠動脈造影で見える冠動脈は本幹が3mm程度、小さい枝で0.3mmですが、それ以下の細かい心臓の筋肉の中を走る血管に痙攣が起こるものです。微小血管狭心症は大きな血管が詰まるわけではないので、命には直接かかわりませんが、なかなか診断がつかず病院を転々とする方もあります。

  • 微小血管狭心症の症状

  • 微小血管狭心症の症状

     

    1. 胸部圧迫感   

    2. 針でさすような痛み  

    3. 息が詰まるような痛み  

    4. 締め付けられるような痛み

  • 微小血管狭心症の症状は上記のように人によって異なります。一般的な狭心症との違いは
    1)通常の狭心症よりも持続時間が長い 
    2)起きる間隔が長い ということがあげられます。
    出典 :微小血管狭心症
  • 通常の狭心症は4~5分もすれば痛みが消えるのに対して、微小血管狭心症の痛みは10分、20分、人によっては半日以上続くこともあります。痛みが起こる頻度は、人によりますが3か月に一回くらいが最も多いパターンです。
    出典 :微小血管狭心症
     

    胸の痛みは長くて半日以上続くこともあるのです

  • 痛みの程度もさまざまで、鈍い痛みの時もあればしゃがみこんでしまうほど強い痛みを感じることあります。その痛み方も毎回同じではありません。微小血管狭心症は読書や就寝中など、安静時に起こりやすいものです。
    出典 :微小血管狭心症
  • 微小血管狭心症と女性ホルモン(エストロゲン)の関係

  • 微小血管狭心症が起こりやすいのは、一般的に更年期を迎える年齢の方に多く見られます。
    原因は女性ホルモンが急激に減少するためと言われおり、微小血管狭心症の発作はストレスや過労などが原因になると考えられています。
    出典 :微小血管狭心症(症状・原因・治療)
  • 男性に多い狭心症では、心臓表面の太い血管が動脈硬化で詰まって起こりますが、微小血管狭心症では心臓の筋肉(心筋)の中を走る細い血管が異常に収縮して狭くなるこで起こります。
    出典 :微小血管狭心症
  • この、血管が狭くなってしまう原因に、深く関係しているのが、女性ホルモンです。女性ホルモンは、45歳~55歳の閉経前後に急激に減少する、いわゆる更年期と呼ばれる時期であり、この更年期に微小血管狭心症は起こりやすいと言われています。
    出典 :微小血管狭心症
     

    女性の閉経後に発症する可能性が高いのが特徴です

  • 微小血管狭心症の治療

  • 血管拡張薬のなかのカルシウム拮抗薬が有効な場合が多いです。へルベッサーやワソランという薬を使用します。また、ニトログリセリンが有効な場合はこれも併用します。
    出典 :微小血管狭心症
     

    基本的にはニトログリセリンは効かないとされている病気です

  • 発作に襲われたときは、仰向けに寝て腹式呼吸で安静にすることが第一です。特に狭心症と微小血管狭心症の違いは、この発作の持続時間にあります。一般的な狭心症は5分間程度で収まりますが、微小血管狭心症の発作の痛みは10分以上続くこともまれではありません。
    出典 :微小血管狭心症(症状・原因・治療)
     

    治療法としては、カルシウム拮抗剤の投与などの薬物療法が一般的です

  • 微小血管狭心症はあまり知られていない疾患です

     

    まずこういう病気があることを理解することが大切です。そして、検査で異常がないと診断されても胸痛が続くような場合は、塩酸ジルチアゼム(商品名ヘルベッサー)やベラパミル(商品名ワソラン)などのカルシウム拮抗薬を試して効果があるか調べます。