「注意」ALSのリハビリに無理は禁物です!

運動神経を司る部分に異常をきたし筋肉を動かすことが出来にくくなってしまう病気のALS。
ALSは筋委縮側索硬化症といい、筋肉が動かしにくくなるためリハビリなどを行わないと筋肉が硬く固まってしまう症状が見られます。
ALSにおいてリハビリはとても大切なものなのです。

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  • ALSの基本…どんな症状がでる病気なのか

  • ALS(筋委縮性側索硬化症)と聞いて、どのような症状が出る病気であるか分かる方は少ないのではないでしょうか。
    世の中にはALSと闘っている患者さんが約8500人ほどいらっしゃるそうです。

    また、2014年の夏に海外のセレブなどから広まった「ALSアイスバケツチャレンジ」というチャリティー運動は記憶に新しいところで、このチャリティーを通じてALSという病気を初めて知ったという方も多いことでしょう。

    では、ALSがどのような病気であるのか…基本を押さえておきたいと思います。

  • ★こんな症状が出ます★

     

    ALSは運動に関わる神経にトラブルが起こることにより、脳や末梢神経からの「動け」という指示が届きにくくなり、進行してしまうと指示が届かないので動かせなくなってしまう病気です。

    神経の病気なので脳は健康なため、理解しているのに動かない…というジレンマに陥る方も多いと言います。

    <初期症状>
    ・手足が上げにくい
    ・歩ったり、走ったりしにくい
    ・「らりるれろ」が言いにくい
    ・飲み物を飲み込みににくい

    など、今まで何気なく出来ていたことに少しずつ違和感を始めて病院に行く方が多いようです。

    <進行していくと>
    様々な筋肉が動かせなくなってしまいます。
    顔・呼吸・心臓など全てが筋肉で動いていますから表情がなくなる・人工呼吸器が必要になります。

  • また非常に残念なことに、現時点でALSに対する治療薬はありません。
    そして、ALSになってしまうと進行を遅らせることは出来ますが完治することは出来ません。

    進行型の病気ですので、早期発見・早期治療が必要不可欠です。

  • ALSのリハビリと注意点

  • ここまで述べてきたように、ALSは運動を司る神経の異常から筋肉が動かしにくくなる病気です。

    筋肉は動かしていないと硬くなって、やがて動かなくなってしまいます。
    ですから、ALSと診断された時から筋肉にアプローチをするリハビリが必要になってくるのです。

    では、どのようなリハビリが効果があるのか見ていきましょう。

  • ★リハビリで筋肉をほぐしましょう★

     

    <ALSのリハビリの目的>
    ①筋肉が委縮することの予防
    ②筋力を維持していくこと

    ①②を実現するために、どんなリハビリが行われるかというと…
    ・全身の筋肉を使う運動
    ・関節を痛めないための、関節を柔らかくするマッサージ
    など、筋肉をほぐして動かすということが中心となります。

    また、日常生活の動き
    ・起きる
    ・座る
    ・食べる
    ・寝る
    ・歩く
    など、生活で必要な動作も十分なリハビリになるのです。

  •  

    今まで普通に出来ていたことがだんだんと出来なくなる…それは経験した人にしか分からない、深い悲しみ・絶望・悔しさなど、様々な思いがおありでしょう。

    何とか以前の自分を取り戻したい、頑張ってリハビリすれば急激に回復するのではないか…そう願う気持ちはごもっともだと思います。

    しかしここで注意をして頂きたいこと、それはALSにとって過度なリハビリは逆効果であるということです。
    筋肉を酷使して痛めつけてしまうと、疲労が溜まるなどして返って筋肉の委縮を早めてしまう恐れがあるのです。

    自己判断で無理に行わず、専門家の指示のもと適切なトレーニングをするようにしてください。