島倉千代子の命を奪った肝臓がん、その症状と治療法

2013年11月8日、歌手の島倉千代子さんの命を奪った肝臓がんの症状と治療法を調べてみました。

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  • 沈黙の臓器・肝臓

  • 肝臓とは、肋骨の内側にある消化器官系の臓器です。「沈黙の臓器」とも呼ばれ、強い臓器であるために肝臓の調子が悪くなってもそれがあまり表に出ません。様々な機能を持っており、一般的によく知られているアルコールの分解だけではなく、栄養分の分解や合成、有害物質の解毒、消化のための胆汁の分泌なども肝臓の仕事です。
    出典 :肝臓がんとはなにか、「肝臓がんのガイドブック」
  • 肝臓がんとは?

  • 肝臓のがんは、肝臓にできた「原発性肝がん」と別の臓器から転移した「転移性肝がん」に大別されます。原発性肝がんには、肝臓の細胞ががんになる「肝細胞がん」と、胆汁を十二指腸に流す管(くだ:胆管)の細胞ががんになる「胆管細胞がん」、ほかには、小児の肝がんである肝細胞芽腫(かんさいぼうがしゅ)、成人での肝細胞・胆管細胞混合がん、未分化がん、胆管嚢胞腺(たんかんのうほうせん)がん、カルチノイド腫瘍などのごくまれながんがあります。
    出典 :肝細胞がん 基礎知識:[がん情報サービス]http://ganjoho.jp/public/cancer/liver/
  • 肝臓がんの種類

     

    肝臓がんには二種類あります。
    元々肝臓にがんができる原発性肝臓がんと、他の臓器から転移してきた転移性肝臓がんです。さらに、原発性肝臓がんは主に「肝細胞がん」と「胆管細胞がん」に分けられます。
    日本では原発性肝がんのうち肝細胞がんが90%と大部分を占め、肝がんというとほとんどが肝細胞がんを指します。

  • 肝臓がんの初期症状

  • 「沈黙の臓器」と言われている通り、基本的に肝臓は強く、ちょっとした不調があっても表には出してくれません。いつも肝臓の機能の2/3程度しか力を出していないため、一部分ががんになってしまっても、他の部分が健康だと、「問題ない」と絶好調のように装うのです。そのため、「初めて症状が出る頃」を初期症状というのなら、それはもう進行している状態です。
    早期の状態だと、少しだけ食欲不振や倦怠感、疲れやすいといった症状が出ることもありますが、風邪などの身近な病気の症状に近いため、見逃してしまうことも多々あります。
    出典 :肝臓がんの初期症状
  • 肝臓がんの自覚症状

  • 自覚症状

     

    肝がんは、直径5cm以下の初期段階では、ほとんど症状が現れないと言われています。5割以上の方は、無症状のうちに画像検査等によって肝がんが発見されています。
    肝がんの初期症状としては、全身の倦怠感を覚える人が6割近くと最多になっており、次いで4割以上の方が食欲不振、腹痛、お腹の張りを訴えています。
    その他にも、体重減少、腹水、発熱、横断、吐き気・嘔吐、浮腫、吐血・下血も
    自覚症状として挙げられます。

  • 肝臓がんの検査と診断

  • 肝臓がんの検診

     

    ●画像診断
     ・超音波検査
     ・CT検査
     ・腹部血管造影検査
    ●血液検査(腫瘍マーカー)
     ・AFP(アルファ型胎児性タンパク)
     ・PIVKA-II(ビタミンK欠乏性異常プロトロンビン)

  • 肝細胞癌は、ほとんどが肝硬変か慢性肝炎の肝臓に発生します。肝細胞癌の治療では、他の臓器の癌と異なり、癌自体の状態のほかに肝硬変の状態が治療方針の決定に大きく影響します。すなわち、癌の根治を目指すあまり、広範囲な肝臓の切除を行うと、肝不全に陥り死亡する危険性があるのです。したがって、治療においては肝局所の根治を目指すことと肝機能温存の両立が重要となります。
    出典 :肝臓癌の診断と治療
  • 肝臓がんの治療

  • 肝切除、肝動脈塞栓術、経皮的エタノール注入療法の3療法が中心です。最近、経皮的エタノール注入療法にかわって、マイクロ波凝固療法、ラジオ波焼灼療法が施行されている施設もあります。各治療法は、それぞれ長所・短所があり、一概に優劣をつけることはできません。がんの進みぐあい、肝機能の状況などの条件を十分考慮した上で選択されます
    出典 :肝臓がん(消化器科)
  • 外科療法:肝切除

     

    肝切除は、がん部を含めて肝臓の一部を切りとる方法です。

  • 肝動脈塞栓術

     

    肝動脈塞栓術とは、がんが生きていくために絶対不可欠な酸素を供給している血管を、人工的に塞ぎ、がんへの酸素の供給をストップし、がんを窒息させ死滅させる治療法です。

  • 経皮的エタノール注入療法

     

    経皮的エタノール注入療法とは、99.5 %以上のエタノール、すなわち純アルコールを肝がんの部分へ注射して、アルコールの化学作用によりがん組織を死滅させる治療法です。

  • マイクロ波凝固療法

     

    マイクロ波凝固療法とは、電磁波であるマイクロ波を肝がんの部分に照射し、発生する誘電熱により、がん組織に代謝障害を起こして死滅させる治療法です。

  • ラジオ波焼灼療法

     

    ラジオ波焼灼療法は、導電体に電流を流すと電子の移動に伴う摩擦により熱が生じる導電熱により肝がん組織を死滅させる治療法です。

  • 肝臓がんの予防

  • 原発性肝臓がんの予防ですが、まずは原因となるB型肝炎ウィルスやC型肝炎ウィルスに感染しないようにしなくてはなりません。
    ウィルス感染を予防する対策として、まず「これらのウィルスの感染者の血液や体液を直接触れないようにする」ということが挙げられます。感染者の血液や体液が自分の体内に入り込むことによって感染してしまいますので、カミソリや歯ブラシなどを他人と共同で使用することは避けてください。タトゥーやピアスを入れる時は医療機関を通すことで適切です。
    性交渉での感染もしますので、コンドームなどで体液が付着することを防ぐことが大切です。感染者と接する場合は、自分の体の傷を保護しておかなければなりません。
    ただ、人間の体には目に見えない傷ができていて、自分では気付かないうちに接触し、ウィルスに感染してしまうこともありますので気をつけてください。
    他に肝臓がんの予防として大切なのは、やはり生活習慣を正すということではないでしょうか。睡眠不足や運動不足などは健康に悪影響を及ぼし、肝臓の機能の低下を招いてしまいます。食生活を改めることも大事です。
    糖尿病は肝臓がんに影響すると言われていますので、糖尿病になるような食事をしている方は改善してください。
    出典 :肝臓がんを予防する
  • 肝臓がんの専門医