海外渡航では狂犬病の予防接種が必要なところも・・・台湾で52年ぶりに確認されたというニュースが!

日本国内では撲滅されたと考えられる「狂犬病」ですが、海外ではまだまだ蔓延しており、罹患すれば死に至るとても恐ろしい感染性疾患であります。
グローバル化の現代では、いつ海外から入り込むかはわからない状況にあります。
台湾で昨年、52年ぶりに野生のイタチアナグマの死体から確認されたというニュースが・・・

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    狂犬病とは、どのような伝染性疾患なのでしょうか?

  • 犬あるいは動物だけの病気ではない。

  • ヒトを含めたほ乳類全てに感染するウィルス性の人獣共通感染症です。

  • 発症すると治療方法がない。

  • 悲惨な神経症状を示す疾患で、感染を防ぐしか方法がなく、予防が全ての鍵となります。

  • ほぼ100%死の転帰を迎える。

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    狂犬病に伝染する危険性は、どのような場所に出向いたら、そして、どのような事態に遭遇したら高くなるのでしょうか?

  • 狂犬病の発生状況

     

    日本は、数少ない清浄地域(狂犬病発生が零の地域)でありますが、近隣諸国では数多くの発生が認められています。
    日本のように犬に狂犬病の予防注射が義務化されているならば、少しは安心でありますが、ほ乳類全てに感染の可能性があるという事ですから、発生地域に出向くときには、自らが予防注射を受けて対策を講じる必要があるでしょう。
    国内で生活していても、近隣諸国が発生地域となっていますので、いつ入り込んでくるかは、他の伝染性疾患と同様にいつ入り込んでくるかもわからない状況であると言えます。

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    人獣共通感染症である事から、イヌだけでなく様々な動物が媒介動物となっている事がわかります。
    近隣諸国では、イヌが最も多い媒介動物となっていますので、やはり、イヌの管理が十分に行われているとは考えられない場所へ出向くときは、予防接種は必須であります。
    そしてまた、野生動物と接触する可能性が高い場合も、予防接種は必要だと考えられます。

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    ヒトの場合は、罹患するとどのような経過をたどるのでしょうか?

  • 潜伏期間 ⇒ 1~3ヶ月間程度

  • 「発症後」の有効な治療法はない。

  • 前駆期 ⇒ 発熱、食欲不振、咬傷部位の痛みや掻痒感

  • 急性神経症状期 ⇒ 不安感、恐水及び恐風症状、興奮性、麻痺、幻覚、精神錯乱などの神経症状

  • 昏睡期 ⇒ 昏睡(呼吸障害によりほぼ100%が死亡)

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    イヌの場合は、罹患するとどのような経過をたどるのでしょうか?

  • 潜伏期間 ⇒ 2週間~2カ月間程度

  • 前駆期 ⇒ 性格の変化と行動の異常

  • 狂躁期 ⇒ 興奮状態(無目的な徘徊、目に入るものを頻繁に咬む)、光や音の突然刺激に対する過敏な反応

  • 麻痺期 ⇒ 歩行不能、下顎下垂と嚥下困難、流涎などの麻痺による症状発生の後、昏睡から死の転帰