陰部の癌!?外陰部パジェット病の症状と治療について

みなさん皮膚にできる癌があることはご存知でしょうか?
外陰部パジェット病は皮膚癌の一種で皮膚原発性上皮性悪性腫瘍の中では3番目に多い疾患です。
皮膚癌全体の約10%を占めると言われています。
外陰部パジェット病の症状と治療についてご紹介します。

view230

お気に入り お気に入り0

お気に入りに追加

  • 外陰部パジェット病とは!?

  • まずは、外陰部パジェット病がどのような病気であるのかを見ていきたいと思います。
    先程、外陰部パジェット病が皮膚の癌の一種であることはお伝えしました。
    では、どのような症状が表れるのでしょうか。

  • ★こんな症状が出ます★

     

    パジェット病には
    ①乳房に症状が出る…乳房パジェット病
    ②脇の下・外陰部・肛門周辺に症状が出る…乳房外パジェット病
    があります。

    今回は②の乳房外パジェット病についてお話します。

    <主な初期症状>
    ・外陰部のかゆみ
    ・外陰部の不快感や変色

    大半の方が外陰部に違和感を覚えるようです。
    特にかゆみを感じる人が多く、場所が場所だけに中々病院に行くことが出来ずに薬局などで買ってきた薬を塗るなどして自己流で対処しようとすることが多いようです。

    <進行すると>
    ・盛り上がったかさぶたの様なものが出来る
    ・かさぶたがジュクジュクしてくる
    ・範囲が広がってくる
    ・熱を持ったかゆみ
    ・患部の痛み

    など、症状が進行していきます。
    薬を塗っているのに症状が悪化するため、「これは普通の病気じゃない」とやっと判断して病院に掛かる人が増えるようです。

  • 外陰部パジェット病は、癌の一種ですので比較的ゆっくりですが転移していく可能性も否定できません。
    また、外陰部と共に足の付け根部分に症状が見られることがあります。

    足の付け根には大きなリンパ節がありますので、転移してしまうと全身に回っていく可能性もあるのでとても恐いのです。

    取り返しのつかないことにならないためにも、続くかゆみや皮膚の色の変化などが見られた場合には早く病院に行くようにしましょう。

  • 外陰部パジェット病の治療について

  • もし外陰部パジェット病になってしまった場合、どのような治療が行われるのでしょうか。

  • ★手術による治療が基本です★

     

    外陰部パジェット病は、皮膚の下にパジェット細胞が出来ることによって起こります。
    皮膚の下なので症状が出ている部分だけではなく、どこまで広がっているかを見極める必要があります。

    また、その病変が悪性なのか良性なのかは調べてみないと分かりませんので、皮膚を切除してしらべることになります。

    その場合、病変よりももう少し大きく、一見正常にみられる皮膚も一緒に切除する必要がありますので元々の病変の大きさにより手術跡が大きくなる可能性もあります。

  • 外陰部パジェット病の恐さ

  • 最初は単なる外陰部のかゆみで、まさか癌の一種である病気であるとは思いもしないことが多いと思います。

    しかし、切除手術の結果によってもその後の治療や命の危険性が大きく変わってきますので、早期発見が必要なのです。

  • ★早期発見が重要です★

     

    組織検査によって悪性と診断された場合

    ・浸潤性が認められない場合…再発する可能性は高いですが、予後は良好とされています
    ・浸潤性が認められた場合…癌の転移に関わらず、広範囲にリンパ節を切除するという手術がしばしば行われます。
    また、他の臓器に転移している可能性もありますので、命の危険性も高くなります。

    転移の可能性が疑われることが多いので、早い段階で全身の癌スクリーニングを行うことが推奨されています。

  • このように外陰部パジェット病はあまり知られてはいませんが、とても恐い病気の一つです。
    命の危険もある病気であることを肝に命じて、早めの受診を心掛けて下さい。