禁止麻酔薬二歳児死亡! 子ども55人に投与 東京女子医大病院

人の命を救うべき病院で、痛ましい事故が起きてしまいました。原因は禁止麻酔薬。子ども55人に投与されていたと分かったこの麻酔薬、いったいないがいけないのでしょうか?

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  • 起きてしまった不祥事

  • 東京女子医大病院(東京都新宿区)で2月、首の手術を受けた男児(2)が、3日後に死亡していたことがわかった。同病院によると、男児は2月18日に首のリンパ管腫の手術を受けた。その後、集中治療室で経過をみていたところ、21日に急性循環不全を起こして死亡した。院内調査の結果、鎮静剤「プロポフォール」が作用した可能性があるという。
    出典 :首の手術受けた2歳死亡、鎮静剤が原因か 東京女子医大:朝日新聞デジタル
  • 禁止麻酔薬を使われていたのは、一人ではなく数十人

  • 東京女子医大病院(東京都新宿区)が2009年からの5年間に、麻酔薬「プロポフォール」を使用禁止の条件に反して小児患者63人に使用していた問題で、このうち12人が投与された後に死亡していたことがわかった。病院側は「投与と死亡との因果関係はないとみられる」としている。永井厚志・病院長らが12日に会見し、明らかにした。
    出典 :禁止麻酔薬投与の小児12人死亡 数日~3年の間に:朝日新聞デジタル
     

    被害は一人だけではありませんでした。

  • こういった事件は二度と起こらないようにすべきですし、そのための努力が必要です。では、禁止されている麻酔薬について知ることで、事故を未然に防げるようになりましょう。

  • 禁止麻酔薬ってなに?

  • 即効性のあるプロポフォールは外来麻酔として広く使われているため、投与された経験がある人は大勢いる。経験者の約3分の1は記憶がなく、約3分の1は夢を見たが内容までは思い出せないという。
    出典 :マイケルを死に追いやった麻酔薬プロポフォールの脅威 | アメリカ | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
     

    今回問題となったプロポフォールは、麻酔薬の一種です。効果が強く、扱いには注意が必要な薬品です。

  • 子どもは大人に比べて体が弱く、そして体が小さいので薬の効き目や副作用が出やすいという特徴をもっています。そのため、子どもへの使用には細心の注意を払うか、もしくは使ってはいけない薬もたくさんあるのです。

  • じつは、海外での症例で子どもへの使用に問題があった

  • プロポフォールは小児の死亡例が海外で報告され、代わりの麻酔薬を使うのが一般的とされる。都内の大学病院の麻酔科教授は「麻酔の専門家が知らないはずがない常識。日本の医療をリードする病院で、なぜ使ったのか驚く」と話す。
    出典 :【プロポフォール】東京女子医大の不正麻酔、説明せず投与か
     

    残念なことに、日本の医療は薬の認可を得られるまでが遅いため、決して世界の最先端を進んでいるとはいえません。とくに薬の部分については未認可だったり海外での症例や実験結果をもとに探り探りで使っているものも多いのが現状です。

  • あのマイケル・ジャクソンの死の原因でもある

  • マイケルの場合、プロポフォールは心不全を引き起こした。この薬は他の麻酔薬とは違い、解毒効果のある薬がないため、過剰摂取した人を簡単に助ける方法はない。プロポフォールの乱用者25人を対象としたある研究では、7人が死亡している。
    出典 :マイケルを死に追いやった麻酔薬プロポフォールの脅威 | アメリカ | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
     

    プロポフォールは常用性も強く、アメリカでもその扱いは大きな問題となっています。大人でも危険な薬を、子どもに使うのは決して簡単なことではありません。

  • こうした事件、事故の裏には、病院や医師の怠慢や説明不足などの不手際があります。ですが、日頃から危険な薬について興味をもって勉強していれば、手術を受ける前の説明段階できちんと確認し、転院させるなりの対処ができたはずなのです。なにか起こってからでは遅いので、なにかが起こらないように、子どものためにできることを増やしましょう。