妊娠中にケトン体が!これって緊急事態?それとも正常?

妊娠中、妊婦さんは度々尿検査を行います。尿検査で現状の妊婦さんの健康状態がよくわかるからです。その結果ケトン体が出た、と言われる妊婦さんは少なくないようです。ケトン体が出ると、不安に思うかも知れませんが、自力で食事が摂できないくらい衰弱している場合の除いて、あまり慌てることはないようです。

view137

お気に入り お気に入り0

お気に入りに追加

  • 産院で行われる尿検査

  •  

    健康な赤ちゃんのためにはお母さんの健康が大切!

  • 妊婦さんは産院や産科で、定期的に尿検査を行います。それは尿の状態で健康状態を知るためです。元気な赤ちゃんを出産するためには、まず、お母さんの健康が必要です。つまり、赤ちゃんの健康を一番に考えるなら、お母さんは自分の健康を最も大切にしなければいけないということです。なので、妊娠期間中を通じて心身ともに落ち着いて、毎日を楽しむことが大切なのですね。
    その大切なお母さんの健康状態を知るために、行われる尿検査ではなにがわかるのでしょうか。実は尿検査でわかることは意外と多いのです。例えば、たんぱくや糖が出ていないか、ケトン体が出ていないか、など、お母さんの現在の消化器系の健康や食がきちんと摂取できているか、など簡単に体調を知るために尿検査は非常に便利なのです。

  • 尿検査...妊婦健診の際は毎回検査します。
    出典 :愛媛県松山市の産婦人科|梅岡レディースクリニック。妊婦保険指導 妊婦検査 超音波検査
  • 妊娠反応検査・蛋白・糖・つわりがひどい場合ケトン体を調べます。
    出典 :妊娠!!病院でどんな検査するの?〜みみりん助産師の妊娠出産おっぱい育児入門
  • つわり酷くてケトン体がでた!危険?!

  • 妊娠中につわりや体調不良のために食事が思うように取れないと、尿検査をした際に、ケトン体が出ていることを指摘されることがあります。このケトン体が出るということは通常ではでない、と言われますが、ちょっとした食欲不振や食事制限などで出ることもあります。とはいえ、妊娠中にケトン体が出ているということは、食事状態が良くないということですから当然赤ちゃんへの健康被害も懸念されます。
    ケトン体が出ているということは、お母さんが十分な食事を摂取できず、必要なエネルギーを筋肉をけずって生産しているというサインなのです。最近では妊婦の肥満に対して厳しい制限をもうける病院も多いため、一昔前のような「妊婦は2人分食べる」という言葉は聞かなくなりました。しかし、2人分の生命のために、お母さんが食べてエネルギーを摂取しなければいけないことには変わりはありません。そんなときに、お母さんの尿にケトン体が出るということは、食事で十分な栄養が摂れていないために、お母さんの体は身を削って自分の命と赤ちゃんの命を守っていると言えるのです。

  • 妊娠中の理想ダイエットは、1)お母さんと胎児がともに健全に妊娠を維持するのに必要なエネルギーを供給し、2)食後の高血糖を起こさず、かつ 3)空腹時のケトン体産生を亢進させない、という三条件を満たす必要があります。
    出典 :【妊娠糖尿病Q&A】おおこうち内科クリニック,稲沢市,愛知県,名古屋市内からすぐ,内科,糖尿病内科,内分泌内科,消化器内科,呼吸器・感染症内科,漢方内科,各種健康診断,インフルエンザ
  • つわりが極端にひどくなると、おしっこの中にケトン体と呼ばれるものが出てきます。人間が飢餓状態になると、出てくる物質です。からだの非常事態宣言です。
    出典 :妊婦の尿検査の目的|プレママタウン
  • 妊婦の高ケトンは問題ない?!

  • 一方で、この妊婦の尿にケトン体があることに対して、問題ないとする声もあります。これは、糖質制限食を推奨する医療関係者の意見ですが、現代の栄養医学で必要不可欠で十分に摂取することが望ましいとされている糖質は近年の多くの病気の原因になっているという意見です。彼らによると、糖質は過剰に摂取することで、肥満やホルモン以上を引き起こすことや老化を早める原因にもなるとのことです。
    糖質制限食を推奨する人たちが十分に食事が摂れている場合、尿にケトン体が出ていても問題ないとする根拠として、母乳の成分に糖質が少ないことが挙げられています。もしも、人間が生来糖質を必要とするのなら、なぜ母乳に糖質が少ないのは不自然であるということです。また、彼らが指摘する問題として、妊婦の尿にケトン体がでたからと糖質を多く食べることを進めたり、糖分の入った点滴を与えることで、妊婦を糖尿病にする危険性です。

  • 「妊婦の高ケトンは胎児に問題があるのか?」
    出典 :永井クリニック・永井ウィメンズクリニック(埼玉県三郷市) - 栄養科ブログ -
  • 糖尿病は最近ではありふれた病名になり、食事制限や減量、運動で血糖値は簡単にコントロールできると思う人もいますが、基本的に糖尿病になるということは、血糖値の管理を一生続けていかなければならなくなるということです。元気な赤ちゃんを出産するためと信じて行ったことで、妊婦が生涯糖尿病と付き合うことになるのだとしたら、その代償はあまりにも大きくはないでしょうか。
    糖質制限食を推奨する医療関係者は意外と多く、盲目的に糖質がよいものだとする医療関係者との決着は未だにはっきりとしていません。

  • ケトン体は脳の一番効率のよいエネルギー源であることも分かっており胎盤や臍帯からも高ケトンが出現、さらにはおっぱいを飲んでいるベビーからも……。
    出典 :永井クリニック・永井ウィメンズクリニック(埼玉県三郷市) - 栄養科ブログ -
  • 高ケトンが危険だ、とする論文は数が少なくさらには一人の妊婦を経時的に追ったものはないです。
    出典 :永井クリニック・永井ウィメンズクリニック(埼玉県三郷市) - 栄養科ブログ -
  • 糖質制限食妊婦の血中ケトン体5000 μ mol l 以上(正常値の50 倍以上)は立派なケトーシスですが、インスリン作用が確保されているの生理的で安全ですし、勿論アシドーシスにはなりません。...生理的ケトーシスとは全くことなるものです。
    出典 :ドクター江部の糖尿病徒然日記  妊娠糖尿病
  • 高ケトンを誘発する食事で自然分娩率が増加?!

  • 妊婦への糖質制限食に否定する人もいれば、賛成する人もおり、医療をうける立場としてはどちらが正しいのか判断に迷うことがあります。しかしながら、現状は近くにある産院や産科の医師の方針に従うしかありません。中には糖質制限食を導入した産院では自然分娩が増えたことを紹介する声もあります。

  • 糖尿病のない妊婦のケトン体推移をみた論文もありません。
    出典 :永井クリニック・永井ウィメンズクリニック(埼玉県三郷市) - 栄養科ブログ -
  • 実際、宗田マタニティークリニックでは、帝王切開率が糖質制限食導入以前の1/3以下になっています。
    出典 :ドクター江部の糖尿病徒然日記  妊娠糖尿病
  • このように、母児にとって、高血糖は極めて危険ですが、ケトン体は、とても安全性が高いものなのです。
    出典 :ドクター江部の糖尿病徒然日記  妊娠糖尿病
  • ケトン体が出ても慌てないで!

     

    これらのことを考えると、尿検査でケトン体が出たからといって、それほど不安に思う必要なないということです。もちろん、気分が優れず何日も食事が摂れないときには別ですが、ある程度食べている場合は過度に心配する必要はないでしょう。