熱中症が治ったと思ったら、これって後遺症?どんな症状があるの?予防策は?

暑さが続く日本列島、予防しようと思っていても、「熱中症」になってしまったという人もいるのでは?しかし、治ったと思ったからと言って、安心してはいけません。ダメージを受けた身体は、後遺症のサインを発していることも!

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  • 熱中症とは?

  • 「熱中症」とは、発汗や循環機能に異常をきたし、体温の調節がうまくできなくなることによって起こる、様々な体の不調を総称した症状です。

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    気温が上昇し、日差しが照りつける夏は水分不足になりがちです。

  • どうして熱中症が起きるの?

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    人の身体のメカニズムを知ると、熱中症対策に役立ちますね。

  • 普段は人の体は暑さを感じると、皮膚に血液を多く流したり、汗を出して、自動的に体温を下げて調整しています。
    また血液には熱を運ぶ役割があり、皮膚を流れる血管を通る時に熱を外に出しています。さらに汗は体から蒸発する時に体の熱も一緒に放出しています。

    このようにして人は体温を一定に保っているわけです。

    しかし、気温が高い状態が長く続くと、大量に発汗して水分や塩分が失われ、血液中の水分を奪い、汗が出なくなったり臓器に流れる血流量に影響を与えます。

    また、湿度が高いと、汗が蒸発せず皮膚の表面にたまり、熱がこもったままになることがあります。

    こうしたことにより、適切な対処を施さないでいると、熱中症の症状が引き起こされます。

  • 熱中症の症状をおさらい!

  • 熱中症の症状は、以下のように症状によって程度が区分されています。

    ●1度(熱失神・熱けいれん、現場での応急処置で対応できる軽症)
    めまい、失神、筋肉痛、こむら返り、大量の発汗

    ●2度(熱疲労、病院搬送が必要な中等症)
    頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐(おうと)、倦怠(けんたい)感、虚脱感

    ●3度(熱射病、入院して集中治療が必要な重症)
    意識障害、けいれん、手足の運動障害、体に触ると熱いぐらいの高体温

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    自分で症状や辛さを発信できない乳幼児の熱中症には注意が必要です。

  • 「熱中症」は、幼児から高齢者まで年齢や性別を問わず、誰にでも起こりうる症状です。

    ただし体温調節機能が未発達な「幼児・小児」、また体温調節機能が衰えてくる「65歳以上の高齢者」は熱中症となるリスクが一般よりもずっと高いとされています。

    はっきりした自覚症状を感じることも少なく、「ちょっと調子が悪い」「気分がよくない」といった程度の状態を放置して、症状が深刻になるケースが多いのも恐ろしいところです。

  • 屋外だけじゃない、自宅でも発生する熱中症!

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    屋内にいるからと言って、水分補給を怠ってはいけません!

  • 熱中症といえば、暑く日差しの強い外での発生をイメージする人も多いと思いますが、実際は、緊急搬送された人のうち、自宅での発症が最も多かったとも言われています。

    その理由、発生原因としては2つ。


    1.住宅の密閉性

    今の住宅は密閉性が高く風通しが悪く、窓を閉め切り冷房を使わないと、室内は外気温以上に思わぬうちに上がること。

    2.高齢化

    体温の調節機能が衰え熱中症になりやすい高齢者が室内にいる割合が高くなったこと。



  • 熱中症になってしまったら?その応急処置は?

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    身体を冷やしてあげて、水分を補給してあげるのが基本です。

  • どれだけ予防を心がけていても、熱中症にかかってしまったり、自分の周りで発生したのに遭遇する可能性はあります。そんな時は、うろたえず、適切に対処しましょう。

    (1)涼しい場所に移し、衣服をゆるめてリラックスさせる
    (2)首筋、脇の下、脚の付け根を冷やす
    (3)顔が赤いときは頭を高く、青白ければ足を高くして寝かせる
    (4)意識があり、嘔吐がなければ水分補給させる
    (5)皮膚が熱ければ、風を送ったり熱い部分にぬれタオルを当てる
    (6)皮膚が冷たければぬれタオルをしぼり冷たい部分をマッサージ
    (7)意識がなかったり、急に体温が上がったらすぐ救急車を呼ぶ

    意識が混とんとしていたりする時は、救急車を呼んで専門家にゆだねるのも大切です。

  • 熱中症の後遺症にはどんな症状があるの?

  • 熱中症の後遺症には、背中の痛み、体力低下、関節痛、治らない頭痛、突発性難聴・耳鳴り・目眩(めまい)などの聴覚障害などがあります。
    また、脳が熱のショックで、炎症をかかえたままとなり、頭痛が続く人もいます。

  • 熱中症になってしまったら、あまり無理をせず、規則正しい健康的な生活を送るようにすれば、身体の機能も回復し、自律神経も整ってくるでしょう。
    一度乱れてしまった自律神経が正常な状態に戻るまで少し時間がかかるかもしれませんが、水分補給や休憩、食生活、睡眠などを今一度見直して、後遺症をなるべく早く撃退しましょう。

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    まさに東洋の医学、「針治療」。熱中症の後遺症にも効果的とは意外ですね。