リハビリテーションを行う事で、脳梗塞の言語障害から回復は可能です。

脳梗塞の症状の一つとして言語障害があります。
厳密には「失語症」と「運動障害性構音障害」に分類されて、症状や治療法は異なります。
どちらにしても脳梗塞の言語障害から回復にはリハビリテーションが不可欠です。

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  • 脳梗塞と言語障害

  • 脳卒中発作のあと「話すことができない」「ろれつが回らない」など、言語障害が起こることがあるのは、よく知られています。しかし、ひとくちに言語障害といっても一様ではありません。患者さんの家族や周りの人が、患者さんの障害がどんなタイプで、障害の程度はどれほどかをよく知って接することが大切です。
    出典 :[15]脳卒中と言葉の障害||脳|循環器病あれこれ|国立循環器病情報サービス
     

    言語障害は同じものだと誤解している人が多く、患者さんが苦しい思いをしている場合が少なくないのです。

  • 言語障害の代表、「失語症」と「運動障害性構音障害」

     

    「失語症」という言葉を聞くと、「話すこと」ができない状態と思われがちです。
    話せないのなら、患者さんは筆談をすればよい、「あいうえお、かきくけこ・・・・・」の五十音表の文字を指差しながらコミュニケーションを図ればよい、と受け取られることがしばしばです。
    しかし、これらは「失語症」についての「誤解」であり、好ましい接し方ではありません

  • 大脳(たいていの人は左脳)には、言葉を受け持っている「言語領域」という部分があります。失語症は、脳梗塞や脳出血など脳卒中や、けがなどによって、この「言語領域」が傷ついたため、言葉がうまく使えなくなる状態をいいます。
    出典 :[15]脳卒中と言葉の障害||脳|循環器病あれこれ|国立循環器病情報サービス
     

    しゃべれなのではなく言葉をうまく使えない状態なのです

  • つまり、失語症になると、「話す」ことだけでなく、「聞く」「読む」「書く」ことも難しくなるのです。<図1>。しかし、脳(左脳)の傷ついた場所の違いによって、「聞く」「話す」「読む」「書く」の障害の重なり方や程度は異なり、失語症は次のようなタイプに分類されています。
    出典 :[15]脳卒中と言葉の障害||脳|循環器病あれこれ|国立循環器病情報サービス
  • つまり、失語症になると話すだけではなく、読み書きや聞き取りもできなくなってしまいます

  • 言語障害はリハビリテーションで回復する事が可能です

  • 失語症は、大脳の言語中枢が障害を受けることによって起こるもので、通常は左脳に梗塞が発症したときに起こる症状です。

     

    話すだけでなく、言葉の理解、読む、聞くといった言語全般に関する障害が現れます。
    運動失語は、大脳の前頭葉にあるブローカ領域という部分が障害されて起こることから、ブローカ失語ともいいます。
    相手の話している言葉を理解できますが、自分が話したいことをうまく言葉にすることができません。

  • リハビリテーションは、単に機能回復訓練だけをさすものではありません。障害をもちながらも再び、その人らしく生きていくことをいうのです。
    言葉のリハビリにも、障害そのものの改善と、残された言語機能の活用という2つの目的があります。
    出典 :[15]脳卒中と言葉の障害||脳|循環器病あれこれ|国立循環器病情報サービス
  • 失語症の場合、症状の改善を目的とした練習は、患者さんに適切な刺激(言葉を聞く、文字を見るなど)を与え、何らかの反応(うなずく、首を横に振る、文字を指さすなど)を引き出すような形で進めます
    出典 :[15]脳卒中と言葉の障害||脳|循環器病あれこれ|国立循環器病情報サービス
     

    まずは刺激を与えて反応を促すところから始めます

  • 残された言語機能の活用は、「刺激を与える」「反応を引き出す」という練習を繰り返しながら、より効率のよいコミュニケーションの方法を患者さんが身につけるように指導します。
    出典 :[15]脳卒中と言葉の障害||脳|循環器病あれこれ|国立循環器病情報サービス
  • リハビリでは、完全にもとのからだの状態にするのではなく、たとえ障害が残っても(実際に、多くの患者さんはさまざまな程度の片(へん)まひや言語障害が後遺症となるのですが)、健側を含めて残っている機能を十分有効に使い、できるかぎり自立した質の高い生活ができるように訓練が進められます。
    出典 :脳卒中の後遺症とリハビリテーション とは - コトバンク
  • 脳梗塞のリハビリの主な目的は、「再発の防止」及び「日常生活における機能障害や能力低下からの回復です

     

    再発防止のためには、脳に血栓ができるのを防ぐ投薬治療や、動脈硬化・高血圧・糖尿病などのいわゆる生活習慣病の危険因子を遠ざけるための、生活習慣の確立が必要です。

  • 患者さんの体力や心理状態、失語症の程度によりますが、可能なら「標準失語症検査」を行います。この検査は、言葉の能力を「聞く、話す、読む、書く」の四つの分野に分けて、簡単なものから複雑なものへと、系統的・段階的に評価するものです。
    出典 :[83]続・脳卒中のリハビリテーション||脳|循環器病あれこれ|国立循環器病情報サービス
  • 例えば「聞く」の分野では、単語の理解、短文の理解、口頭命令に従うという順序で、聞いて理解する能力がどの程度保たれているか、あるいは、どのような困難さがあるかを調べます。
    出典 :[83]続・脳卒中のリハビリテーション||脳|循環器病あれこれ|国立循環器病情報サービス
  • 脳梗塞のリハビリ全般に言えることですが、言語障害からの回復も長期的なリハビリが必要になります。
    脳梗塞の言語障害から回復には本人の強い意志や家族の協力が不可欠なのです。