冬場に大流行する「ノロウイルス」。かからないための対策は?要望方法、症状などを公開

冬場を中心に,感染力の強いノロウイルスを原因とする「おう吐」や「下痢」などの健康被害が数多く発生します。では、ノロウイルスに感染しないためには、どんな対策が有効なのでしょう?

view2538

お気に入り お気に入り0

お気に入りに追加

  • 冬になると良く聞く、「ノロウイルス感染」。

  •  

    せっかく美味しいものを食べても、あとでおなかが・・・となるとその楽しみもだいなしですよね。

  • 食あたり、食中毒などというと、夏場の高温で食べ物が劣化して起こるとも思いがちでしたが、昨今は冬場の「ノロウイルス」の猛威がニュースで伝えられています。

    しかし、適切な予防で「ノロウイルス」への感染は防げます。その対策を紹介します。

  • 「ノロウイルス」ってそもそも何?

  •  

    目には見えないものだけに、ウイルスには気を付けたいですね。

  • ノロウイルス(英語:Norovirus)は、非細菌性急性胃腸炎を引き起こすウイルスの一属。
    カキなどの貝類の摂食による食中毒の原因になるほか、感染したヒトの糞便や吐瀉物、あるいはそれらが乾燥したものから出る塵埃を介して経口感染する。
    ノロウイルス属による集団感染は世界各地の学校や養護施設などで散発的に発生し、ニュースとなっている。
    「NV」や「NoV」と略される。

  • ノロウイルスにはどんな特徴があるの?

  • ノロウイルスは、乳幼児から高齢者に至る幅広い年齢層で、急性胃腸炎を引き起こすウイルスです。この感染症は11月から3月の主に冬季に多発しますが、時期に関係なく年間を通して患者の発生はみられます。

  •  

    年齢や性別、職種を問わず、誰もが感染する可能性があるのが「ノロウイルス」。

  • ノロウイルスは下痢だけではなく嘔吐を引き起こすことが特徴です。下痢であれば、ウイルスはトイレで流されるため広がりにくいのですが、嘔吐の場合、適切に処理・消毒をしないとウイルスが床に残ります。乾燥しホコリと共に空気中に舞い上がり感染が広がっていくこともあります。
    手指からの感染ばかり気にする方も多いですが、このような空気を介した感染経路も気をつける必要があります。

  •  

    患者が嘔吐した場合には、吐しゃ物の取り扱い、その後の清掃まで細かな注意が必要です。

  • ノロウイルスは感染力の強力さが特徴です。それは同ウイルスが、エンベロープ(宿主細胞の膜)を持っておらず、アルコールや高温に対する抵抗性が強いことが特徴です。また、乾燥や酸にも強く、水中でも長時間生きていることができる非常に厄介なウイルスなのです。そのため、感染力があり、しばしば集団感染を引き起こしてしまいます。

  •  

    学校や職場など多くの人が介する場は、集団感染の温床に。細心の注意が必要です。

  • また、ノロウイルスには一度かかっても安心できないという特徴があります。
    ノロウイルスには多数の遺伝子型が存在するため、同じ人が複数の違った型のウイルスに感染することがあります。さらに、感染が腸粘膜での局所感染なので免疫の持続時間が短いことも特徴です。
    そのため、一度かかったからといって安心していると、再感染を起こすこともありますので、予防には気をつけましょう。

  • ノロウイルスにはどうやって感染するの?その経路は?

  • ノロウイルスの感染はほとんどが経口感染(口から体内に入り感染する)であり、いくつかの感染経路があると考えられています。

    ●感染者のウイルスが大量に含まれる便や吐物などから直接もしくは二次的に感染する場合
    ●調理などを行う食品取扱者が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べた場合
    ●ウイルスに汚染された貝類(特に二枚貝)を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
    ●ウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取した場合

  •  

    自分が摂取する貝類だけに気を付けたらよいわけではありません。周囲の人の健康状態、ウイルスの発生状況も気を付けましょう。

  • ノロウイルスに感染したら症状は?

  • ノロウイルスに感染した際の、主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度(37~38℃くらい)です。

    症状は通常であれば1~2日ほど続いた後、治癒します。また後遺症が残ることもありません。ただし、免疫力の低下した老人や乳幼児では長引くことがあり、激しい嘔吐や下痢による脱水症状に気をつける必要があります。

    また、感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状のみの場合もあります。

  • ノロウイルス感染を防ぐために効果的な対策は?

  • ノロウイルス対策は、食品調理過程や、手洗いなど衛生管理の徹底など、家庭でできる対策がたくさんあります。
    効果的な対策で、感染を防ぎましょう。

    ●ウイルスを含んでいると疑われる食品の中心の温度を、85℃以上で1分間以上保つように加熱すれば、ウイルスの感染性はなくなるといわれています。
    ●カキなどの二枚貝は、体調の悪いときは生で食べるのを控えましょう。
    ●加熱調理用のカキや二枚貝は生で食べないようにしましょう。食べるときは中心部を1分間85℃以上に加熱しましょう。十分に加熱すると、身がちぢみ、ウイルスがいる茶色や黒色の内臓部分が固まります。
    ●生の二枚貝にさわった手や器具で、他の食品を扱わないようにしましょう。
    ●貝の砂抜きをするときや、殻から中身を出すとき、貝を洗うときは、貝に付いている水が食品や食器、調理器具に飛び散らないよう注意しましょう。砂抜きをするときは、フタをするとよいです。
    ●生の二枚貝にさわったら、よく手を洗いましょう。
    ●包丁やまな板を使うときは、先に生野菜などの加熱しない食品を切り、生の貝は後で切りましょう。生の貝に使った包丁やまな●板と、調理済みの食品がふれないようにしましょう。
    ●生の貝に使った調理器具は、使い終わったらすぐに洗いましょう。洗った後、熱湯をかけると消毒効果があります。
    ●食中毒にかかった人の便や、吐いたものから感染することもあるので、さわったら石けんで手を洗いましょう。
    ●便や吐いたものを処理するときは、使い捨ての手袋とマスクを着けて、汚物の中のウイルスが飛び散らないように、ペーパータオルなどで静かに取り除きましょう。使ったペーパータオルなどはビニール袋に密閉しして捨てましょう。
    ●便や吐いたもので汚れた床を拭いたぞうきんなどは、表示されている濃度にうすめた塩素系漂白剤にひたして消毒しましょう(塩素系漂白剤を使うときは、表示されている使用方法を守りましょう)。
    ●便や吐いたもので汚れた床などは、表示されている濃度にうすめた塩素系漂白剤を含ませた布でおおい、しばらくそのまま置いて消毒しましょう(塩素系漂白剤を使うときは、表示されている使用方法を守りましょう)