赤ちゃんを守る正しい知識:妊娠初期にトキソプラズマ

妊娠初期にトキソプラズマに感染すると、胎児にも感染することがあります。
大切な赤ちゃんを守るためにも、お母さんは感染しないよう予防することが大切です。
この機会に、トキソプラズマについて正しい知識を身につけましょう。

  • nelle 更新日:2014/02/09

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  •  

    猫を飼っているとトキソプラズマが心配…、
    そんな話をよく耳にします。

    トキソプラズマ=猫

    そういう認識が多いようですが、
    猫を飼っていても
    きちんと予防していれば、
    特に大きな問題にはなりません。
    可愛がっているペットの猫との生活は、
    妊娠しても続けられると専門家も言っています。

    猫を飼っていないからと安心してはいけません。
    実際には、猫以外の要因も
    身近に潜んでいることを
    しっかりと覚えておきましょう。

    患者数も非常に少ない病気ですから、
    ただ不安におびえるのではなく、
    妊娠初期にトキソプラズマに感染しないよう
    予防を心がけましょう。

  • トキソプラズマとは?

  • 正式名は「トキソプラズマ原虫」といい、
    多くの動物や鳥が持っている寄生虫の一種です。
    動物(特に猫)の体内や排泄物、土の中などにいることがあり、
    人にも感染します。
    出典 :妊娠中の検査「トキソプラズマ検査」の巻|プレママタウン
  • トキソプラズマが原因の感染症は、
    トキソプラズマ症と呼ばれています。
    出典 :妊娠中のトキソプラズマ
  • トキソプラズマ症の症状は?

  • 正常な免疫の機能を持っていれば感染してもほとんどの場合、
    症状はありません。
    一割くらいの人で、風邪のような症状がでたり、
    リンパ節が腫れたりすることはありますが、たいていは気づきません。
    出典 :先天性トキソプラズマ症|先天性トキソプラズマ&サイトメガロウイルス感染症患者会「トーチの会」
  • どのように感染するの?

  •  

    感染経路はいろいろですが、
    どれも自分で予防できるものばかり。

    それをしっかり頭に入れて、
    感染しない!
    これを徹底しましょう!

  • ①ネコなどの糞に排出されるオーシストを摂取した場合、
    ②ブタなどの肉を生や不十分な加熱調理で食べシストを摂取した場合、
    ③タキゾイトが母体から胎児へ入り感染する場合(先天性トキソプラズマ症)
    オーシスト・シスト・タキソイドはいずれもトキソプラズマ原虫の状態、
    基本的にはトキソプラズマ原虫と置き換えて理解すればよいかと思います。
    出典 :妊娠中のトキソプラズマ感染 〜前編〜|産婦人科専門医・周産期専門医からのメッセージ
  • その他、臓器移植や輸血によって感染した例が知られている。
    また実験中に、誤って注射したり、飛沫が眼や鼻に入ったりして
    感染した例もある。
    出典 :トキソプラズマ症 - Wikipedia
  • 空気感染したり、トキソプラズマ症の動物や人に触っただけで
    感染したりはしません。
    赤ちゃんが、感染している母さんのおっぱいを飲んでも、感染はしません。
    出典 :先天性トキソプラズマ症|先天性トキソプラズマ&サイトメガロウイルス感染症患者会「トーチの会」
  • こんな衝撃的な報道が!

  • 妊娠時 寄生虫 "トキソプラズマ"の危険

     

    街頭のインタビューでは、
    生肉の危険性を知らなかったが6割、
    ガーデニングのリスクに関しては、
    8割のお母さんが知らなかったそうです。

    その怖さを伝えるこの報道は、
    全国の妊婦さん、お母さん方に
    衝撃を与えました。

  • ここでとりあげた女性は、トキソプラズマに感染し、
    水頭症の赤ちゃんを出産しました。

  • いつ、トキソプラズマに感染したのか。
    女性は日記を読み返してハッとしました。妊娠4か月のとき、
    焼き肉店に行き、ユッケやレバ刺しを食べたのを思い出したのです。
    その2週間後、首のリンパ節が腫れ、かぜのような症状が出ましたが、
    次第に治まったため、気にとめていませんでした。
    出典 :NHK生活情報ブログ:NHK
  • 「私の場合は、たった一言、病院で、
    生肉を食べないでくださいと言われていたら食べなかったので、
    このブログを見た人だけでも知って
    身を守ってくれたらいいんじゃないかと思います」と…。
    出典 :NHK生活情報ブログ:NHK
  • お母さんより赤ちゃんへの影響が問題なのです!

  • 妊娠中に初めてトキソプラズマに感染し、母体から胎児に感染すると、
    運動発達や精神発達の遅れ、視力障害が起こるなどの
    先天性トキソプラズマ症を発症する心配があります。
    出典 :妊娠中の検査「トキソプラズマ検査」の巻|プレママタウン
  • ただし、胎児に感染する可能性があるのは、
    妊娠中または妊娠直前に妊婦が初感染した場合だけです。
    昔から感染しているばあいは、もう抗体ができていますから、
    胎児に移行しません。 
    出典 :トキソプラズマ症と猫と妊婦
  • 妊娠する6ヶ月以上前にトキソプラズマに感染した女性が妊娠した場合は、
    胎児に影響が出ることはありません。
    出典 :トキソプラズマ症と猫と妊婦
  • 妊娠初期の感染のほうが怖い!

  • 先天性トキソプラズマ重症感染の危険率は
    妊娠初期では約60-70%に対し、妊娠末期では約10%と
    妊娠初期の感染ほど重篤化すると報告されています。
    出典 :トキソプラズマと母子感染
  • 妊娠初期(~14週)の初感染では症状がより重症(流死産・水頭症…)に
    なります。先天性トキソプラズマ症の1~2%は
    知的障害ないし死亡に至り、4~27%は脈絡網膜炎を発症して
    片側性視力障害を起こすとされています。
    出典 :妊娠中のトキソプラズマ感染 〜前編〜|産婦人科専門医・周産期専門医からのメッセージ
  • 胎児への顕性感染があれば、児は12%が4年以内に死亡し、
    生存しても85%以上が神経学的異常を有することになります。

    ちなみに、わが国での先天性トキソプラズマ症の発生率は、
    10000出生に対して2~5人程度と推定されています。
    出典 :妊娠中のトキソプラズマ感染 〜前編〜|産婦人科専門医・周産期専門医からのメッセージ
  • 予防の方法は?

  •  1) 食用肉はよく火を通して調理すること、
     2) 果物や野菜は食べる前によく洗うこと、
     3) 食用肉や野菜などに触れたあとは、温水でよく手を洗うこと、
     4) ガーデニングや畑仕事などでは手袋を着用すること、
     5) 動物の糞尿の処理時は手袋を着用すること、
    出典 :トキソプラズマと母子感染
  • ・調理の前後にはよく手を洗う
    ・無滅菌の牛乳を避け、加熱、燻製、塩蔵がしっかりされた食品をとる
    ・24時間以上冷凍した食品を使う
    ・妊婦は生肉を取り扱わない
    出典 :トキソプラズマ症 - Wikipedia