脛骨の疲労骨折!あのスポーツが原因!

スポーツ競技中に発生する「骨折」には「外傷性骨折」と「疲労骨折」があります。
今回はこの疲労骨折について、中でも多い脛骨の疲労骨折についてまとめます。

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  • 疲労骨折とは

     

    急激な一瞬の外力により発生する通常の骨折とは異なり、運動などによって骨の局所に繰り返し負荷が加わって発生する骨折です。例えば、金属に繰り返し力を加えると、ついには折れてしまう現象とよく似ています(図1)。

  • 【発生する主な原因】

    ①骨に付着する筋肉の牽引力により発生する。

    ②骨の周囲の筋肉の疲労により、支柱としての脛骨にアンバランスな歪んだ力が加わり発生する。

    ③筋肉の疲労により足のクッション作用が低下することで、脛骨に繰り返し衝撃が加わり発生する。
    出典 :よくある症状・疾患|札幌市中央区の整形外科・内科・スポーツ整形なら札幌スポーツクリニック
     

    健康に良いと思ったスポーツ、大好きなスポーツでこのような疲労骨折の原因を作っているかも?!

  • 疲労骨折はスポーツ選手に発生するめずらしい骨折のタイプです。スポーツの種類によっていろいろな部位に発生します。痛み、腫脹などの症状がでます。痛みの部位、スポーツの種類、症状などから診断することが可能です。
    出典 :疲労骨折の原因・症状・治療 [怪我・外傷] All About
  • 【疲労骨折の発生部位】

    骨折の発生部位は特定の競技によって異なる部位で発生します。

    ・脛骨…短距離走、バスケットボール、バレーボール
    ・中足骨…長距離走、サッカー
    ・有鉤骨(手根骨の一つ)…野球
    ・中手骨…テニス
    ・肋骨…ゴルフ、野球
    ・上腕骨…野球(ピッチャー)
    ・腰椎…サッカー
    出典 :疲労骨折の原因・症状・治療 [怪我・外傷] All About
  • 疲労骨折がよく発生する部位とスポーツ競技を挙げてみますと

    1) 尺骨(肘より先の腕の小指側の骨)→剣道
    2) 肘頭→野球
    3) 肋骨→ゴルフ
    4) 恥骨→長距離走選手
    5) 脛骨→ジャンプ競技、ランニングの多い競技
    6) 足舟状骨→陸上、ランニングの多い競技
    7) 中足骨→ランニングの多い競技、第5中足骨はサッカー
    出典 :医療法人鉄蕉会 亀田メディカルセンター|患者さまへ|話題の病気・予防|話題の治療|スポーツにともなった疲労骨折
  • 好発部位

     

    疲労骨折はほとんど全身の骨に発生するが、特に下肢に多く、年齢的には発育期の10歳代に集中する。下の図は、競技種目別の好発部位を示しています。

  •  

    スポーツ選手では短期的に集中的なトレーニングを行ったときに生じることが多いのも特徴です。
    選手側の要因としては、筋力不足、アンバランスな筋力、未熟な技術、体の柔軟性不足などが考えられ、環境側の要因としては、オーバートレーニング、選手の体力や技術に合わない練習、不適切なシューズ、練習場が固すぎたり、柔らかすぎるなどが考えられます。

  • 小学生低学年から50代まで幅広く発生します。多いのは10代で16歳がピークです。これは言うまでも無く、スポーツによる過度の負荷が原因だからです。
    出典 :Vol.163 【スポーツ医学の現場から】|S・PORTよこはま|ハマスポどっとコム[横浜スポーツ情報サイト]
  • 【疲労骨折の症状】

    局所の疼痛がみられます。また骨折部位の腫脹、隆起などがみられることもあります。
    痛みの症状ですが、運動の始まりに痛みが強くでて、途中は痛みが軽くなります。
    運動終了時から終了後にかけて痛みが強くなります。運動を休んでいる間は痛みはほとんど出現しません。
    出典 :疲労骨折の原因・症状・治療 [怪我・外傷] All About
  • 【疲労骨折の診断】

    問診と診察でおおむね疲労骨折の診断は可能です。
    出典 :疲労骨折の原因・症状・治療 [怪我・外傷] All About
  • X線では、発症初期にはひびが見えず、216週になって骨の異常を認め始めます。X線で異常を認めない場合には、復帰を急ぐスポーツ選手では、骨シンチグラフィーやMRI検査を行うことがあります。
    出典 :Vol.163 【スポーツ医学の現場から】|S・PORTよこはま|ハマスポどっとコム[横浜スポーツ情報サイト]
  • 上記で挙げられたスポーツをするお子さんを持つ方も、
    気になったら整形外科へ連れて行ってあげてくださいね!

  • 脛骨の疲労骨折

  • 脛骨疲労骨折の発生部位による分類

     

    疲労骨折が生じ、痛みが出る部位によって、3つのタイプに分けられます。

    【疾走型疲労骨折】
    脛骨の上1/3の部分に生じる。→陸上競技など、走ることが多いスポーツに生じやすい。比較的治りやすい。

    【跳躍型疲労骨折】
    脛骨の中央1/3の部分に生じる。→バレーボールなど、ジャンプ動作を伴うスポーツに生じやすい。 難治性とされる。

    【後内側型疲労骨折】
    脛骨の、主に下1/3の部分で、後内側に生じる。→様々なスポーツで生じ、発生頻度が最も高い。 比較的治りやすい。

  •  

    【脛骨の疾走型疲労骨折】
    野球、サッカー、ラグビー、陸上競技などで観られますが、どの競技でも原因はランニングにより発生します。発生部位は、脛骨上1/3と下1/3に多いといわれています。

    【脛骨の跳躍型疲労骨折】
    この骨折は脛骨の中央前面に発生する疲労骨折で、主に跳躍を繰り返すバスケットボールやバレーボール、体操、バレーダンス、陸上の跳躍競技などで観られます。

  • ●ランニング障害に多い疾走型とジャンプの繰り返しで起こる跳躍型

    ●疾走型は脛骨上1/3または下1/3境界部、跳躍型は中1/3に発生

    ●疾走型は制限、安静で治癒するが、跳躍型は手術になるケースが少なくない
    出典 :脛骨疲労骨折 | ランニング障害SOS ランナーのためのストレッチ、治療、リハビリ方などを解説
  • 脛骨の疲労骨折の症状

     

    脛骨の疲労骨折についてお話します。発生しやすい場所が(図1)に示すように、脛骨を3分割したとき、上から順に、内側、前方、内側の三つあります。疲労骨折の痛みは、一般的に運動時の痛みですが、安静時にも不快感を感じることがあります。外傷性骨折の様に、激痛で歩行困難になることがないので、運動を続けてしまうことが多いのです。三つの場所を指で押して痛い時は、疲労骨折を疑う必要があります。

  • 【要因1 骨の形態】

     

    左の図は右側の脚のモデルです。

    左の写真は正面から見た図ですが、彎曲になっています。
    また、右の図は側面から見た図ですが、前方に彎曲して
    いるのが分かります。このような形状が原因で圧縮応力
    が上中1/3近くに集中しやすい構造になっています。

  • 【要因2 方法】

     

    簡単に言えば、練習時間(量)も原因と言われています。

    急激な運動量の増加によって疲労骨折が多く生じていると
    統計的にも示されています。

    ですので、中学1年生や高校1年生に多く発症しています。

  • 【要因3 環境】

     

    靴のクッション性に問題があったり、
    練習場所の路面の硬さや傾斜、
    凹凸などが下腿への負荷を増加させ、
    疲労骨折が生じる要因の一つと考えられています。

  • 【重症度分類】

    軽度:日常生活では痛みを感じないが、運動中あるいは運動後に痛みが発生する。

    中等度:日常生活でも、運動でも痛みが発生し、局所の熱感、圧痛(押した時の痛み)が著明である。

    重度:進行して骨折部に動きやずれが発生し、運動が困難になるもの。
    出典 :よくある症状・疾患|札幌市中央区の整形外科・内科・スポーツ整形なら札幌スポーツクリニック
  • 脛骨の疲労骨折 どうしたら治るの?

  • 運動を中止して、安静にすれば必ず治る疾患です。
    一方、運動を継続しながらコンディショニングを行い治すことも可能です
    (両者で治癒期間に大きな差はありません)。
    出典 :よくある症状・疾患|札幌市中央区の整形外科・内科・スポーツ整形なら札幌スポーツクリニック
  • 疲労骨折が見つかった場合は基本的にはすぐに練習は中止すべきである。
    骨折があり転位をしているもの以外は外固定の必要はない。
    3-4週間ほど練習を中止してから徐々に再開をする。
    その間はプールなどを使用して心肺機能を維持することが望ましい。
    そして疲労骨折に至った原因(偏平足や過回内足、柔軟性の低下など)を除去する必要がある。
    ただし大腿骨や脛骨の疲労骨折は保存的治療に反応しないことも多く手術的治療が選択されることもある。
    出典 :疲労骨折 - Wikipedia
  • 【安静】

    疲労骨折がみつかった場合すぐにそのスポーツの練習を中止します。
    必要に応じ固定を行います。
    4週間から8週間までの固定が必要となる場合が多いです。
    しかしながら激しい負荷のかかる運動選手の場合、
    12週間から16週間までの安静が必要となることもめずらしくありません。
    出典 :疲労骨折の原因・症状・治療 [怪我・外傷] All About
  • 【リハビリ】

    安静期間のあとに徐々にリハビリを開始します。
    まずは運動を禁止して日常生活だけのリハビリを行います。
    この期間も何ヶ月もの時間が必要となります。
    その後に徐々に運動を再開しますが、痛みが生じない範囲に制限する必要があります。
    疲労骨折の場合、同じ部位が再骨折する可能性が高いので慎重に運動を再開する必要があります。
    出典 :疲労骨折の原因・症状・治療 [怪我・外傷] All About
  • 【手術】

    転位の著しい疲労骨折の場合、手術が必要となります。
    ただし手術後のリハビリが最低6ヶ月間必要となります。
    出典 :疲労骨折の原因・症状・治療 [怪我・外傷] All About
  • 違和感があったら、まずトレーニングを中止して整形外科に相談してください。