オリンピック熱・・・4年に1度の肺炎というのがあります!

マイコプラズマ感染症による肺炎は、かつて夏期オリンピックが行われる年に流行する(4年に1度流行する)傾向がありました。しかし2000年以降から現在にかけては、規模の大小はありつつも徐々に増加の一途を辿っています。マイコプラズマ肺炎とは、一般的に知られている肺炎とどう違うのでしょうか?

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  • そもそも、マイコプラズマって、何?

  • マイコプラズマ目に属する微生物群。細菌濾過(ろか)器を通過し、細胞壁を欠くことから、ウイルスと細菌との中間に位置するものと考えられる。グラム陰性で熱に弱い。四〇種以上知られ、動物に肺炎・関節炎、植物に萎黄(いおう)病・天狗巣病などを起こす。
    出典 :マイコプラズマとは - 生物学用語 Weblio辞書
  • 例えば「インフルンザ」と聞かされると、それ自体が病名のように思われますが、ご承知のように細菌の名称です。同様にマイコプラズマも細菌の一種?・・・ところが「ウイルスと細菌の中間」と言われています。細菌でもウィルスでもない病源体と言えば良いでしょうか?

  • 外来治療で可能?他の人にうつらないの?

  • マイコプラズマ肺炎は飛沫感染します。しかしインフルエンザのような「空気感染」による比率は極めて少ないようです。有り得るケースは、感染した人が咳をしたとして、その近くにいた場合や、感染した人の分泌物に触れてしまい、そのまま口や鼻等の粘膜に触ってしまうとか「濃厚接触」による感染が殆どです。

  • マイコプラズマ肺炎の症状は、どんなものなのでしょうか?

  • 年齢別では、10代から30代くらいの若い世代がよく罹る傾向があります。それは何故かというと、学校や職場等「集団生活」が中心な人達なので、その間で流行するようです。症状が殆ど風邪と似ていて重症化することもあまりない為、見過ごされてしまいがちです。ただしマイコプラズマは他の細菌と異なって「細胞壁」というものがありません。その為に細胞壁に作用して治療効果を発揮する抗生物質が効かずに、稀ではありますが髄膜炎といった重い病気に進行する可能性も無きにしも非ずという危険性も含んでいます。症状は、38度以上の高熱、痰を伴わない乾いた咳、特に咳については激しいものが長期間にわたって続き、痛みが伴う事さえあります。診断には血液検査を行います。

  • 赤ちゃんや年配者も、気をつけたほうがいいのでしょうか?

  • マイコプラズマ肺炎の治療には、どのような方法があるの?

  • マイコプラズマに対して有効な抗菌薬を処方します。普通の細菌感染等に用いるペニシリンやセフェム等の投薬は効き目がない為、マクロライド、テトラサイクリン等の投薬をします。とにかく早期診断と治療をすれば外来通院で完治する病気です。完治には2週間程度の服薬が必要です。必ず医師の指導、処方を守るよう心掛けて下さい。

  • 201212 3 248健康講座 マイコプラズマ肺炎 - YouTube

     

    分かりやすい動画です。

  • マイコプラズマ肺炎の予防法は?