「骨折」の治療で代表的な「ギプス」ってどんなものがあるの?期間はどのくらい?

「骨折」した場合、患部をギプスや添え木などで固定してなおすことが一般的ですよね。では、ギプスにはどのようなものがあり、治療にはどのくらいの期間が必要なのでしょうか?

view1876

お気に入り お気に入り0

お気に入りに追加

  • 骨折すると装着する「ギプス」ってそもそも何?

  • ギプスは、ドイツ語のGipsからきており、英語ではcastと呼ばれています。

    知っての通り、ギプスは骨折・靭帯損傷などの治療において患部が動かないよう外から固定・保護し安静を保つ為に用いられる包帯材料もしくは包帯法の略称で、整形外科などの医療機関で使用されるものである。「ギプスなき所に整形外科はない」と称されるように、整形外科にとって重要なアイテムとなっています。

  • ギプス包帯は焼石膏粉末と綿布を組み合わせ、それを水に浸すことで水和反応により凝固する性質を利用したもの(CaSO4·1/2H2O + 3/2H2O → CaSO4·2H2O)である。安価であるが、重く、完全硬化に時間がかかる、X線を通しにくいという欠点もある。近年はよりスピーディーな処置と強度が得られることから水硬性樹脂を含んだガラス繊維(グラスファイバー)製のものが主流となりつつある。
    出典 :ギプス - Wikipedia
     

    最近はグラスファイバーなど材質も進化。

  •  

    骨折すると装着する「ギプス」

  • 「ギプス」の歴史と語源を知ろう!

  • 19世紀の半ば1852年のイギリス・オランダ戦争においてオランダの軍医であったアントニウス・マタイセンが戦場で骨折や銃創を負った兵士を早期に搬送するため、患部を石膏を含んだ巻軸帯で固めたのが始まりとされている。元々はメソポタミア文明時代において患部を収めた木枠に石膏泥を流し込み固める方法が行なわれていたものを改良し、処置の迅速化を図ったものである。

    日本においては従来看護師らが巻軸包帯に石膏をまぶして作成する家内手工業的なものであったが、1955年に国産初の石膏ギプスを東京衛材研究所(現アルケア株式会社)が市販開始し普及した。現在では医療現場からの要求により技術開発が進み、ガラス繊維製の基布に水硬性ポリウレタン樹脂を浸含させたガラス繊維キャスティングテープが主流となっており、石膏ギプスは義肢装具の採型用として使われる程度となりつつある
    出典 :ギプス - Wikipedia
     

    戦争の負傷治療で生まれたのですね。

  • ギプスの装着方法について知りたい!

  • 1.まず装着部位をよく観察し、皮膚の損傷等がないか確認して問題があれば被覆や穿刺排液などの処置を施す。
    2.固定部の肢位が適切かを確認しつつストッキネットなどの下巻材を装着させるが、神経が浅い所を走行している所や、くるぶしなどの骨が出ている所などは圧迫による麻痺・二次的損傷を防止するため厚めにパッドなどを当てておく。
    3.助手に肢位が変わらないよう保持させながら医師がギプスを巻き込んでいくが、安静を保てない乳幼児などに対しては鎮静剤や全身麻酔などを使用することもある。
    4.ギプスは転がすように、よくモールディングしながら巻いていく。術後の消毒など観察が必要な部分や不必要な部分をカットし、腫脹の進むことが予想される場合は減圧のため割りを入れる。
    5.ギプスから出ている部分を傷めないように端部の下巻材を折り返したりテープで保護するなどの処理をしたのち、特に骨折などの際にはX線撮影を行ない整復位を再確認する。
    6.水硬性樹脂を使用したものでは30分もあればほぼ完全に硬化するが、石膏ギプスの場合は完全に乾燥するまでおよそ48時間を要するため、その間は荷重などにより壊れやすく注意を要する。乾燥後も水分や剛性に欠け脆いため破損に対して注意が必要である。なお、乾燥中は気化熱により体温を奪いやすいので反応熱が収まってから毛布などで保温する。
    出典 :ギプス - Wikipedia
     

    助手などとともに、2人がかりで装着。

  • 柔道整復師による包帯を使った手首の固定法 - YouTube

     

    もしもの時のために、知っておいてそんはないですね。

  • ギプスってどのくらい装着するの?影響は?

  • 長期にわたり使用すると、固定された部分の筋肉が萎縮する(廃用性筋萎縮disuse muscular atrophy)。また関節の拘縮や強直、骨の萎縮も起こりうる。そのため、ギプスをとった後は、リハビリが必要になる。使用期間については損傷部位や年齢などに依存するため一概には言えないが、必要最小限にとどめることが望ましい。場合によっては装着期間が数ヶ月に及ぶケースもあるが、近年は積極的に強固な内固定や創外固定を行なうことにより、ギプスの使用期間を短縮もしくは全くなくしてしまう傾向にある。
    出典 :ギプス - Wikipedia
     

    長期間の使用は減少方向に。

  •  

    ギプスの使用はなるべく控える傾向に

  • また長期間の装着で皮膚が蒸れてくるため、必然的に痒みも起きてくる。ギプスそのものを外すことは当然できず、ギプスの上から部分浴をする意味もない。その為、ギプス装着者にとっては、細い針金などで装着部と皮膚との隙間から中を掻くことが唯一の対処法になる。つまり、針金が孫の手のような役割を果たしている。しかし異物がギプス内に残ってしまったり、皮膚を誤って傷つけるなどのリスクがあるため推奨はできない。そのため最近は清涼・鎮痒成分を含んだスプレーが市販されている。
    出典 :ギプス - Wikipedia
     

    ギプス装着時のかゆみとのバトルは厳しい。

  • ギプスはどうやって取り外すの?

  • 自分で勝手に取り外そうとしたり、決してしないでください。

  • り外す時はブレードを振動させてギプスを切る「ギプスカッター」や「ギプス刀」などを使用する。ギプスカッターは振動による摩擦で堅い物を切るものなので、皮膚などの柔らかいものはまず切れない。

    また、ガラス繊維製ギプスの普及により、超音波を用いたカッターも登場している。このカッターは従来の物に対して騒音が少なく、患者の恐怖心を抑えるのにも有用である。
    出典 :ギプス - Wikipedia
     

    取り外し時の音もちょっと怖いですね。