治るがんになった胃がん、その治療と予防法

死亡率1位だった胃がんの死亡率が下がって2位に、その治療と予防法をまとめてみました。

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  • 死亡率1位が2位に

  • 胃がんは、かつて日本人が一番発生しやすく、死亡者数も男女ともに1位であったため恐れられていたがんでした。しかし現在では胃がんに関する知識が広まり、一般の人でも初期症状を理解していたり、人間ドックや健康診断などの機会に早期発見をしやすくなったりしたことによって、がんが小さいうちに発見をすることができ、手術をすればかなりの確率で治癒することができると言われています。
    死亡者数は肺がんに続いて2位の状態ですが、これは胃がんにかかる方の数が多いためです。しかし言い換えると、日本人がこれほどまでにかかりやすいがんであるはずなのに、死亡者数は1位ではない、むしろ減少傾向にあるという事実が、胃がんに関する医療の発達を物語っているのではないかと思います。
    出典 :胃がんになった有名人の一覧、紹介
  • 胃がんと闘った有名人

  • 王貞治さん(元プロ野球選手・監督、福岡ソフトバンクホークス球団取締役会長)

     

    2006年7月、胃に腫瘍があることを公表し、シリーズを離れて胃がん治療に専念。粘膜下層まで広がり、リンパ節への転移が認められていたため手術で切除しています。8月退院、2007年春に監督に復帰しました。

  • 宮迫博之さん(お笑いタレント)

     

    2012年11月上旬に人間ドックを受診し、がんが発見された。腹腔鏡による手術では、胃の3分の2を切除。術後、驚異の回復力で手術からわずか22日の12月29日に仕事復帰。

  • 逸見政孝さん(フリーアナウンサー、タレント)

     

    1993年1月、検査によりスキルス性の胃がんが判明。手術でがん細胞を取り除いたが後に胃がんの末期症状であるがん性腹膜炎を発症。手術や抗がん剤治療を施すものの、スキルス胃がんによるがん性悪液質によって、同年12月死去(享年49)。

  • 越路吹雪さん(シャンソン歌手)

     

    1980年6月、胃の痛みにより胃がんが発覚。本人には胃潰瘍とだけ知らせて胃の4/5を切除する手術が施されたものの、腹膜などへの転移があった末期がんの状態であり、11月死去(享年56)。

  • 胃がんの初期症状

  • 胃がんの初期症状についてですが、ごく小さいがんが粘膜だけにとどまっている場合、あるいは、少し進行しても、粘膜の外側に接した粘膜筋板という組織にとどまっている状態ならば、体に現れる異常は不定のものが多く、個人差もかなりあるようです。とくに胃がんというのは、「特有の症状」が見られませんので、早期、初期の段階では、単なる胃炎として市販薬などで対処してしまうことが多く、見逃しやすい傾向があります。
    出典 :胃がんの症状・初期について
  • 胃がんの早期発見

  • 胃がんの検診法には、胃X線検査と内視鏡検査、ペプシノーゲン法があります。胃X線検査は最も普及している検診法で、バリウムを飲んで胃を撮影して異常を認めた場合にはさらに内視鏡で精密検査を行います。胃内視鏡検査は胃X線検査より小さな胃がんの発見が可能で、初めから内視鏡検査で調べる検診も行われています。
    出典 :一般のみなさまへ | 日本消化器病学会
     

    40歳以上の人は積極的に検診を受けるようにいたしましょう。

  • 胃がんの治療法

  • 胃がんの治療法には、内視鏡治療や外科治療、抗がん剤治療、放射線治療、緩和治療などがあります。胃がんの基本的な治療法は外科治療で、がんを含めた胃の切除、周辺のリンパ節の切除を行います。胃がんの存在する部位や大きさなどにより胃を部分的に切除するか、全部切除するかが決められます。
    出典 :一般のみなさまへ | 日本消化器病学会
  • 胃がんの治療法としては手術で切除することが最も治療効果の高い治療法とされていますので、ほとんどの場合に手術が治療の選択肢に入ってきます。転移のない早期がんは手術だけでほぼ治癒することがわかっています。早期がんのなかでも小さな粘膜癌の場合は、手術ではなく胃カメラによる内視鏡的粘膜切除でも治癒が期待できます。
    出典 :胃がんの進行度と治療法 | 京都大学医学部消化管外科
  • 胃がんの予防法

  • 胃がんにかからないようにするには、危険因子(喫煙、塩分を多くとる)を避けることが大切です。つまり、タバコを吸わないこと、塩分をとりすぎないことなどで、胃がん発生の予防に役立ちます。なお、ピロリ菌について、現時点では除菌が胃がんの予防になるか否か明確になっておらず、国は今後、除菌の有用性について国内・国外の知見をもとに検討することとされています。どうしてもピロリ菌を除去したい場合は、お近くの医療機関にご相談ください。胃がんの予防には、危険因子を避けるとともに、野菜を増やしてバランスよく栄養をとるなど、生活習慣について感心を持つことも大切です。
     また、胃がんは、早期発見、早期治療によって、90%以上の人が治るといわれています。予防のためには胃がん検診をうけることがとても大切です。男女ともに40歳以上は年に1回、胃がん検診をうけましょう。
    出典 :胃がん検診について 受けよう!がん検診
  • 胃がん治療の専門医