意外に高い発生率、「てんかん」の症状、治療方法、お薬などの基本情報をおさらい

子どもだけじゃなく、いつ、だれがかかってもおかしくないとされているのが、「てんかん」。日本だけでなく、世界でも多くみられる病気です。その症状や治療方法、お薬などの基本情報をおさらいします。

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  • 「てんかん」ってどんな病気なの?

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    大脳ニューロンの過剰な放電(てんかん放電)から由来する反復性の発作(てんかん発作、seizure)を特徴とします。

  • てんかん(英:Epilepsy)とは、脳細胞のネットワークに起きる異常な神経活動(てんかん放電と呼ばれる)のためてんかん発作をもたらす疾患あるいは症状のこと。

  • てんかんは昔からある病気って本当?

  • てんかんは古くから存在が知られる疾患のひとつで、古くはソクラテスやユリウス・カエサルが発病した記録が残っているともされ、現在の各国の疫学データではてんかん発症率は人口の1%前後となっている。
    昔は「子供の病気」と思われていたが、近年の調査研究で、老若男女関係なく発症する可能性があるとの見解も示され、80歳を過ぎてから発病した報告例もある。

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    古代ギリシャの哲学者、著名なソクラテスにもてんかんを発症したという伝えが。

  • 昔は、てんかんは、神聖病とも呼ばれていました。神がかり的な病気とも信じられ、そのため最近まで多くの誤解や偏見があったことも事実です。

  • てんかんはどんな原因で生じると考えられているの?

  • ●脳に異常興奮しやすい素質がある場合(特発性てんかん)

    「脳のけいれん性素質あるいは素因」が原因と考えられており、一般的にその他の脳の異常がなく発達や運動機能 にも異常がないもの。

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    神経細胞が異常興奮しやすくなる原因、それがてんかんを起こす原因です。

  • ●脳に様々な病気が存在するために脳が興奮しやすくなる場合(症候性てんかん)

    多くの場合、様々な程度の知的障害や手足の麻痺などが併存します。てんかん発作もこの場合、脳の障害の合併症とみてよいと考えられます。大脳の形成異常などが認められることも。

  • てんかんの発作ってどんなものなの?

  • てんかん発作は、突然起こり、短時間で突然消失することがほとんどと言われています。
    通常は数十秒から数分以内で消失します。また重要なことは全く同じ形(発作症状) で繰り返すことです。人によっては一生に1回のみの発作を生ずる場合がありますので、2回以上同じ形でくりかえす場合をてんかんと診断することが一般的です。

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    てんかんの発作と一言で言っても、症状は人によって異なります。

  • てんかん発作には様々な形があります。

    最もよくみられるものは全般性けいれん発作(正式には全般性強直・間代発作と呼びます)で昔、大発作と呼ばれていたものです。

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    突然けいれんなどの発作に見舞われると、本人はさることながら周囲も驚きうろたえることと思います。落ち着いて適切な対処をしましょう。

  • このようにてんかん発作は大きく全般発作(最初から脳全体が発作を起こす)と部分発作(脳の一部分から発作がおこる)に二分されています。

    お医者さんからは、てんかん発作がどのような発作であったかよく聞かれると思います。てんかん発作は、てんかんの診断、治療方針を立てる場合に重要な手がかりを与えてくれますので、発作の症状をよく観察しておくことが重要です。

  • てんかんの治療薬、「抗てんかん薬」って?

  • 抗てんかん薬(こうてんかんやく)は、てんかん及びそれに伴う痙攣に対し使用する薬品。

    知覚や意識を障害することなく筋の異常興奮を抑制する働きをもっている。

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    現在も、日々研究・調査が重ねられ、あたらしい抗てんかん薬の開発に世界各国が取り組んでいます。

  • ここ数年、日本でもたくさんの新しい「抗てんかん薬」の投与が開始されています。

    主なものは次の通りです。

    「ガバペンチン」「トピラマート」「ラモトリギン」「レベチラセタム」