【知らないと怖い!!】人工中絶リスクあれこれ

あなはた『人工中絶リスク』についてどれだけご存知ですか?
現在国内では年間24万件超の中絶手術が行われています。これだけ多くの女性が中絶手術を受けているわけですが、その中で、人口中絶のリスクについて熟知している人はどれだけいるでしょうか?
『人工中絶リスク』についてまとめてみました。

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  • 【人工中絶】妊娠週数によって手術内容が異なる

  • まず、人工中絶リスクを知るうえで、どのような中絶手術が行われるのかについて見ていきましょう。

  • ■初期中絶手術(~妊娠11週目程度まで)
    中絶手術方法というと、「吸引法」と「掻爬(そうは)法」という言葉を思い浮かべるかたが多いと思いますが、これは妊娠11週目程度までに行なう「初期中絶手術」の方法です。
    出典 :初期~中期の人工中絶手術の方法
  • 掻爬(そうは)法……スプーン状の器具を用い、子宮内の妊娠組織を掻き出すという方法です。
    吸引法……吸引キュレットを子宮内に入れて、子宮内の妊娠組織を吸引する方法です。
    出典 :初期~中期の人工中絶手術の方法
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    左図は掻爬法の手術手順です。スプーン状の器具で子宮内を掻き出すイメージです。

  • ■中期中絶手術(妊娠12週程度~)
    妊娠12週目程度を過ぎてから行なう中絶手術を「中期中絶」といいます。初期中絶手術と違い、出産と同じような形で行ないます。
    出典 :初期~中期の人工中絶手術の方法
  • まず子宮頸管を開く処置を行います。当院ではダイラパンという直径4mmの細い棒を1本頸管内に挿入します。そうすることにより翌朝までに頸管が無理なくゆっくりと拡張されます。
    出典 :流産・人工妊娠中絶について|神戸市東灘区の産科・婦人科 ナカムラクリニック
  • 前日に挿入したダイラパンを抜去します。その際、出血及び感染兆候の有無を確認し、問題なければ再度ダイラパンを今度は前日より多い本数(3~5本程度)挿入します。
    出典 :流産・人工妊娠中絶について|神戸市東灘区の産科・婦人科 ナカムラクリニック
  • 前日に挿入したダイラパンを抜去し、子宮収縮作用のあるプレグランディン膣坐剤を3時間おきに1錠ずつ膣内に挿入します。しばらくすると子宮収縮による陣痛様の痛みが始まります。多くは半日以内に胎児と胎盤が出てきます。
    出典 :流産・人工妊娠中絶について|神戸市東灘区の産科・婦人科 ナカムラクリニック
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    中期中絶手術では、薬で人工的に陣痛を起こして胎児を排出させます。形式は『出産』と同じです。

  • 【時期別】人工中絶リスクについて

  • 【初期中絶のリスク】
    麻酔によるアレルギー
    子宮内への妊娠組織の遺残
    子宮内感染
    子宮穿孔(子宮に穴があく事) 等
    出典 :中絶手術の後遺症等リスクについて
  • 【中期中絶のリスク】
    子宮頚管裂傷
    子宮破裂(陣痛が強すぎた場合)
    子宮の収縮不全などによる多量出血
    子宮内感染 等
    出典 :中絶手術の後遺症等リスクについて
  • 妊娠週数によって手術内容も異なるため、あわせて手術リスクも異なってくることがわかりますね。では次に、これらの手術リスクについてもう少し詳細に見ていきましょう。

  • ■ 中絶手術後に見られる後遺症
    人工妊娠中絶の術後にはどんな後遺症が考えられるでしょう。すぐあとに合併症にかかる女性は多く存在しています。 100種類以上ある合併症には軽い症状のものと重い症状のものがあります。
    出典 :中絶による後遺症は、100種類以上あることを知っておきましょう
     

    軽度のものも含めると、なんと『100種類以上』のリスクが存在します。これだけ多いと自覚することも難しそうですね。

  • 「軽い」症状としては、胃腸障害、吐き気、慢性腹痛、発熱、出血、感染症、Rh敏感症などがあります。 そして「重い」症状としては、感染症、大量出血、塞栓症、穿孔、麻酔による合併症、痙攣、出血、子宮頸部の損傷、内毒素ショックなどがあります。
    出典 :中絶による後遺症は、100種類以上あることを知っておきましょう
  • 手術後に起こる合併症は、ほとんどの場合が治療可能です。しかし、重篤な生殖器の損傷になると、治療が長引くこともあります。 感染症にかかった場合は、腹痛をひきおこす恐れがあり、その後、子宮外妊娠になりやすくなります。
    出典 :中絶による後遺症は、100種類以上あることを知っておきましょう
     

    『子宮外妊娠』とは文字通り『子宮の外』に受精卵が着床し妊娠してしまうことです。子宮外に着床した場合、赤ちゃんは正常に成長することができなくなります。

  • ■ 子宮穿孔
    妊娠している子宮は胎児を大きく育てる為に非常に柔らかくなっています。この為、比較的安全な吸引法でも子宮穿孔の危険性はあります。
    出典 :人工妊娠中絶手術 名古屋 クリニックロタージェ
  • 妊娠した子宮は通常よりも軟らかく変化しています。 そのため金属製の器具を使用するので子宮に孔が空いてしまう子宮穿孔の可能性が高くなります。 子宮は筋肉なので小さな孔であればそのまま様子を見ることで収縮して自然に閉鎖しますが、大きくなると出血が多くなり開腹して孔を縫合する必要があります。
    出典 :流産手術
     

    子宮は本来、赤ちゃんを育てる非常に大切な器官です。中絶手術によってダメージを負ってしまった場合、その後再度妊娠したいと思った際に、正常に機能しない可能性もあるのです。

  • 子宮のすぐ上には小腸や大腸がありますが、子宮と貫通して腸管を突き刺すと腹膜炎などが発生するのでやはり開腹手術が必要となります。 ”数分でおわる手術である”と術者が気を抜いてしまうことがもっとも危険なことです。
    出典 :流産手術
  • ■子宮頚管裂傷
    子宮口はお産を経験していない方は、ピンホールの様に閉じています。小さな穴に無理やり吸引機を入れたりすると子宮口が傷つきます。これを予防する為に処置の前日夕方頃に来院して頂きます。
    出典 :人工妊娠中絶手術 名古屋 クリニックロタージェ
  • いかがですか?
    これらは手術リスクのほんの一例ではありますが、いずれも生殖器である『子宮』にダメージを負っていることがわかりますね。『中絶手術』は単純に『妊娠前の状態に戻す』だけの手術ではないのです。

  • このようなことを防ぐためにも、中絶手術をしなければいけなくなる前にきちんとした避妊法を学習し、確実な避妊を行うことが大切です。同じ失敗を繰り返さないよう今後の避妊法について、しっかり検討するようにしましょう。
    出典 :中絶手術の後遺症等リスクについて
     

    中絶手術も『手術』である以上、必ず何かしらかのリスクは伴います。中絶手術があるから、と安易な考えをもたず、妊娠を望まない場合はしっかりと避妊を行うことが何より大切です。