病気の予防、健康管理には健康診断の受診から。検診の種類から検診結果の見方まで総まとめ

手遅れになる前に、病気の早期発見に、健康管理に欠かせないのが、「健康診断」ですよね。健康診断で検査するポイント、そしてその結果の見方など、健康診断にまつわるいろはを総まとめ。

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  • 健康診断とは、そもそも、診察および各種の検査によって健康状態を評価することで健康の維持や疾患の予防・早期発見に役立てるもの。略して、健診・健康診査とも呼ばれています。
    健康管理にとても大切な健康診断についておさらいします。

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    健康診断は、学校や職場、自治体などで義務付けられています。

  • 健康診断で受診すべき項目って?

  • 健康診断で受診すべき項目には5つのものがあります。

    厚生科学研究班が一般向けに作成したガイドライン(Minds医療情報サービス)に受診すべき健診5項目と対象疾患について解説があります。

    1.喫煙に関する問診(対象疾患:喫煙行為)
    2.身長・体重(対象疾患:肥満、その結果として生じる疾患)
    3.血中脂質(対象疾患:脂質異常症)
    4.血圧(対象疾患:高血圧症、高血圧症に続発する疾患)
    5.空腹時血糖・グリコヘモグロビンHbA1c(対象疾患:糖尿病

  • 健康診断にはどんなものがあるの?

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    けんぽは検診の実施だけでなく、様々な健康情報も発信しています。

  • たとえば、全国健康保険協会(けんぽ)によると、生活習慣病の予防などを目的として、様々な検診が準備されています。
    (以下、被保険者を対象としたものを紹介します)

  • (1)一般健診

    年1回の定期健診で最も身近な検診です。

    診察や尿、血液を採取しての検査、胸や胃のレントゲン検査など約30項目の全般的な検査を行います。
    受診の対象者は、受診年度において35歳~74歳の方。

  • (2)付加健診

    一般健診に加えてさらに検査項目を増やしたもので、病気の早期発見や生活習慣改善などの健康管理に活かします。
    受診の対象者は、一般健診を受診する方のうち、当該年度において40歳及び50歳の方。

  • (3)乳がん・子宮頸がん検診

    問診・視診・触診・乳房エックス線検査(マンモグラフィー)による乳がん検査、子宮細胞診(スメア方式)による子宮頸がん検査を行います。
    女性には欠かせない検査ですね。
    対象者は、一般健診を受診する40歳以上の偶数年齢の女性で受診を希望する方。

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    マンモグラフィ検査は、女性なら受けておきたいもの。また日頃から乳房のセルフチェックも大切です。

  • (4)子宮頸がん検診(単独受診)

    問診・子宮細胞診(スメア方式)による子宮頸がん検査を行います。

    対象者は、20~38歳の偶数年齢の女性で受診を希望する方。
    ※36歳~38歳の方で一般健診を受けられる方は一般健診と併せて受診することもできます。

  • (5)肝炎ウイルス検査(任意検査)

    B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスへの感染の有無を調べるための検査です。特にC型肝炎ウイルスは、肝硬変・肝がんを進行させるとされ、国の緊急対策として今まで肝炎検査を受けたことのない方を対象に希望者本人の申込みにより検査を行っています。

    対象者は、下記の1~3のいずれかに該当する方のうち、検査を希望される方。
    だだし、過去にC型肝炎ウイルス検査を受けたことがある方を除きます。

    1.一般健診を受診する方で、当年度において35歳以上の方。   
    2.一般健診を受診する方で、広範な外科的処置を受けたことがある方、又は妊娠若しくは分娩の時に多量に出血した経験のある方。
    3.一般健診を受診された方で、健診結果においてGPTの値が36U/l以上であった方。

  • せっかく受けた健康診断。その結果はどう見るの?

  • 健康診断の結果は、受け取ってほっとしたりドキッとしたり人によってさまざまですね。
    健康診断結果は、耳慣れない言葉や、数字の羅列でちょっとわかりにくいかものです。
    各項目の見方を理解して、健康管理に生かすことが大切です。

  • 健診は受けたらそれで終わりというものではありません。
    受診した今は自覚症状がなくても、目に見えないかたちで体がサインを出していることがあります。特に生活習慣病は、長期にわたって自覚症状がほとんどなく、気づいたときにはかなり悪化していることが多いものです。

    検査結果の検査値の意味を理解し、その結果を生活習慣の改善や治療につなげてこそ、健診を受けた意義があります。毎年定期的に健診を受け、検査値の変化に注意を払うことは、病気の予防や早期発見に大変重要です。