知っておけば怖くない!?~手術~

脳腫瘍の治療は、腫瘍の種類とその大きさや位置に応じて行われます。私たちは、脳腫瘍に対して外科手術、放射線療法、化学療法などの治療法を持っています。その一つ手術を紹介します。

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  • 手術とはどのような事をするのでしょうか?

  • 手術の長所

  • いろいろな治療法が発達してきましたが、取れるものなら手術で取ってしまうのが一番です。そのために、レーザーで焼いたり超音波で腫瘍を砕いたり、種々の手術機器が開発されています。また、カーナビのような、手術中に今どこを触っているかを示してくれるナビゲーションシステムや、腫瘍だけを蛍光色素で光らせて摘出する方法などもあります。
    出典 :脳腫瘍は怖くない!|| 大阪医科大学脳神経外科
     

    したがって、脳以外の組織から発生する腫瘍は、全部摘出できる可能性が高くなり、全摘出できた場合は完全に治ってしまいます。

  • もちろんメリットがあればデメリットもあります。

  • 手術の短所

  • でも、腫瘍の位置や大きさによって脳にダメージを与えずに摘出することが困難かまたは不可能な場合もあり、あまりに大きい場合は2回に分けて手術を行ったり、手術後に放射線療法を追加する場合もあります。脳から発生する腫瘍は周囲の脳に浸潤しているので、全部摘出することは特別な場合を除いて不可能です
    出典 :脳腫瘍は怖くない!|| 大阪医科大学脳神経外科
  • なんとこういった発見もあります。

  • 摘出難しい脳腫瘍に新手術法 再発率が激減 大阪市立大

  • 脳腫瘍(しゅよう)の一種で、全摘出が難しく再発しやすい「頭蓋咽頭腫(ずがいいんとうしゅ)」について、大阪市立大のグループは独自開発した手術法で、従来40%以上だった再発率を13・5%に抑えることに成功したと発表した。脳神経外科の大畑建治教授は「手術成績を飛躍的に向上させることができた」と話している。
    出典 :摘出難しい脳腫瘍に新手術法 再発率が激減 大阪市立大:朝日新聞デジタル
  • 頭蓋咽頭腫は、脳の中心に近い視床下部や脳幹の周辺にでき、患者数は年間約700人。多くは良性だが、周囲の神経や組織を圧迫し、視力やホルモン分泌に障害をもたらす。

  • 大畑教授によると、通常の手術は顔の前などの骨を除いて腫瘍(しゅよう)を摘出する。だが、途中には神経や動脈が通り、「おりの中の物を、おりに触れずに取り出す手術」のため、取り残した腫瘍が再び大きくなったり、神経などを傷つけたりするリスクがあるという。

     大阪市大は1985年に、耳の後ろから骨を削って腫瘍にたどり着く「経錐体(けいすいたい)法」を開発。大畑教授らは手術時間短縮などの改良を重ね、99~2011年で27~71歳の患者16人に執刀した成績を評価した。
    出典 :摘出難しい脳腫瘍に新手術法 再発率が激減 大阪市立大:朝日新聞デジタル
  • 手術後の画像診断などで、15人で腫瘍はほぼ全摘出できていた。シミュレーションによる5、10年後の再発率は13・5%で、世界の論文で報告されていた40%以上から、大幅に下げることができた。

     大畑教授は「講習会などで普及に努め、全国で受けられる手術法にしたい」と話している。
    出典 :摘出難しい脳腫瘍に新手術法 再発率が激減 大阪市立大:朝日新聞デジタル
  • 東京大学脳神経外科より

  • 神経膠腫(グリオーマ)

    神経膠腫の治療は、手術、放射線治療、化学療法(抗がん剤)が標準的な治療法です。しかし残念ながら、これらの標準的治療法をもってしても治療が難しい患者様が数多くおられます。そこで、我々はこれらの標準的な治療を確実に行うとともに、新しい治療法についても積極的に取り入れながら、個々の患者様において最善と思われる治療に取り組んでいます。
    出典 :東京大学医学部脳神経外科:脳腫瘍
  • 手術でできるだけ腫瘍を取り除くことが予後の改善につながると言われますが、腫瘍の部位によっては腫瘍を摘出することで麻痺、失語、意識障害などの重篤な合併症が起こる危険があります。

    そこで上記のような検査所見から脳の大事な領域と腫瘍との関係を同定し、手術においても症状を悪化させないよう最善の方法をとって、腫瘍をできるだけ摘出します。

    つまり我々は、生活に支障をきたすような症状の悪化を生じない範囲で、出来る限りの腫瘍の摘出を目指しています。

    その様な手術は、執刀医はもとより、各分野に精通した医師らによる緊密な協力体制により成り立っております。
    出典 :東京大学医学部脳神経外科:脳腫瘍