胎児性アルコール症候群になる確率。妊娠中の飲酒はOK?

妊娠中の飲酒は、胎児性アルコール症候群の発症を高めます。現在、1,000人分の1の割合で胎児性アルコール症候群になる確率があるといわれています。あなたが現在妊娠中なのであれば、あなたご自身ばかりではなく、あなたのお腹の中でスクスクと成長を続けている赤ちゃんの健康も考慮することが大切です。

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  • 胎児性アルコール症候群とは?

  • ご存じの通り、お腹の中の赤ちゃんはお母さんの胎盤を通じて栄誉分はもちろんのこと、血液、酸素を供給して成長しています。この妊娠期間にお母さんが飲酒をすると、その摂取されたアルコール分が胎盤を通じて赤ちゃんに届き、出生前後の発育不良や各器官の形成不良などが生じてしまうことが少なくはありません。このような状態を、胎児性アルコール症候群と呼びます。さらに、出生後の精神遅滞や学習障害、視力困難などの障害が生じる場合もありますので、妊娠中の飲酒は避けるべきであると考えるのが妥当でしょう。

  • 胎児性アルコール症候群の定義とは?

  • 出生前、そして出生後の中枢神経系統の異常、発育不良、顔面の形成障害が胎児性アルコール症候群(FAS)の症状であると定義づけられています。また、重症度が軽い場合には胎児性アルコールスペクトラム障害と呼びます。

  • 胎児性アルコール症候群になる確率とは?

  • 以前では、1,000分の1人の確率で発症するといわれていましたが、現在では世代の若い母親を中心に、妊娠中に飲酒する確立が高くなっていると考えられており、今後は胎児性アルコール性症候群の発症率が上がるのではないかという、懸念の声も聞かれています。

  • 胎児性アルコール症候群の症状について

  • ・小さな頭部、そして脳の発達障害(小脳症)
    ・各関節な手足の指の奇形
    ・顔面の形成不全(小さな目、唇の奇形など)
    ・出生前後の成長不良
    ・各器官の運動不全
    ・出生後の精神障害
    ・出生後の学習障害
    上記に列挙した症状が現れることがあります。
    また、出生時に大きな異常が認められなかったとしても、小児まで成長した段階で、顔の異常など、特異な症状が現れてくることがあります。ただし、このような症状を素人が判断することは大変難しいため、専門医による見解を仰ぎ、適切な処置を受ける必要があります。

  • では、妊娠中の飲酒は絶対にダメ?

  • 絶対に飲酒を行ってはいけないということは言い切れません。ですが、1,000分の1人という低い確率であっても、発症する確率は0%ではないということです。つまり、妊娠中の飲酒は、お母さん自らがお腹の中の赤ちゃんの健康そのものを阻害していると捉えることができます。たとえば、1日にグラス2杯くらいのビールであれば大丈夫であるという話も耳にしますが、妊娠がわかったのであれば、その期間は完全にアルコールの摂取を避けるという心構えが大切でしょう。

  • 妊娠に気づかずにアルコールを摂取してしまったら?

  • ひとまず、慌てないことです。そして、その瞬間からアルコールの摂取を控えましょう。妊娠に気づかずにアルコールを摂取してしまったという罪悪感を強く持ちすぎると、かえってあなたとお腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼしてしまうことも考えられます。妊娠中にはできる限りリラックスして、心を平和に保つ工夫が大切ですよ。

  • ノンアルコール飲料の代用

  • たとえ少量の飲酒であっても、胎児性アルコール症候群になる確率があるというお話をさせて頂きました。これにより、妊娠中の飲酒がいかに恐ろしい結果を招きやすくするのか、ご理解頂けたのではないかと思います。でも、どうしてもアルコールが欲しい・・・。そのようなときもあるでしょう。そのようなときには、ノンアルコール飲料で代用してみてはいかがでしょうか?本物のアルコールとは異なりますが、赤ちゃんの健康を第一に考えるのであれば、ノンアルコール飲料で我慢するというのもひとつの方法です。

  • 周囲の気遣いも大切です

  • 特に親しい仲間と楽しい時間を共有しているときなどは、妊娠している女性に対してアルコールを進めてしまうということはよくある話です。ですが、それだけは絶対にいけません。特に妊娠の知識のない方には要注意です。現在あなたが妊娠しているのであれば、お酒の席へ顔を出さない、勧められても断固として断るということがなによりも大切ですよ。