神経膠腫の治療~基本的な治療から最新医療までのまとめ~

神経膠腫の治療について手術・化学療法・放射線療法などの治療から最新医療までまとめたいと思います
完治が難しいと言われる神経膠腫ですが、日々さまざまな研究がされ新しい治療法も出てきているようです
早期発見が要なので、症状が見られたらすぐに受診し、進行を助長するような不規則な生活を改めましょう

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  • 神経膠腫の治療(手術)

  • 一般的に、手術、放射線治療、化学療法などを組み合わせた治療が行われます。グリオーマは、正常脳に浸潤する形で発育し、また脳組織は部位により重要な働きが局在しているため、手術による腫瘍の全摘出は多くの場合不可能です。したがって、残存した腫瘍に対する適切な対処が必要になります。
    出典 :千葉大学脳神経外科 : 当科の診療・研究の特徴 : 脳腫瘍 : グリオーマ
     

    神経機能を温存した摘出術を行うことが重要になるそうです

  • 如何に腫瘍を残さず摘出するかが治療成績を左右する疾患であり、手術中に頭部MRI検査を行い、かつ手術操作の位置情報を提供するナビゲーションシステムを備えたインテリジェント手術室を使用してできる限りの腫瘍摘出が行えるようシステムを整えて治療を行っております。
    出典 :脳腫瘍:東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科
     

    東京女子医科大学の脳外科手術は、術中MRIで腫瘍の正確な位置が掴めることにより、術後5年生存率が飛躍的に向上したとのことです

  • 神経膠腫の治療(放射線治療)

  • 神経膠腫の治療~放射線療法~

     

    手術で腫瘍を摘出しても、放射線治療も行われることが多いようです

  • 星細胞腫グレード3と星細胞腫グレード4(膠芽腫)においては術後に放射線治療を行います。それ以外の腫瘍では、放射線治療は早期には行わず、再発時の切り札として温存しておきます。
    出典 :千葉大学脳神経外科 : 当科の診療・研究の特徴 : 脳腫瘍 : グリオーマ
     

    悪性度の低いグリオーマにおいては放射線治療の効果は不十分で、場合によっては悪性化を加速することがあるのだそうです

  • 神経膠腫の治療(化学療法)

  • 神経膠腫の治療の原則は、手術により腫瘍をできるだけ摘出することが最も重要ですが、その後放射線治療や化学療法を行う必要があります。最近、神経膠腫に有効である化学療法が開発され、日本でも認可されました。PCV療法という治療法とテモダールという薬剤です。
    出典 :脳腫瘍に対する化学療法について-佐賀大学医学部脳神経外科-
     

    最近の神経膠腫の遺伝子異常を解析する研究で、第1染色体長腕に欠失が存在する乏突起膠腫や混合型の神経膠腫は、比較的予後が良好で上記の治療法が効果的なようです

  • 化学療法は第一選択としてテモゾロマイド(薬剤名:テモダール)を使用します。このお薬は経口薬と注射薬があります。一般的には経口薬を使用しますが、症状により経口摂取が不可能な場合には注射剤を使用します。
    出典 :当院におけるグリオーマの化学療法|病気の話 診断と治療|医療法人社団 三喜会 横浜新緑総合病院
     

    比較的、副作用の軽い抗がん剤だと言われているようです

  • 乏突起膠腫の遺伝子解析とPAV療法

     

    左側:乏突起膠腫の遺伝子解析を行ったもの
    右側上段:手術後再発したときのMRI検査(左前前葉に腫瘍)
    右側下段:PAV療法を4回行った後のMRI画像
        ※腫瘍が画像上見えなくなっています

  • 最新医療による神経膠腫の治療法

  • 新規薬剤投与法CEDによる治療

     

    薬剤を持続陽圧下に脳細胞間隙に局所注入し高濃度かつ広範囲の薬剤分布を得る治療法
    実際に中学生男児の悪性神経膠腫の脳幹部再発に対し、腫瘍消退や複視・失調症状の軽快が見られたとのことです

  • これから期待される神経膠腫の治療

  • 岡山大学脳神経外科の脳腫瘍研究グループが、悪性グリオーマの薬として、現在開発段階のシレンジタイドという薬の抗腫瘍薬についてのメカニズムを遺伝子レベルで解明した。
    出典 :難治性脳腫瘍の新薬メカニズムを遺伝子レベルで解明したと発表 - QLifePro 医療ニュース
     

    悪性グリオーマは完治するための治療薬がないため様々な研究が行われているそうです
    これは2013年4月の発表ですが、完治する治療法が実現されることを願います

  • フコダイン療法

  • 今、世界中で注目されている【フコイダン療法】1996年の第55回日本癌学会において「フコイダンの抗がん作用」が正常細胞に影響を与えず、がん細胞だけを自滅させる「アポトーシス誘導作用」があるという研究結果が発表されて以来、がん治療は飛躍し続けています。
    出典 :フコイダン療法とは|癌治療に迷ったらがん治療と併用するフコイダン療法
     

    副作用がなく手軽に始められるというのがメリットのようですが、フコダイン療法を語った高額サプリなどの詐欺まがいの商品もあるようなので、十分注意しましょう

  • 神経膠腫を進行させないために

  • 脳腫瘍の原因は遺伝子の変異とされていますが、それ以上のことは現在でも不明です。ただし、腫瘍の進行を助長するものとして、高たんぱく・高脂肪食品の過剰摂取、過度のストレス、喫煙などがあげられています。
    出典 :脳腫瘍|種類|原因|症状|検査
     

    早期発見できれば、それだけ治療もしやすくなります
    おかしいなと思ったら受診し、健康的な生活を心がけて脳に優しく過ごしましょう