脳卒中、脳梗塞の後遺症のある人は、誤嚥性肺炎に注意

嚥下能力の低下に伴う誤嚥性肺炎の危険性と、その予防について。

  • ayaui 更新日:2013/09/27

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  • 誤嚥性肺炎って何?

  • 誤嚥性肺炎は、細菌が唾液や胃液と共に肺に流れ込んで生じる肺炎です。高齢者に多く発症し、再発を繰り返す特徴があります。再発を繰り返すと耐性菌が発生して抗生物質治療に抵抗性を持つため、優れた抗生物質が開発された現在でも、多くの高齢者が死亡する原因になっています。
    出典 :一般社団法人日本呼吸器学会 - 誤嚥性肺炎
  • どうして起こるのか

  • 誤嚥性肺炎は、脳卒中や全身麻痺、あるいは麻痺などの症状のない脳梗塞において、神経伝達物質の欠乏によって、咳反射や嚥下反射の神経活動が低下して起こります
    出典 :一般社団法人日本呼吸器学会 - 誤嚥性肺炎
     

    飲み込む能力が低下すると、細菌を含んだ唾液が肺に入り込んでしまい、多く起こります。

  • 誤嚥性肺炎を起こすしくみ

  • 誤嚥性肺炎の予防方法は?

  • 脳梗塞予防薬

     

    脳梗塞を予防することによって、嚥下機能の低下を抑えます。

  • 再発予防には、脳梗塞後遺症として使われるアマンタジンや抗血小板作用を持つ脳梗塞予防薬が有効です。これらの治療薬は咳反射や嚥下反射を改善し、脳梗塞を予防して誤嚥性肺炎を予防します。咳反射を亢進させる降圧薬であるACE阻害薬も有効であるという報告もあります。
    出典 :一般社団法人日本呼吸器学会 - 誤嚥性肺炎
  • 口腔ケア

     

    口腔内を清潔に保つことで、肺に細菌が入り込むことを防ぎます。

  • また、歯磨きを毎日して口の中の雑菌を減らしたり、食後に一定時間(2時間)座ってもらって胃液逆流を防ぐことも誤嚥性肺炎の予防にとって大切です。さらに、高齢者では、歯ぐきをマッサージしますと、嚥下反射が改善して誤嚥性肺炎の予防に役立ちます。
    出典 :一般社団法人日本呼吸器学会 - 誤嚥性肺炎
  • 食事介助の工夫

     

    飲み込むスピードに合わせて、ゆっくり少しずつ。
    食事中や食後しばらく座位を保って消化を促すことも忘れず。

  • 誤嚥を起こしやすい患者さんの食事介助では,起座位または上半身をやや高くした体位とし,少量ずつゆっくり時間をかけて,患者さんの嚥下能力に合わせる必要があります.日常の排便コントロールや,食後の半座位の保持などの工夫により腹圧をかけないことが食物残渣の胃食道逆流や嘔吐の防止に有効とされております.
    出典 :29 誤嚥性肺炎について(1)
  • 排便コントロール

     

    適切な排便コントロールで、逆流や嘔吐を予防します。

  • 食道裂孔ヘルニアのある患者さんや,腹満があり嘔吐をきたしやすい患者さんでは,日常より排便のコントロールを行い,食後半座位の保持などの工夫により腹圧をかけないようにし,食物残渣の胃食道逆流や嘔吐を防止するようにします.
    出典 :29 誤嚥性肺炎について(1)
  • 誤嚥性肺炎の治療方法

  • 誤嚥性肺炎は、肺炎の原因となる細菌を殺菌する抗生物質で治療します。また、胃液を肺の中に吸い込んで肺炎になった場合、ステロイドを短期に用いて肺炎を鎮める場合もあります。さらに、酸素欠乏(呼吸不全)になった場合は、酸素吸入を行います。重症の呼吸不全では人工呼吸器などによる治療も併せて行います。
    出典 :一般社団法人日本呼吸器学会 - 誤嚥性肺炎