今日から知る、認知症。今日から出来る、認知症予防

いつかくる…だろう認知症。なるべく早めに理解&予防しておけば、介護も老後も安心ですね。

view296

お気に入り お気に入り0

お気に入りに追加

  • 認知症ってそもそも何?

  • 認知症(ぼけ)というのは人が成人に達してから、つまり十分に脳が成長発達してから後に、何らかの原因で病的な慢性の知能低下が起きる状態をいいます。ですから知恵遅れや、急性の意識の障害などでおきている認知障害は認知症とは言いません。

     認知症(ぼけ)の定義については時代とともに少しづつ変わってきています。かつては後天的に知能が障害される、という条件のほかに「脳の病変」によることや「不可逆性」つまり元に戻らない、ということも認知症であることの定義に入っていました。けれどもたくさんの認知症疾患が知られるようになり、病気の進展具合や治療可能な認知症がみつかるにつれて厳密な定義は今の認知症の実態に合わなくなってきました。そこで、最近では認知症を広く定義して考えるようになっています。専門家の間でもっとも広く使われている診断基準はこうした考えで作られています。
    出典 :認知症予防財団
  • 今後認知症の定義がまた変わる可能性もありそうですね。

  • 色々な種類がある、認知症

  • 認知症は、脳の神経細胞が障害されるために起こる記憶障害や見当識障害、言語障害、理解や判断力の障害、実行機能障害、歩行障害などの脳の認知機能障害の総称です。
     若年性認知症とは、18歳以上65歳未満で発症する認知症の総称です。2009年に厚生労働省が調査した結果によると(厚生労働省「若年性認知症の実態等に関する調査結果の概要及び厚生労働省の若年性認知症対策について」)、全国で3万7,800人が若年性認知症と推定されています。高齢で発症する認知症の場合は女性の割合が多いのに対し、若年性認知症の場合は男性の発症の割合が高くなります。
     若年性認知症の原因疾患は、発症割合の多い順に、脳血管性認知症(40%)、アルツハイマー病(25%)、頭部外傷後遺症(8%)、前頭側頭型認知症(4%)、アルコール性認知症(4%)、レビー小体型認知症(3%)などがあります。
    ● 脳血管性認知症
     脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などによって神経細胞や神経線維が障害を受けることが原因で起こります。糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病が引き金となることが多いといわれています。
    ● アルツハイマー病
     脳内に「タウたんぱく」という異常物質が沈着して、「老人斑」といわれるしみ状のものができたり、神経細胞に異常をきたしたりして、脳細胞が破壊され萎縮していく病気です。加齢、女性、糖尿病などが危険因子として挙げられます。
    ● 前頭側頭型認知症
     脳の前頭葉や側頭葉前方部分に著しい萎縮や変性が見られる病気です。45~65歳の人に発症しやすいといわれています。
    ● アルコール性認知症
     長期のアルコールの多量摂取が原因で脳が萎縮するなどの障害が起こり、認知機能の低下などが見られることがあります。さらに、アルコールの多量摂取による慢性的な低栄養などが複合して起こるとされています。アルコールの長期間の断酒によって認知機能が改善する場合があります。
    ● レビー小体型認知症
     「α-シヌクレイン」というたんぱくが変化して凝集してできるレビー小体が、大脳や脳幹部、交感神経系の神経細胞内に多く現れ、神経細胞が障害される病気です。
    出典 :「若年性認知症も予防できる生活習慣」 ~ティーペック健康ニュース
  • 認知症にも色々な種類があり、それぞれ発症しやすいタイプがあるんですね。アルコールもほどほどが良いようです。

  • それぞれ、どんな特徴があるの?

  • ●脳血管性認知症
    脳梗塞や脳出血などの脳血管障害により、引き起こされた認知症。発作を繰り返すたびに段階的に進行する。精神的に不安定になり、些細なことに泣いたり怒ったりするが、人格はある程度保たれている。

    ●アルツハイマー型認知症(かつてはボケ・老人性痴呆症とも言われた)
     脳細胞が変性したり、消失した結果、脳に変化が起こり、神経細胞、記憶中枢に障害が起こる。記憶障害、失見当識、失語、徘徊、妄想などで、人格が変質することが多い。

    ●混合型認知症
    (脳血管性認知症+アルツハイマー型認知症)

    ●レビー小体型認知症
     パーキンソン病の人の脳幹部門に出現すると言われていた「レビー小体」が脳皮質に出現することによって、脳の認知障害を引き起こすもの。症状としては幻覚、および歩行が困難になるだけでなく、転倒したりする。
    前頭・側頭葉型認知症(ピック病)
     脳の前頭葉や側頭葉の萎縮により、異常な行動をとる。若年期に多く、人格障害に陥るケースが多い。
    出典 :一生呆けずに知的に健康で暮らす、認知症・痴呆症・ボケ予防
  • 人格が変わるケースが多いですね。介護関係の職についている知人の話によると「若いころ我慢していたことを、どんどんやりだす傾向にある」のだとか。

  • どうやって予防する?

  • 認知症の予防は認知症を起こしているそれぞれの病気の予防ということになります。認知症の大部分を占める脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症それぞれについていくつか予防の方法が提唱されています。

     脳血管性認知症は脳血管障害、中でも脳梗塞が元で起きる認知症ですから脳の血管に血栓が出来ないように脳血流を整えていることが大事です。脳梗塞は生活習慣と関わりの深い病気です。高血圧、糖尿病、高脂血症の三つが大きなリスクファクタ-となります。不飽和脂肪酸の多いバランスのとれた食事、適度な運動と精神活動を心がけていることが認知症予防に役立ちます。

     アルツハイマー型認知症についてはまだ原因がよくわかっていません。しかし、これまでの疫学調査などで言えることは、βアミロイドたんぱくが脳にたまるのを、抗酸化物質が阻止するらしいこと、精神活動を活発にすると神経細胞死を遅らせることができることなどがわかっています。活性酸素を押さえる抗酸化物質としてはビタミンE、魚油の成分であるDHA、銀杏の葉のエキス成分のギンコライドなどが知られています。バランスのとれた食習慣と適度な運動、活発な精神活動をいつまでも維持し、意欲を持って生活していることが結果的にアルツハイマー型認知症の発病を遅らせることにつながります。
    出典 :認知症予防財団
  • 規則正しく、心身ともに健康的な生活が認知症予防に良いようですね。

  • 脳トレも効果あり!

  • 加齢による物忘れは、脳の前頭葉の細胞や神経接続の力が弱くなるのが原因という。効果的な脳トレーニングによって、記憶、判断力、計算、運動など脳全体の機能をつかさどる前頭葉が刺激される。

     特別な方法でなくても、日常生活で脳トレーニングは可能。簡単な計算問題を素早く解くことや、文章を書き、音読することやパズルを解くことは脳に良い刺激になる。塗り絵、粘土細工、陶芸などの創作活動は特に効果的だ。手軽に出来る折り紙も、指先を使うので脳を活性化させる。また、料理もナイフや包丁を扱い、神経を集中させるので効果は大きい。

     電車内のつり広告のコピーや見出し、覚えている電話番号を逆から言う「逆読み」は、画像として記憶することで前頭葉が鍛えられる。一人でする「両手じゃんけん」を繰り返すのも効果的だが、あらかじ決めた片方の手が常に勝つようにすることがポイントだ。
    出典 :そろばん式脳トレ…手の指動かし認知症予防
  • 「逆読み」は、認知症でなくても充分脳トレになりそうです。やってみると、慣れるまでに意外とかかりますよ。