【ココロの治療】PTSDを克服したい人のためのまとめ

さまざまな出来事によって起こりうるココロの病・PTSD。これを治療して克服したいと思っている人のために、その仕組みや治療法などまとめました。PTSDに苦しんでいるあなたや周りの人の手助けになりますように。

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  • PTSDとは何か?

  • 『PTSD(心的外傷後ストレス障害)』とは、日常とはかけ離れた強烈なストレスによって、心に深いトラウマ(心的外傷)を負った後に発症する心の病気です。過去の耐え難い苦痛な体験で受けたトラウマの後遺症として、日常生活に支障を来たすような様々な障害が現れてきます。
    出典 :PTSD(心的外傷後ストレス障害)
  • 非日常的な強烈なストレスが、平和であったはずの日常生活にも影響を及ぼす。
    PTSDになった経緯も然ることながら、その後のツラさも想像を絶するものでしょう。

  • PTSDの症状

  • ・離人感
     自分が自分でないような、自分がその場に居ないような気分の事です。
    PTSDでは、被害のショックで離人感が強くなります。
    ・失感情
     離人感と似ていますが、こちらは「感情が湧かない」という症状を指します。
    事件の後、事件がまるでテレビの中の空絵事のように思えたりして、かえって冷静になってしまったりします。
    ・フラッシュバック
     事件の後、日常生活の中で、ふいに事件の情景が頭を走馬灯のように
    通り過ぎ、自分でも感情の収拾がつかなくなる症状のことを指します。トリガー(事件を思い出させる事や物)、がきっかけになる場合が多いです。
    ・悪夢や睡眠障害
     寝ている間に、脳がトラウマをいやそうとして、悪夢を見たり、寝汗をかいたりします。このような症状から、不眠などの睡眠障害がおこる場合もあります。
    ・対人恐怖や引きこもり
     トラウマにより、人を信用できなくなったり、人が恐くなってしまったりします。
    そのため、人と話すのがおっくうになったり、外に出るのが嫌になってしまったりします。
    ・鬱、やる気の無さ、無関心
     ショッキングな出来事を体験する事で、日常生活がどうでもよく思え、やる気がなくなります。平和な日常がどうでもよく思えたり、今まで好きだったテレビ番組やゲーム、趣味などにも関心が湧かなくなります。性的関心もなくなります。
    ・パニック障害
     理由も無いのに、突然、心臓がドキドキしたり、冷や汗がでたり、めまいが起きたり、吐き気がしたり、失神したり、発熱したりします。
    ・怒りやイライラ感
     訳も無くイライラしたり、八つ当たりがしたくなったり、怒りの感情がわくことを指します。どうしようもなくなって、ケンカをふっかけてしまったり、無謀な運転をしたり、危険な行為をしてしまったりする場合も、怒りの変形である場合が多いです。
    ・過度の驚愕反応
     大きな音がすると過剰に反応してしまったり、寝ている間にささいな音で飛び起きてしまったりすることを指します。
    ・集中力のなさ、刺激の追求
     やる気がおきなかったり、ひとつのことに集中できなくなります。また反対に、刺激を求めて、ひとつの仕事を続けていけなくなったり、放浪したり、定住できなくなったり、性的に淫らになったり、ギャンブルやアルコール中毒になる場合もあります。
    出典 :PTSDの症状 - Yahoo!知恵袋
  • トラウマとPTSDの違い

  • PTSDとトラウマをごっちゃにして考えてしまっている人も少なくありませんが、両者には決定的な違いがあります。

  • PTSDとは、外傷的出来事にさらされたことによる精神的な後遺症のことです。突然の不幸な出来事によって、命の安全が脅かされたり、大けがをしたり、恐怖感や無力感を感じるなど、強い精神的衝撃を受けることが原因とされています。また、自分自身が直接の被害者とならなくても、悲惨な光景を目撃したり、家族が被害を受けるなどでも強い精神的ショックを受けることもあります。

     PTSDのきっかけとなる出来事としては、各種の災害、戦争、テロ、事故、犯罪被害、暴力犯罪、性暴力、虐待、大事な人の死などが報告されて来ています。

     「心的外傷」を指す場合の「トラウマ」とは、何らかの出来事によって急激に押し寄せる強い不安や恐怖で、個人の対処能力の範囲を越えるものとされています。不安という感情は私たちの日常生活で体験しうるごく一般的な感情です。日常の不安とトラウマとの区別は、前者が時間経過とともに薄れ、ある程度一人でも対処可能なものに対して、後者は出来事を何度も思い出したり、そのショックで社会生活が困難になったり、自信を失い家に閉じこもったりする点で異なります。
    出典 :PTSDとは | CPT Japan
  • ココロの弱い人がPTSDになるわけではない

  • しかし、このような経験をした人が全員PTSDになるわけではありません。同じ事故にあっても、PTSDになる人とならない人がいます。
    では、PTSDになる人はこころの弱い人なのでしょうか?実際にはそんなことはなく、屈強な男性がPTSDに悩まされている例もたくさんあります。どんな人がPTSDになりやすいのかはわかっていません。PTSDは、誰がなるかわからない障害です。言いかえれば、誰にでもその可能性があるのです。
    いつまでもこころの傷を克服できないからといって、自分を責めないでください。とても怖い思いをしたあなたにとって、PTSDは自然の反応ともいえるのです。
    出典 :PTSD|こころの病気を詳しく知ろう|みんなのメンタルヘルス総合サイト
  • 「誰でもPTSDになる可能性はある」
    これはすなわち「あなたにも克服できる病である」と言い換えることができるのではないでしょうか。

  • PTSDかどうかセルフチェックしてみよう

  • 自分ではなんともないと思っていても、体や心には症状があらわれていることもあります。
    思い当たる節がある人は一度チェックしてみるといいでしょう。

  • ただし、これはあくまでセルフチェックの範疇ですから、真剣に治療・克服しようと考えるなら必ず専門医の診断を仰ぎましょう。

  • PTSDの治療方法

  • さまざまな治療方法がありますので、見つけるまでに多少の時間はかかっても、あなたの状態に合うものを受けるといいでしょう。

  • 心理療法

  • PTSDの大きな特徴は、過去のトラウマ体験が悪夢やフラッシュバックなどの形で現在も続いてしまうこと。過去のトラウマ体験を過去の出来事として終了させることが、治療のゴールです。

    意外に思われる人も多いようですが、出来事を消化するためには、トラウマ体験をなかったこととして意識に上らないように抑えつけるのではなく、実際に起きてしまったこととして受け入れ、自分からその話ができるようになることが回復への大きな一歩となります。

    心理療法では、通常は断片化されているトラウマ体験時の記憶をつなぎあわせて記憶を再構築したり、原体験と似た状況を人為的に作り出してトラウマを再体験するなどの手段を使います。意識から払いのけたい衝動が生じるトラウマ体験を直視できるように手助けすることで現実と向き合い、出来事が消化できるまで治療を続けます。またカウンセリングなどを通じて、不合理なほど強くなってしまった自責の念など、PTSDで生じやすい誤った考えの矯正も行います。
    出典 :PTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療法 [メンタルヘルス] All About
  • 以下も心理療法のひとつとして行われているPTSDの治療法です。

  • 薬物療法

  • PTSDを根本的に克服するのではなく、PTSDによって起こる様々な体の不調を整える意味で行われるのが薬物療法です。
    薬を飲んだからといってPTSDそのものがよくなるわけではないことを知っておくといいでしょう。

  • PTSD治療の国際的なガイドラインで、第一選択となっているのは曝露療法です。また最近では、対人関係療法やEMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)も効果が認められています。

    つまり、薬物療法は、PTSDでは中心となる治療法ではありません。では、薬を用いる意味は無いのかというとそんなことはありません。PTSDの患者さんにとっても薬は役立つのです。

    PTSDで使われるのは、主にSSRIです。再体験、回避・マヒ、覚醒亢進の、3つの中核症状すべてに効果があります。薬によって症状が和らぐと、患者さんは心身のバランスがよくなります。心が安定するため、トラウマ体験と向き合えるようになり、感情のコントロールも改善します。

    もちろん、薬物療法は、薬以外の治療法と併用することができます。PTSDの人は、薬という異物が体に入ることに対して警戒心を持つ傾向がありますが、怖がる必要はありません悩んでいる症状を医師に伝え、薬を活用するとよいでしょう。
    出典 :PTSD治療での薬の役割 | PTSDとは | PTSD・パニック障害解説サイト
  • 漢方薬を使った治療を行なっている病院もある

  • 効果が出るまでに時間がかかると言われますが、体への負担・副作用が少なく服用できるという点で漢方薬を選ぶ人もいるようです。

  • 柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):
    神経質でビクビクして不安が強く、よく動悸を起こす場合や、対人恐怖や視線恐怖があり人からどう思われているかが過度に不安になるタイプに用いられる。投与量は7.5mg/日
    柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう):
    適応は柴胡加竜骨牡蠣湯と似るが、もう少し体力が弱い人や、気力が低下している人に用いる。冷えが強い人、胃が弱い人、うつ兆候がある人、寝汗をかく人などの恐怖・不安・不眠が対象となる。投与量は7.5mg/日
    甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう):
    柴胡系と違い、パニックや過換気症候群を起こす患者や、泣いてばかりで、時に衝動的な行動を起こす患者、フラッシュバックに伴う悲哀的感情のある患者に用いる。体力が弱くても使用でき、頓服としても利用される。投与量は7.5mg/日
    桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう):
    動悸・不安・緊張・不眠などの場合に用いるが、特にフラッシュバックや悪夢の繰り返しなどがある場合に有効。投与量は7.5mg/日
    加味逍遙散(かみしょうようさん):
    月経周期に関連しておこる不安障害、更年期障害に伴う神経症状、月経症状に伴う不安・イライラ・強迫観念・動悸・胸部症状に用いられる。投与量は7.5mg/日
    半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう):
    鬱々として不安を伴い、食事がのどを通らない場合に用いられる。投与量は7.5mg/日
    加味帰脾湯(かみきひとう):
    不安だけでなく、体力・気力が低下している場合に用いる。投与量は7.5mg/日
    出典 :姫路 心療内科|前田クリニック PTSDの治療方法
  • 最後に

  • PTSDを「克服したい」「治したい」という気持ちはとても大切な一歩だと思います。
    だからこそ、無理はしないで。

    たとえゆっくりでも、あなたのペースで進めばいつかは必ず新しい道が見えてきます。
    まずはあなた自身を大切に、一歩一歩を大切にしてくださいね。