知っておこう!一酸化炭素中毒について。

毎年、冬場になると増加するのが一酸化炭素中毒による死亡事故ニュースです。一酸化炭素は、炭素含有物の不完全燃焼によって生じる無色・無味・無臭の気体で、発生に気づきにくいという特徴があります。

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  • どんな病気ですか?

  • 一酸化炭素には、酸素の約250倍も血液中のヘモグロビンと結びつきやすい性質があります。

  • ヘモグロビンは、全身の細胞や組織に酸素を送り届ける役目をし、一酸化炭素を吸い込むと、酸素より先にどんどんヘモグロビンと結びついてしまいます。

  • ヘモグロビンが運ぶ酸素の量が減り、全身の細胞や組織が酸素不足におちいり、ついには窒息死(ちっそくし)に至ってしまうのです。

  • 一酸化炭素は、自動車の排気中によく含まれますが、他にも不完全燃焼をおこした際にも発生します。家庭では、これらの一酸化炭素を吸い込む中毒事故が多いようです。

  • 主な原因

  • 山中湖のワカサギ釣り船で小学生ら四人が一酸化炭素中毒 - YouTube

  • 一番身近なところでは、閉鎖空間の中でストーブなどの暖房器具を用いる場合があります。昔の日本家屋ではすき間がありましたが、今のマンションなどは気密性が高いため、まさかと思うような状況でも事故が起こります。

  • 症状

  • 一酸化炭素と結びついたヘモグロビンを「一酸化炭素ヘモグロビン:COHb」といい、血液中の濃度によって症状が異なります。

  • 頭痛、疲労感、判断力低下、吐き気・嘔吐、意識障害、けいれんが現れます。血管の透過性が亢進し、肺水腫(はいすいしゅ)や脳浮腫(のうふしゅ)を起こす場合もあります。頭部CTで淡蒼球(たんそうきゅう)という部位に低吸収像を認める場合は、予後不良です。発症メカニズムは不明ですが、いったん回復したのち再び昏睡(こんすい)に陥る「間欠型一酸化炭素中毒」もあり得ます。

  • 治療方法

  • 予防救急と応急手当「ガス中毒」 - YouTube

  • ヘモグロビンから一酸化炭素を追い出すため、100%酸素の吸入を行ないます。高圧酸素療法が行なわれることもあります。同時に安静を保ちます。長時間、間欠型(かんけつがた)一酸化炭素を吸い込んでいた場合は、4週間ぐらい安静が必要です。退院後も、しばらくは急な運動をしないようにしましょう。安静を守らなかったり、急な運動をしたりすると、間欠型一酸化炭素中毒がおこる危険があります。