胞状奇胎の治療はどうやって行われるのでしょうか?出産することは可能なの…?

妊娠初期に起きるトラブルの一つ「胞状奇胎」。その胞状奇胎の治療はどのようにして行われるのでしょうか?また、授かった赤ちゃんは無事に出産することができるのでしょうか?

view96

お気に入り お気に入り0

お気に入りに追加

  • 胞状奇胎とはどんな病気なのでしょうか?

  • 胞状奇胎(ほうじょうきたい、英: Hydatidiform mole)は、染色体異常により異常増殖を認める病的な妊卵のこと。俗に「ぶどう子」とも呼ばれる。
    出典 :胞状奇胎 - Wikipedia
  • 胞状奇胎とは、胎盤を形成する絨毛という組織が水ぶくれ(嚢胞)となり、異常増殖してしまうという病気です。そのため、エコー写真には下記のように多くのブツブツが写ります。

  • この病気を知るためにまずは、その「絨毛」についてご説明します。

    絨毛とは簡単に言うと、赤ちゃんの部屋である胎盤をつくるための組織です。受精卵が子宮内に着床すると、この絨毛が子宮に根を生やすように胎盤をつくっていきます。
    また、胎盤が完成した後も、赤ちゃんは絨毛を通じて、お母さんから栄養や酸素をもらいます。
    つまり絨毛とは妊娠になくてはならない、とても大切な組織なのです。

    その絨毛が水ぶくれを起こし、異常増殖してしまう…。そう聞くと、とても重大な病気だとわかりますね。
    授かった赤ちゃんは、無事に出産することができるのでしょうか?

  • 妊娠検査薬で陽性が出ても、赤ちゃんの心拍が確認できるまで不安に感じる人がほとんどです。また、心拍が確認できても流産が心配になるものですよね。妊娠中の病気やトラブルは多いものです。
    この胞状奇胎は、その中でも重大な病気と言えるでしょう。残念ながら胞状奇胎になってしまうと、ほとんどの場合は出産することができません。

    胞状奇胎には「全胞状奇胎」と「部分胞状奇胎」の2種類があります。全胞状奇胎とは絨網全体が水ぶくれを起こしてしまっており、赤ちゃんは存在しません(胎児となる成分は造られません)。しかし、部分胞状奇胎は、絨毛の一部分だけが異常なので、赤ちゃんが存在していることもあります。
    ですが、その場合でも出産することは難しく、早期の治療を望まれます。なぜなら、胞状奇胎は、赤ちゃんの命だけではなく、お母さんの命も危険となる恐ろしい病気だからです。

  • 胞状奇胎はいわば絨毛癌へ移行する前癌状態ともいえますからこうして分娩まで持っていくというのは非常に危険なことであり、よほどの事情でもない限りはまず処置をしてきちんとした管理を受け、完治したということを確認した上で次の妊娠に期待する、というのが普通でしょう。
    出典 :胞状奇胎について教えて下さい
  • 胞状奇胎は、絨毛癌になる確率が高い病気です。また、場合によってはすでに癌化しているということもあります。その場合、癌なので、子宮以外にもすでに転移していることも…。
    そのように、胞状奇胎のまま出産までいけたとしても、癌が進行してしまうという大きなリスクが伴いますので、ほとんどの場合は妊娠を中断させます。

  • 胞状奇胎の治療は「長期で確実に」が大切

  • 胞状奇胎の治療はまず、子宮の内容物(異常増殖している絨毛)を取る手術が行われます。この手術は、一般的には一週間ほど空けて2回行われます。

    手術が終わった後は、妊娠すると分泌されるhcgというホルモンの値を定期的に調べます。hcgの値が減っている場合は問題ありませんが、手術してから時間が経ったのに増加してしまうという場合は、絨毛癌に移行してしまった可能性が高いとされます。その際は、病名は胞状奇胎ではなく癌になりますので、抗癌剤による治療か子宮全摘手術のどちらかを選び、それにもとづいて治療していくことになります。

  • しかし、癌化せずに完治し、その後また赤ちゃんが授かるというケースが多いようです。一度胞状奇胎になったからといって、次の妊娠も胞状奇胎になる訳ではありません。胞状奇胎になりやすい体質があるなどと言われていますが、胞状奇胎の原因は「一つの卵子に二つの精子が入る」「精子の核のみが増殖していく」というように、体質とはあまり関係のない異常現象です。あまり心配しすぎないようにしましょう。

    しかし、次の赤ちゃんを無事に出産するためにも、胞状奇胎になってしまったら、確実に嚢腫(水ぶくれ)が体から無くなるまで治療をしてください。その期間は大体1年前後と長くなってしまいますが、確実に治すことが重要です。