肺癌の検査、確定から治療までの流れ

肺癌の検査、診断によって病気の度合いが判定され、それに沿って治療が進められていきます。肺癌のステージから治療方針はどんなものがあるのか調べてみました。

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  • 診断

  • 肺がん診断の流れ

     

    肺がんが疑われると、胸部X線検査や胸部CT検査により、異常な陰影が写っていないか、リンパ節の腫れがないか、胸水がたまっていないかなどを検査します。

    その結果、肺がんの疑いがあれば気管支鏡検査、胸腔鏡検査、生検などを行います。
    胸水がある場合には胸水を採って検査します。

  • ステージ

  • 治療はステージによって方針が違ってきます。

  • 癌の進み具合を、表す指標を病期(ステージ)と言います。
    出典 :肺がん(外科)
  • 病期分類ともいい、がんの大きさや他の臓器への広がり方でがんを分類し、がんの進行の程度を判定するための基準。
    出典 :ステージ/病期(びょうき):[がん情報サービス]
     

    がんの治療法を選ぶために判定したり、5年生存率を出すときの区分として用いたりします。

  • ステージI

  • 肺内に癌が限局しておりリンパ節に転移がないこと。
    出典 :肺がん(外科)
     

    他への転移が見られず、腫瘍も小さい状態。

  • ステージII

  • 肺内に癌が限局し肺内のリンパ節にのみ転移があるか、リンパ節に転移ないが癌が直接肺外の切除できる周囲に拡がっていること
    出典 :肺がん(外科)
     

    気管支周囲、肺門リンパ節に転移がある状態。

  • ステージIII

  • 他の臓器に転移はしていないが、ステージIIより進んだ状態
    出典 :肺がん(外科)
     

    縦隔のリンパ節に転移がある場合。
    反対側の肺のリンパ節や首の付け根のリンパ節に転移がある場合。

  • ステージIV

  • 他の臓器に転移している場合
    出典 :肺がん(外科)
     

    肺の中の別の場所、胸膜、悪性胸水や、脳、肝臓、副腎、骨などへ転移がある。

  • 治療方針

  • 肺がんの分類(非小細胞肺がん、小細胞肺がん)と病期(ステージ)に基づいて、全身の状態や年齢、心臓や肺の機能、合併症なども含めて総合的に検討して決定されます。
    出典 :肺がん 治療の選択:[がん情報サービス]
  • 病期と治療方法の関係

     

    肺癌では基本的に患者が 治療法を選択する事はできません。
    これは肺癌が他に転移しやすい特殊な事情があるためです。

  • 非小細胞肺がんの場合

  • I期からIII期の一部までの非小細胞肺癌は手術
    出典 :肺癌が疑われたら
     

    ステージ1からステージ2は手術。ステージ3でも状態によって手術がされる。
    3期は化学療法も同時に行なわれます。

  • II期では放射線治療と抗がん剤治療を組み合わせた治療が第一選択
    出典 :肺がん 治療の選択:[がん情報サービス]
     

    手術・放射線治療・抗がん剤治療を組み合わせて治療が行われます。手術によって完全にがん病巣をとり除くことができると判断され、体力(心臓や肺の機能、あるいは合併症の有無など)も手術が可能と判断された場合には手術が選択されます。

  • IV期は緩和療法と抗がん剤治療が治療の中心
    出典 :肺がん 治療の選択:[がん情報サービス]
     

    通常手術や胸部への根治的放射線治療を行うことはありません。
    抗がん剤治療や緩和療法によってがんの進行を遅らせ、症状を和らげ、できるだけ元気で日常生活が送れる時間をつくることを目指します。

  • 小細胞肺がんの場合

  • 限局型と進展型によって治療方針が異なります。

  • 限局型

  • 抗がん剤治療と胸部への放射線治療の併用

    抗がん剤治療 (
終了後に追加で予防的全脳照射を行うことがあります)

    手術(I期の場合)、多くの場合に術後抗がん剤治療を追加
    出典 :肺がん 治療の選択:[がん情報サービス]
     

    いずれかの治療が決められます。

  • 進展型

  • 抗がん剤治療と緩和療法が治療の中心
    出典 :肺がん 治療の選択:[がん情報サービス]
     

    小細胞肺がんは非小細胞肺がんに比べて抗がん剤に対する反応が良好なことが多いですが、根治することは不可能です。抗がん剤治療や緩和療法によって、がんの進行を遅らせ、症状を和らげ、できるだけ元気で日常生活が送れる時間をつくることを目指します。