乳がんと間違われやすい胸のしこり、乳腺線維腺腫とは?

乳がんと間違われやすい乳腺線維腺腫(にゅうせんせんいせんしゅ)とはどんなものなのでしょう?
触診ではがんとの判断は難しいので、より詳しい検査が必要です。その症状と治療法のまとめです。

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  • 乳腺線維腺腫とはどんな病気か

  • 若年の女性に最も多い乳腺腫瘤(しゅりゅう)です。乳腺の分泌腺が増殖するタイプ(管内型)と乳腺周囲の間質が増殖するタイプ(管周囲型)、あるいは両者が混在しているものとがあります。近年の研究で、腫瘍ではなく炎症に近い「過形成」といわれる範疇の疾患であることが証明されました。
    出典 :乳腺線維腺腫 - goo ヘルスケア
  • 乳腺線維腺腫 は、性成熟期の女性の乳房に発生する良性乳腺腫瘍である。自己触診で乳腺の弾力のあるしこりとして触れることができる。乳がん検診でもマンモグラフィーで境界明瞭な類円形透亮像または粗石灰化を伴う腫瘤として検出されることが多い。線維腺腫から癌が発生することはほとんどない。
    出典 :乳腺線維腺腫 - Wikipedia
     

    大半は未治療のまま経過し、閉経期を過ぎると自然退縮していく場合が多い

  • マンモグラフィー検査

  • 乳腺線維腺腫の症状

  • 自覚症状としては、胸のしこりです。
    思春期から40代まで幅広い年代に出来るものなので、「もしかして乳がんかも?」と心配になって受診する人もいるでしょう。実際、乳房X線撮影、超音波検査、細胞診検査などを行わないと、癌かどうかの判断は難しいところです。

  • 原因は何か?

  • はっきりとした原因はまだわかっていないのですが、思春期に多いことから女性ホルモンのエストロゲンが何らかの発症原因になっていると考えられます。
    出典 :乳腺線維腺腫
  • 思春期以降に発症することが多いので、卵巣ホルモンが何らかの発症原因になっていると考えられます。思春期に小さな線維腺腫が形成され、次第に増大して20歳前後にはっきりと触れる腫瘤として自覚されることが多いようです。
    出典 :乳腺線維腺腫
     

    線維腺腫の発育速度には個人差が大きいために、症状を自覚する年齢も10代後半~40歳前後までと幅広くなっています。また、片側に多発することも両側に発症することもあります。

  • 癌じゃないなら、そのままにしておいても大丈夫?

  • 細胞診の結果、線維腺腫とはっきり診断され、かつ、しこりが概ね3㎝以下の場合は、治療の必要はありません。6~12カ月に1回程度の検診を受けておけば安心でしょう。しかし、しこりが3cm以上と大きかったり、40歳を超えている場合は、線維腺腫によく似た葉状腫瘍のことがあります。
    出典 :線維腺腫と診断されました。治療の必要はありますか? | All About 乳がん.lnfo
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    葉状腫瘍は比較的まれな腫瘍で、乳房腫瘍の0.5%以下を占めるとされています。この腫瘍の特徴として間質と上皮のそれぞれの成分の増殖がみられることです。
    それらは伝統的には良性、境界病変、悪性と病理組織学的に分類されてきました。しかし乳がんと違ってこのような病理診断は必ずしも転移、再発の診断の確実性につながりません。治療の原則は完全な外科切除です。

  • 先生の見解と患者さんの声

  • 多発性線維腺腫がある場合、全てのしこりを細胞診や組織診しているわけではありませんので、経過を見て比較することが大切です。できれば同じ施設で定期的に検査を受けて大きさが変化していないことを確認してもらうようにお勧めします。
    出典 :乳癌を正しく理解するために: 線維腺腫の自然経過
     

    中学生から、60代のおばあちゃんまで、様々な年代の患者さんを診てきた乳腺外科医「hidechin」の見解です。

  • 私も25歳のとき、しこりを発見し形が怪しいとのことで細胞診、MRIも撮りおそらく良性だろうということでかれこれ8年になりました。他にも多々しこりはあり、一応全て良性ということで定期検診は怠らずしてますが、多数あるとそのうち必ず悪性ができるのでは?と不安にかられながら生活していたので、hidechinさんの話しで安心いたしました。
    出典 :乳癌を正しく理解するために: 線維腺腫の自然経過