突然襲ってくる動悸やめまい、異常発汗。それは「パニック障害」の症状かもしれません!

満員の電車やバスに乗っていて、急に激しい動悸やめまいに襲われ、変な汗が大量に噴き出したことはありませんか?学校の授業などで、3人掛けの机の真ん中の席に座らされると、急に体が緊張でこわばったりしたことはありませんか?思い当たるフシがある方は、ひょっとしたら「パニック障害」という病かもしれません。

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  • パニック障害とはどんな病気なのか?

  • 「パニック障害」とは、突然激しい動悸や発汗、息苦しさや心臓付近の不快感、めまいなどに襲われ、
    「このままでは死んでしまうのではないか」という恐怖感に襲われる、という症状が特徴です。

  • こんな症状があったら疑ってみてください

  • A.特にきっかけなく、次の症状のいくつかが急に出現することがありますか?

    悸亢進、心臓がドキドキする、または心拍数が増加する
    発汗
    身震い、手足の震え
    呼吸が速くなる、息苦しい
    息がつまる
    胸の痛みまたは不快感
    吐き気、腹部のいやな感じ
    めまい、不安定感、頭が軽くなる、ボンヤリする
    非現実感、自分が自分でない感じ
    常軌を逸してしまう、狂ってしまうのではないかと恐れる
    死ぬのではないかと恐れる
    知覚異常(しびれ感、うずき感)
    寒気またはほてり


    B.上記Aの症状の4つ以上に心当たりがある方は、次の項目が当てはまるかどうかもチェックしてください。

    1.上記Aの症状のいくつかが、ほぼ同時に現れる現象(パニック発作)が繰り返し生じている
    2.「またパニック発作が起きるのではないか?」という心配(予期不安)がある
    3.パニック発作を経験してから、外出や乗り物に乗ることなどが苦手になった(広場恐怖)


    上記のAの13項目のうち4項目以上が当てはまり、
    さらにBにも当てはまる項目がある場合には、
    パニック障害の可能性が考えられます。
    出典 :パニック障害|独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター 
  • もしも「パニック障害かな?」と思ったら

  • ●まずは街中や駅前にあるような、「心療内科」の診療所へいきましょう。
    ●初診の場合は予約が必要なところも多いので、必ず予約の必要の有無を確認すること。
    ●ただの「内科」だと、「風邪」「疲れ」「ストレス」などと診断され、見落とされる可能性があります。
    ●大きな病院へいく必要はありません。紹介状がないと高いお金を取られます。
    ●「どんな症状が」「いつから出ているのか」などをまとめた紙を医師に見せると非常にスムーズです。

  • 心配なのは「ドクターショッピング」

     

    症状の原因を勝手に風邪だと思い込み、
    市販の風邪薬を飲むだけで済ませてしまったり
    内科で「風邪みたいなんですけど」と言って診察を受けたりすると
    いつまで経っても「パニック障害」という診断に辿り着かず、
    症状が出るたびに病院へ行っては、すぐにまた症状が出る、
    ということを繰り返し、その結果「医師不信」「病院不信」になり
    悪循環に陥ることがあります。

  • どんな治療が行われるのか

  • 治療は、まず内科などと同じように問診から始めます。

    問診には特に時間をかけて、心身の具体的な症状、苦痛の頻度や程度、本人や家族の病歴、
    仕事や日常生活などについて詳しくお聞きします。

    次に、身体的な病気がないか、薬物の中毒による発作ではないか、身体的な検査を行って確かめます。
    また必要に応じて、脳や神経系の検査や心理テストや性格診断テストなどを行った末に、
    今後の治療方針を決めます。

    治療は大きく分けて「薬物療法」と「精神療法」の2つがあります。

    精神療法として広く用いられているのが、認知行動療法と自律訓練法です。

    治療の中心になるのは薬物療法で、最も確実な効果が期待できる療法です。
    出典 :姫路 心療内科|前田クリニック パニック障害の治療方法
     

    パニック障害の症状は、風邪やその他の疾患の初期症状と似ている場合も多いので
    まずはそれらの可能性を排除するために、採決や心電図、レントゲン検査など
    様々な検査を経てから診断、治療に入ります。

    基本的には薬物療法が主流で、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という薬を
    処方されるケースが多いです。
    最近ではSNRI(選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)という
    新たな種類の薬も登場しており、より高い治療効果を発揮しています。

    薬物治療で改善が見られない場合などには、認知行動療法を始めとした精神療法を行います。
    パニック障害の症状は、「もしここで気分が悪くなったらどうしよう」という予期不安や、
    大勢の人混みを過度に怖がる広場不安など、「思い込み」「考え方」「条件づけ」といった
    心理的要因が元で出ることが多いからです。

  • 薬を過度に怖がる必要はありません

     

    パニック障害の治療に処方される薬は
    「抗うつ薬」「抗不安薬」に分類されるので
    副作用等を心配する人が非常に多いです。

    しかし医師や薬剤師の正しい処方に従っている限りは
    問題はなく、怖がる必要はありません。

    むしろ薬物治療を拒んでいるうちに
    症状が進行して治りにくくなる方が問題です。

  • あの有名人も実はパニック障害

  • Kinki Kidsの堂本剛は、自身の苦しんだ過去を公表している。
    ライブ中に過呼吸等で突然倒れたり、控え室に戻ったりしている。
    また、1stソロアルバムの中には「Panic Disorder」という楽曲を本人作詞作曲で収録している。

    プロ野球選手の小谷野栄一は「同病者を勇気づけたい」とパニック障害であったことを公表。
    現在も疾患を抱えながらプレーを続けている。

    女優の田中美里が、2002年8月28日放送の『わたしはあきらめない』(NHK)で、
    2000年末に発作に襲われパニック障害と診断されたと語った。

    また、その日の放送で、番組の司会者の長島一茂が、
    自身も1996年以来、パニック障害を患っていると明かした。

    タレントの安西ひろこは著書「バルドーの告白」の中で、
    2001年から2008年まで休業した理由がパニック障害であったことを明らかにした。

    演歌歌手の大江裕は、2010年11月の中頃に突発的体調不良から2012年2月まで休業していたが、
    2012年3月7日の新曲発表を兼ねた復帰会見でパニック障害を発症していた事を明らかにした。

    イギリスの自然科学者チャールズ・ダーウィンは若い頃からパニック障害を患っていたとされている。
    出典 :パニック障害 - Wikipedia
  • パニック障害は「治る病」です!

     

    パニック障害は、早期に正しい治療を始めれば
    かなり高い確率で「寛解」(かんかい=症状が出ないように抑え込めている)
    という状態にまでもっていくことが出来ます。

    「ひょっとしたら私も・・・」と思った時は
    迷わずに近くの心療内科を受診しましょう。