押さえておきたい「ジフテリアの予防接種」の基本。理想的な接種時期と回数は?

ジフテリアは重症になると死亡することもある病気です。しかし、ジフテリアの予防接種を受けることで防げる病気ですので、適切な時期に適正な回数の予防接種を受けることでしっかり予防しましょう。

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  • ジフテリアはこんな病気です

  • ジフテリア菌...の感染により発症する。患者や無症候性保菌者の咳などにより、飛沫を介して感染する。毒素産生菌、非産生菌とも重症化の可能性がある。
    出典 :IDWR: 感染症の話
     

    ジフテリアはジフテリア菌が病原体の病気です。この病気はワクチンで防げる病気であることからVPD(Vaccine; ワクチン Preventable; 防げる Diseases; 病気)と呼ばれます。VPDと呼ばれる病気には百日咳、ポリオ、日本脳炎などがあります。ジフテリアの予防接種を受けることで、後遺症が残ったり、死亡するリスクを回避することができます。また、ジフテリアのワクチンは不活性ワクチンと言って、病原性(毒性)を完全になくした病原体から、免疫を作るのに必要な成分だけを取り出して製剤にしたものなので、とても安全性の高いワクチンです。

  • ワクチンで防げる病気(VPD)

     

    【不活性ワクチン】
    ジフテリア
    B型肝炎
    ヒブ感染症
    小児の肺炎球菌感染症
    百日せき
    ポリオ
    日本脳炎
    インフルエンザ
    A型肝炎
    狂犬病 など

  • 予防接種を受けに行く前に:一般的注意「予防接種は体調のよいときに受けるのが原則です。体調のよいときに受けましょう。」
    出典 :DT(ジフテリア・破傷風)第2期予防接種の実施について
  • では、ワクチンはいつ、接種すればよいのでしょうか?

  • 2012年7月以前に誕生した子どもで、すでに三種混合(DPT)ワクチンを接種している場合は、原則として四種混合ワクチンではなく、三種混合ワクチンを4回受けます。
    出典 :四種混合(DPT-IPV)ワクチン・三種混合(DPT)ワクチン・二種混合(DT)ワクチン- Know VPD!
  • ジフテリアの予防は四種混合(DPT-IPV)ワクチンまたは三種混合(DPT)ワクチン(いずれも定期接種・不活化ワクチン)で行います。
    近年、赤ちゃんの百日咳が流行していますので、より確実で効果的な予防接種には生後3か月から4週間隔で3回の接種が求められます。

  • 理想的な接種時期と回数

     

    生後3か月:4週間隔で3回
    生後3か月:ヒブ、小児用肺炎球菌などと同時接種
    生後3か月:四種混合(三種混合)ワクチンを3回
    生後3か月:BCGワクチンの接種
    11歳時:ジフテリアと破傷風のDTワクチン

  • 2012年8月以降に誕生した赤ちゃんは4種混合ワクチンを接種します

  • 2012年8月以降に誕生した赤ちゃんは、原則として2012年11月に導入された四種混合(DPT-IPV)ワクチンを接種します。

  • 2012年8月以降に生まれた赤ちゃん

     

    原則として、
    四種混合(DPT-IPV)ワクチンを接種

  • ジフテリアの予防接種の方法

  • 自治体から四種混合(DPT-IPV)ワクチンの無料券(接種券)が届きます。
    ワクチンの無料券(接種券)の届く時期が生後4か月を過ぎる場合がありますので、その際は2か月過ぎからでも保健所に送付を依頼してください。

  • 同時接種の安全性

  • 日本の赤ちゃんが1歳前に接種する主なワクチンは6~7種類。何回か接種するワクチンもあり、接種回数は15回以上にもなります。...そこで、有効なのが同時接種です。同時接種は必要な免疫をできるだけ早くつけて子どもを守るだけでなく、保護者の通院回数を減らすことができます。
    出典 :同時接種の必要性・安全性 - Know VPD!
  • ワクチンの同時接種は安全です

     

    不安に思う事があったら
    かかりつけの小児科医に相談しましょう!

  • ワクチンを接種することで健康を損なうと不安に思う方もいらっしゃいますが、実際には現在のワクチンは安全性が高いので心配することはありません。
    赤ちゃんのためにも早く免疫をつけて、危険なVPDから子どもを確実に守るために同時接種をおすすめします。ワクチンは接種年齢になっていれば、何本でも受けられます。例えば、米国では生後2か月の赤ちゃんは6種類の予防接種を受けています。

  • ワクチンで治るからと言って軽くみてはいけません

  • ジフテリアは重症になると空気の通り道が完全に詰まり、死亡することもあります。
    また、心臓の筋肉が侵されるので、絶対安静が必要です。安静にしていても、心臓が急に止まって死亡することもあります。
    その他、神経系に障害が残る場合もあるので決して軽視できない病気なのです。

  •  

    子どものためにも、しっかり予防接種をしましょう