加齢に伴う老化と睡眠障害

加齢は生まれた時から始まり死に至るまでの道筋です。
老化は成体となってから数々生じてくる負の現象です。
老化は誰もが同じように起きるものではありません。
老化と睡眠障害について・・・

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  • 加齢に伴う老化と睡眠障害・・・

  • 加齢により、朝早く目が覚める、夜中に何度も目が覚める、寝つきが悪くなるなど、睡眠も変化します。これは、脳が加齢によって老化し、機能が低下するために起こる現象です。
    出典 :睡眠障害 | 加齢 老化に打ち勝つ! いつまでも元気でいるために
     

    ● 早朝覚醒

    ● 睡眠中断

    ● 入眠困難

    ⇒ 老化

    ⇒ 脳機能の低下

  • 直接的原因・・・

  • 睡眠の必要量の減少、最高体温の低下、体温の日変動サイクルのずれ、メラトニンの減少があります。
    出典 :睡眠障害 | 加齢 老化に打ち勝つ! いつまでも元気でいるために
     

    活動性低下

    ホメオスタシスの低下

    ホルモンの減少

    ⇒ 老化

  • 間接的原因・・・

  • 頻尿、持病、睡眠障害、過剰な昼寝、寝室環境、カフェインの摂取などがあげられます。
    出典 :睡眠障害 | 加齢 老化に打ち勝つ! いつまでも元気でいるために
     

    生活習慣の見直しと生活環境を整える工夫が必要

  • 睡眠の効率の低下・・・

  • 加齢に伴い睡眠効率が低下します。

    入眠時間が遅くなったり、夜間の覚醒回数が増える、深い睡眠の時間が少なくなるなどします。

    睡眠のサイクルは、「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」から構成されます。

    そして、「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」のサイクルを一単位とし、一晩に4~5回の周期を繰り返すのが通常なのですが、高齢者は、浅いレベルのノンレム睡眠が延長し、さらにレム睡眠が短縮されます。

    ですから、入眠までに長い時間がかかり、深い睡眠が短くなるので全体的に眠りが浅く、分断化しやすくなるため、熟眠感が得られにくくなります。とはいっても、総睡眠時間は、成人とあまり変わりません。
    出典 :加齢による睡眠にかかわる身体機能の変化
     

    ノンレム睡眠ステージが浅くなる

    レム睡眠の短縮

  • 睡眠の役割・・・

  • 人間はなぜ眠るのでしょうか。

    起きているときは、体をささえたり動かしたりするのに、たくさんのエネルギーが必要です。

    このため、起きている間は骨の中(骨髄腔)で血液をつくることができません。

    ところが、体を横たえ眠ると、酸素やエネルギーの消費量が最小限ですむために、骨髄腔ではこれらを使って、造血できるようになります。造血は、免疫の要でもあります。従って、睡眠は心身を癒す最良の休養法なのです。
    出典 :睡眠不足は老化を促進する?|不眠・眠りの情報サイト スイミンネット
  • 細胞が生まれ変わるとき・・・

  • 私たちの体は約60兆個の細胞からなっていますが、このうち1兆個は、日々の新陳代謝によって生まれ変わっています。

    これをリモデリングと言いますが、実はこの細胞のリモデリングは、睡眠中に行われているのです。

    ですから睡眠不足になると、細胞のリモデリングが十分に行われないため、若さを保てなくなります。

    つまり、老化が促進されます。

    また、体調不良の状態ではリモデリングに時間がかかることから、睡眠が不足すると、さらに老化が進むことになります。睡眠はたっぷりとりましょう。
    出典 :睡眠不足は老化を促進する?|不眠・眠りの情報サイト スイミンネット
     

    睡眠は脳と身体とのメンテナンス時間。

    脳は睡眠している時にだけ、それもノンレム睡眠の時にだけ休息をとることができる。

  • 高齢者と睡眠障害・・・

  • 1)睡眠時無呼吸症候群

    眠ると全身の筋緊張が低下する。

    この時、睡眠時無呼吸症候群では舌が喉の奥の方に落ち込み呼吸を止めてしまう。

    換気が停止すると血液中の酸素濃度が低下する。

    これに対する防御反応として覚醒がおこる。

    患者は、睡眠中にこうした無呼吸と覚醒をくり返すため、夜間睡眠の質的低下が起こる。

    さらに、この結果として日中の眠気が出現する。

    中年以降の男性に多くみられるが、閉経期以降は女性の頻度も上昇する。

    睡眠時無呼吸症候群が高齢で始まった場合には、中途覚醒を主に訴える場合もある。

    確定診断には、終夜睡眠ポリグラフ検査が必要である。

    治療としては、経鼻的持続陽圧補助呼吸療法が適応となる。
    出典 :第22回大会教育講演
  • 2)周期性四肢運動障害とむずむず脚症候群

    周期性四肢運動障害では、睡眠中に繰り返す、四肢の不随意運動が原因となって浅眠化や中途覚醒が引き起こされる。

    不眠の訴えとしては中途覚醒が主体であり、随伴症状として熟眠感欠如、日中の眠気がみられる。

    下肢のぴくつきを自覚していない患者も結構多く、終夜睡眠ポリグラフィーを行って初めてわかることも多い。

    むずむず脚症候群では、就床と同時に下肢にむずむずとほてったような異常な感覚が生じ、下肢をじっとしているのが困難で寝つくことができないと訴える。

    睡眠障害の訴えとしては、入眠障害があり、熟眠感欠如、日中の眠気を伴う場合もある。

    患者は往々にして、眠れないから足の置き場のないような感じがするという具合に、勝手に関係づけて積極的に訴えないこともあるので、必ず尋ねる必要がある。

    周期性四肢運動障害およびむずむず脚症候群とも、睡眠薬は有効でない。

    背景にある異常感覚や不随意運動を治療するドパミン作動薬(プラミペキソールやロピニロールなど)やベンゾジアゼピン系薬剤であるクロナゼパムを眠前に投与する。

    周期性四肢運動障害およびむずむず脚症候群の背景に鉄欠乏性貧血や腎機能障害が存在する場合には、これらの身体疾患の適切な治療により、症状が軽快することがある。
    出典 :第22回大会教育講演
  • 3)うつ病

    大うつ病では、入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒と種々の睡眠障害を伴う。

    これに加え、休息感・熟眠感欠如、離床困難(目が覚めているのに気落ちして床からなかなか出られない)はうつ病に比較的特徴的な症状である。

    若年成人に比べ、老年期のうつ病では典型的抑うつ気分や精神運動抑制が目立たず、不眠のみを訴えることがあるので注意が必要である。

    うつ病が疑われた場合には、抗うつ薬投与によるうつ病治療と平行して不眠の治療を行う。
    出典 :第22回大会教育講演
  • 4)不眠症

    身体疾患を持つ患者の場合、疼痛や掻痒、夜間の頻尿(特に利尿剤服用中の患者)などにより、中途覚醒が増すことが知られている。

    高齢者に高頻度で投与されている身体疾患治療薬物のなかには副作用として不眠をもたらすものがあるので注意する必要がある。

    大きなストレスを受けると、一過性に不眠が起こる。

    しかし、この時の対処が適切でないとこれが慢性化して不眠症に発展する。

    寝つけないで苦しい思いを経験すると、眠りに対するこだわりが強くなる。

    こうなると精神的ストレスが解消されても寝つき自体が唯一の心配事となる。

    このような場合、床につくと今晩は気持ちよく寝つけるかどうかということが一番の不安の種になる。

    不眠を恐れるあまり、入眠時の不安が増強され、慢性的入眠障害に発展する。

    就床時刻にはこだわらず、眠くなるまで床につかないよう指導することが重要である。

    8時間が標準的睡眠時間でこれより短いと睡眠不足だと思っている患者は多い。

    定年退職や仕事が変わったなど生活に変化があった場合、早くに床に就くようになるなどの睡眠習慣の変化により、床の上で過ごす時間が増え、かえって眠りにつくのに時間がかかるようになったり、夜中に頻回に覚醒するようになること多い。

    7時間以上床の中で過ごさないよう指導する必要がある。
    出典 :第22回大会教育講演
     

    布団の中には早く入らない

    眠れないとき、目が醒めてしまったときは、思い切って眠る事を諦めた方が良い場合も・・・