肥満・・・遺伝子研究でわかった事、そして変わる常識?!

肥満と言えば、運動不足と栄養過多が主要因としてあげられ、生活習慣病の代表とされていますが、名古屋大の浅井真人特任講師を中心とした研究グループが、肥満抑制遺伝子の存在を確認して、運動不足と栄養過多とが肥満に必須な要因ではないとの研究結果を得ました・・・これからの研究の進展が期待されております。

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    肥満とはどのような身体の状態をいうのでしょうか?

  • 身体に中性脂肪がたまっている。

  • 標準体重より20%以上体重が多い

  • BMIによる標準体重の算出方法

    標準体重(kg) = 身長(m)×身長(m)×22

  • 世界各国の肥満比べ

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    肥満の原因といわれるものは、最新の研究では遺伝子の影響があるとされていますが、その他にもどのような原因があるのでしょうか?

  • 原因となる疾病がない ⇒ 原発性肥満

  • 原因となる疾患が無いと言うことから、運動不足や栄養過多などが原因と言われていますが、最近の研究で「肥満遺伝子」、「肥満抑制遺伝子」の存在が確認され、必ずしも運動不足や栄養過多だけが、肥満となるものではないと考えられるようになっています。

    現在のところ10種類の肥満に関連する遺伝子が発見されていますが、日本人の肥満に大きく関連する遺伝子は、3種類と言われており、その遺伝子の影響により異なる三種類の肥満体型になります。

  • 肥満と生活習慣

  • 肥満遺伝子による日本人の肥満体型

     


    リンゴ型 ⇒ β-3アドレナリン受容体遺伝子が標準と異なるタイプ

    洋なし型 ⇒ 脱共役タンパク質1遺伝子が標準と異なるタイプ

    バナナ型 ⇒ β-2アドレナリン受容体遺伝子が標準と異なるタイプ

  • 遺伝病、ホルモンの疾患 ⇒ 二次性肥満

  • 病因がない肥満ではなく、遺伝性の疾患やホルモン異常による疾患によって生じる肥満であり、専門的な治療が必要となります。

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    肥満に随伴する疾病にはどのようなものがあるでしょうか?

  • 肥満に随伴する疾病

     

    ◇糖尿病
    ◇高血圧
    ◇動脈硬化
    ◇腰痛
    ◇脂肪肝
    ◇痛風
    ◇胆石
    ◇変形性膝関節症
    ◇月経異常
    ◇睡眠時無呼吸症候群
    ◇逆流性胃炎

    などなど

  • 肥満・肥満症チェック

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    肥満の治療と対策とはどのようなものがあるでしょうか?

  • 肥満自体は、基本的には治療の対象ではない

  • 病的な肥満でなければ、肥満自体は治療対象ではなく、日常生活習慣を変えて行く工夫、努力が必要となり、その指導を受けることになります。

  • 肥満に随伴する疾病は、医療機関に受診し治療を行う

  • 肥満に随伴する疾病は、医療機関への継続受診が必要であり、併せて日常生活習慣の改善についての指導を受ける事も必要です。

  • 日常生活で身体を動かす5箇条

    ◇階段を利用する
     2~3階の移動には、エレベーター、エスカレーターを利用しない。

    ◇近距離は歩いて
     自転車はあまりエネルギー消費にならない。歩く方が良い。

    ◇家事はこまめに
     家事はまとめてやるよりも、こまめにやるほうがエネルギーを消費する。

    ◇駅やバス停は、ひと駅歩く
     普段、運動する機会が少ない場合は、ひと駅分ほど歩く習慣をつける。

    ◇だらだらテレビを見ない
     ゴロゴロしている時間を減らすには、テレビを見る時間を制限する。

    出典 :肥満 - 健康マトリックス