不妊症の約5割は男に原因がある

「早く跡取りを生んでくれないと困るのよ!!」ドラマではよくお姑さんがお嫁さんに発しているセリフですが、不妊症の原因が女性にあるとは限りません。

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  • 不妊症は少なくとも1年間以上、避妊をしていないのに妊娠しない状態です。子どもを望んでいるカップルの10組に1組以上が不妊に悩んでいると言われています。

    ドラマではよく、なかなか赤ちゃんができないとき、お姑さんがお嫁さんを責めるというシーンが出てきますが、不妊の原因が女性のみにあるのは41%で半分に満たない状況です。
    不妊の原因が男性のみにあることが24%、男性にも女性にも原因がある場合が24%、原因が不明のものが11%です。つまり約半分が男性にも原因があるのです。

    現在、精子の数が激減状態にあることが危惧されています。
    このまま減り続けると、不妊に悩むカップルがどんどん急増する可能性があります。

    一昔前は精子濃度の基準値は1億/ml以上でした。それが1999年は4分の1以下の 2000万/ml以上、2010年には1500万/ml以上となりました。
    (基準値とは多数の健常者の測定値から上限・下限の2.5%ずつを除いた残りの95%の範囲)

    また、精子の形も頭が二股に割れていたり、歪なものが増えている、精子はいるのだが動きが悪いことが多いと言う報告もあります。

    不妊症に悩む場合、妻だけでなく夫である男性も受診する必要があります。
    男性が婦人科に行くの?と抵抗はあると思います。
    日本生殖医学会が認定する生殖医療専門医は平成23年で423名、そのうち泌尿器科医はわずか35名です。1都道府県に1人に満たないと言う計算になります。
    ちなみに九州には一人もいません。
    35人中大阪府が9人、神奈川県が6人と偏っています。
    近くの病院に泌尿器科の生殖医療専門医がいれば、泌尿器科で検査や治療が可能ですが、そうでなければ、遠方まで時間と交通費をかけていかなければなりません。

    これでは男性に原因があることを見逃しているかもしれません。実際にはもっと多くが男性が原因だと言う可能性もあるのではないでしょうか?

    なにかと女性のせいにされがちな不妊症ですが、現在約半分が男性にも原因があるのです。
    そして今後ますます男性が原因の不妊症が増えると予想されます。