確認行為が止められない…【強迫神経症】あのベッカムも

手を洗ったあとでも汚れが気になったり、戸締まりを何度も確認したくなったりする...そんな経験はありますか?
【強迫神経症】は一つの物事に対してとらわれ、常にこれが気になってしまうという強迫観念が特長の症状です。脅迫神経症やOCD、強迫性障害と呼ばれることもあります。

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  • 日本において、この病気は成人の40人に1人の割合で見られるといわれています。その発症年齢は早く、多くは19~20歳です。成人患者の30~50%は小児期から青年期に症状が出始めていることがわかっています。
    出典 :無意味な行為が止められない~強迫性障害
  • デビット・ベッカムも!

     

    たとえばベッカムの場合は次のような症状があるそうです。

    ・すべてのものがペアになっていなければ気が済まない
    ・家や家具、服装をすべて白に統一している
    ・ものをまっすぐに並べたり完璧な形に直したりして何時間も過ごす


    典型的な不完全恐怖の症状が現れていますね。

    ベッカムは妻からも変人といわれるほどですが、

    周囲の理解が得られたためにチーム内では上手く協調できているそうです。

  • <強迫神経症の代表的な症状>

  • 雑念恐怖

     

    雑念や雑音が気になる。

  • 嫌疑恐怖

     

    人の物を盗んだと疑われるのではないかと心配になる。

  • 高所恐怖

     

    高い所に上れない。

  • 不潔恐怖

     

    何度、手を洗っても気がすまない。

  • 地震恐怖

     

    地震が来るのではないかと不安を感じてしまう。

  • 縁起恐怖

     

    4とか9という数字など、縁起の悪いことが気になってしまう。

  • 万引き恐怖

     

    スーパーなどで自分が万引きするのではないかと感じてしまう。

  • 涜神恐怖

     

    神や仏を冒涜するような観念が浮かび辛くなってしまう。

  • 尖鋭恐怖

     

    針、ナイフ、鉛筆など先の尖った物を見ると、恐くなってしまう。

  • 潔癖症

     

    汚い感じがして、電車の吊革などに触れない。

  • 不完全恐怖

     

    ガスの元栓や戸締まりなどを何回も見直してしまう。

  • 疾病恐怖

     

    ガンやエイズ、精神病にかかっているのではないかと不安。

  • 異性に嫌悪感を感じてしまう。

  • 自分のしたことに自信が持てない。

  • 自分の体が放射能に汚染されてしまったように感じ辛い。

  • 強迫観念は多かれ少なかれ誰でも持っている

  • 手を洗ったあとでも汚れが気になったり、戸締まりを何度も確認したくなったりする経験は、誰にでもあることでしょう。しかし強迫性障害では、それが習慣性をともない、どんどんエスカレートして日常生活に支障をきたすほどの状態になります。

     例えば、手の汚れが気になるという強迫観念に対して、手洗いを必要以上に何度も繰り返すといった強迫行為をしてしまいます。本人もつまらない考えだとわかっているのに、意思に逆らって不合理な考えがふくらみ、止めようとすると不安が募り、安心感を得られるまで強迫行為を止めることができないのです。
    出典 :無意味な行為が止められない~強迫性障害
  • <強迫神経症の発症の原因>

  • 強迫性障害は、脳内の特定部位の障害や、脳内の神経伝達物質であるセロトニンなどの機能異常によって起こるといわれています。
     セロトニンは、脳内の情報を神経細胞(※)から神経細胞へ伝達する役割を担っています。強迫性障害の場合、神経細胞から放出されるセロトニンの働きに何らかの問題が起こって機能異常が生じ、汚れの認識、安全の確認などといった情報の伝達が十分に行われなくなると考えられています。
    ※神経細胞・・・情報の伝達と処理を行う細胞
    出典 :無意味な行為が止められない~強迫性障害
  • <強迫性障害は治るのか>

  • 強迫性障害は治るものなのかというと、薬物治療や行動療法で改善はできますが

    根本から解決するには自分しだいで決まってきます。

    本当に治したいという気持ちがあれば、努力しだいで何とかなってしまうこともあります。


    なかには長い時間が経過するうちに自然に治ったという人もいます。

    病院の治療で改善する人もいれば、逆に症状が悪化してしまう人もいます。

    このように強迫性障害は厄介なものに思えますが、うまく付き合っていくことは可能です。
    出典 :強迫性障害は治るのか | 強迫性障害治療ガイド
  • 強迫性障害は、症状が多様で見分けにくい疾患ですが、適切な治療を早期に開始することが大切です。また患者さんの約3分の1にうつ病の症状が現れるといわれています。うつ病を併発すると苦痛がより大きくなり、治療にも時間がかかります。気になる症状が現れたら、精神科などの専門医を受診して正しい治療を受けるようにしましょう。